2013年12月13日(金) 17時35分11秒

籍がない

テーマ:10F支配人兼作家 米澤
 慌ただしい師走も既に中旬。街の表通りは美しいイルミネーションで彩られ、どこからか聴きなれた愉しい曲が流れてくる。冬の恋人たちが微笑みながら通りを行き交う。決して色褪せることのないクリスマス・ソングがなぜか心に突き刺さる。今年もまた寂しい季節がやってきた。
LucianoShow10F支配人米澤です。

ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-街中

 昨夜は久々に痛飲してしまった。めずらしく記憶が飛んでいる。重いからだで我が職場、赤坂ルチアーノショーへと向かった。
10F、エレベーターを降りていつものようにロッカールームに入って驚いた。私のロッカーから名札が外されている。扉をあけると中にあるはずの制服が消えている。いったいどうしたというのだ。
飛んでいる昨夜の記憶を少しずつ手繰り寄せた。

 ―VIP客の前で懸命にパフォーマンスをするマイク・タケダがステージに立っている。繰り出すギャグがことごとくスベりまくり、冷たい失笑が聞こえてくる。フロアの隅には片手で両目を覆う私の姿―

ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-タケダ

 あぁ、やってしまった。昨夜はルチアーノショー3周年の記念パーティーであったのだが、恐れていたことが起こった。大失敗である。もはや支配人としての居場所はない、‘籍がない’のだ。かくなる上は潔く静かに立ち去ろう。さらば、愛するルチアーノショーよ。


 嫌な夢を見た、全身が汗で濡れている。恐ろしくプレッシャーを感じているのだろう。パーティー当日まであと数日、やはり不安なのだ。たまらず、先日チャーリーから貰った革の手袋を握りしめた。まだ一度も使っていない、これからしっかりと役立ってくれるはずだ。厳しい冬が終わるまでは、強く生きていようと思った。

ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-手袋

 私が弱気でどうするのだ。マイク・タケダならやってくれる、スタッフたちを信じるのだ。マイク・タケダよ、君に全てを託そう。失敗を恐れることはない、責任は私が取る、思いのままに演じるがいい。

信じられぬと嘆くよりも
人を信じて傷つくほうがいい
人は悲しみが多いほど
人には優しくできるのだから  (海援隊「贈る言葉」より)

 「そういうことだよ」

何処からかあの舞台監督(おとこ)の呟きが聴こえた、気がした。

 さて、いよいよ迎える赤坂ルチアーノショー3周年。3年間の集大成をお届けいたします。何かが起こる12月17日、ルチアーノショーがご用意した今年最高の贈り物、しっかりとお受け取り下さい。

ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-ダンサー

 それでは今夜のBGMを。Christmas Eve by Tatsurou Yamashita

 皆さまのご来店をお待ちしております。
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