2013年08月23日(金) 00時36分21秒

今宵の赤坂はSwingにのって。Sing. Sing? Sing! and I Think.

テーマ:専属カメラマン☆チャーリーの寄稿ブログ
ルチアーノショーの武田です。

昨日のブログでも、お伝えしたとおり本日の9Fグリル&シガーバーは、
『Fillico Salone~フィリコ サローネ~』キックオフパーティーでした。

パーティーの始まりを告げた、ショーナンバー。

それを今回のルチアーノショー専属カメラマン、
チャーリーさんの寄稿ブログで取り上げます。

二夜連続の寄稿ブログ。
どうぞ、お楽しみ下さい。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

ルチアーノショー創業以来、踊り子達がひたすらに踏み続けているステップがある。
その曲は“Sing, Sing, Sing”

Swingの帝王、ベニー・グッドマンの名曲だ。
禁酒法時代さながらの、愛とロマンと哀愁漂うルチアーノショーは、ここ赤坂にグッドマンのリズムを刻み続けること早3年が経とうとしている。

Sing, Sing, Singが流れると、ダイニングの人々は手を休め、カトラリーを置いて賛辞の拍手を贈る。
パスタ、スープ、メインディッシュを問わず、観客はそのリズムに歓喜の合図を贈る。

80年もの歴史を封じ込めたSwingの名曲は、50年~100年の葡萄酒を閉じ込めたルイ13世の輝きにも負けず劣らず、その時代のドラマを余すことなく呼び起こしてくれる。

2012年の夏、Sing, Sing, Singに魅せられた私チャーリーとマイク・タケダの対談が実現した。

$ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-チャーリー、タケダ対談

本日のBGMは言うまでもなく "Sing, Sing, Sing" by Benny Goodman

合わせるのはレンズのフォーカスじゃないんだ。心のピントさ。

マイク・タケダ:普段何をメインに撮影していますか?
チャーリー:ブツ撮りも含め、美しいものは何でも撮るよ。料理やグラス、ジュエリー。特に綺麗な女性は最高だ。美しいものは日常にないインスピレーションを与えてくれるんだ。
マイク・タケダ:最近の作品では「0957」と呼ばれる「Sing. Sing? Sing!」は素晴らしいですね。
チャーリー:フランスとジャマイカの混血女性の絵だね。シャンティというショーダンサーだ。とても気に入っているよ。シャッターを切れば心の中でたちまちSing Sing Singが流れ出したんだ。グッドマンのSwingの名曲タイトルをそのままにキャッチにした。
マイク・タケダ:そこに続く「and I Think.」にはどんなメッセージが込められていますか?
チャーリー:そのまま「歌う。歌うの?歌うよ!」と始まって「そして、私は考えます。」だ。今の時代は複雑だ。歌うだけでは解決しない問題が山積みだろ?ただのダンサーなら「and I swing.」でもいいんだろうけど、ルチアーノショーのダンサーはちゃんと考えて「今」を生きている。カメラを構えて向き合えば、それはすぐに伝わってくるよ。
マイク・タケダ:歌って踊るだけの時代ではないということですね。とても特徴的な色調ですが、何かモチーフとなったものはありますか?
チャーリー:完全オリジナルだ。今回彼女のために考えた色調だ。ジャマイキーだろ?私も一応 I Think.ってことさ(笑)。
マイク・タケダ:シカゴ、ニューオリンズ、ブルックリンな印象があります。
チャーリー:そうだね。肌の色がそう感じさせるんだと思うよ。だからとてもJazzyなんだ。かといって彼女はBluesじゃない。躍動感がありSwingがとても良く似合う。まるで1936年だね。
マイク・タケダ:なるほど。他に特にPhotoshop作業はしましたか?
チャーリー:私は写真をいじらない。特にショーダンサーの撮影は、一瞬の魅力をキャッチしなくてはならない。ショーと同じでどんなシーンも見逃しちゃいけないんだ。写真にとっては無茶な照明でも、それはありのままのショーダンサーを伝える上で重要な要素なんだ。モデル撮影とは違うしね。だから私はいじらない。色調もモノクロに落として、全体に均一に色を付けただけだ。

Sing. Sing? Sing!
and I Think.

私は、完成した絵面を見て、いい絵だろ?って得意げに振る舞うだけなんだ(笑)。
本当に素晴らしいのは、元々輝いている彼女達なんだよ。


マイク・タケダ:今は軽く撮って後から修正という時代ですが、何か潔さがありますね。
チャーリー:私はPhotoshopの使い方がわからないだけさ(笑)。もし衣装にホコリが付いていようと破れていようと、事実のままの方が美しい。なぜなら衣装のカタログ撮りじゃないんだから。踊ってるのにシワ一つない衣装なんてあり得ないしね。
マイク・タケダ:ヘアメイクは別途雇ったんですか?
チャーリー:いや。本人が自分で創ったよ。自分の魅力を自分自身がよく理解している。そういう人は撮りやすい。自分の魅せ方も知っている。カメラを構えて30秒で完全な本番だ。だから私は大した仕事をしていない(笑)。私は、完成した絵面を見て、いい絵だろ?って得意げに振る舞うだけなんだ(笑)。本当に素晴らしいのは、元々輝いている彼女達なんだよ。
マイク・タケダ:本人が「私がこんなに綺麗だったなんて」と驚いたショーダンサー(ユリア)がいると聞きましたが。
チャーリー:日本に長く住みすぎて「謙遜」ってのを覚えたんだろ(笑)。私は写真をいじらないから、写真が実物を超えることはない。写真が美しいということは、本人は少なくともその写真以上に美しいってことさ。
マイク・タケダ:あなたが、本人が鏡を見る以上の細かい分解能を持っているのではありませんか?
チャーリー:「私のタイミング」ってやつさ。もっともその女性に惚れ込んでいる旦那や彼はその写真をいいって言うとは限らないしね。彼らには毎日もっといい表情を見せているに違いない。
マイク・タケダ:普段見せない一面ということも。
チャーリー:もちろんあり得るよ。誰と向き合うかで表情もオーラも変わる。回しっぱなしのビデオなら1秒間に30コマ連写しているからいい表情を捕らえやすい。写真はなかなかそうはいかない。シャッターチャンスだと思っても、シャッタースピード以上の早さで人の表情は変化している。シャッターを切る頃には手遅れなことが多い。そして時として後悔する。その繰り返しだ。
マイク・タケダ:今回のシャッタースピードは?
チャーリー:1/80秒だ。手持ちだよ。人間の瞬きより遅いね。
マイク・タケダ:3600万画素カメラと聞きましたが、手持ちではなかなか大変ですね?
チャーリー:原寸で良く見りゃ若干ブレてるよ。三脚とレリーズで撮っても、シャッターの振動でブレるくらいだからね。でも私が合わせるのはレンズのフォーカスじゃないんだ。心のピントさ。それさえ合えばお互いに悔いは残らない。ただ正直に言うと、みんな機械のように静止してくれる被写体だったから助かったよ(笑)。新しい時代のカメラに対応している人達だ(笑)。肝心なカメラマンが対応していないんだ(笑)。
マイク・タケダ:終わりよければ全てよしでしょうか(笑)。
チャーリー:そういうことだ(笑)。カメラマンと被写体は常にセットだ。彼女達は私に足りないものを補ってくれるんだ。だからシャッターチャンスを逃すことは恩を仇で返すようなものだ。
マイク・タケダ:なるほど。ありがとうございました。また素晴らしい作品を楽しみにしています。
チャーリー:こちらこそありがとう。私もいい被写体を楽しみにしているよ(笑)。

舞台監督は言った。
——— 歌って踊るだけの時代は終わった。よく考えるんだ。 ———

——— 遅れちゃった。忘れちゃった。じゃ済まない。君たちが踊るために、ステージを掃除して待ってる人達がいるんだよ。じゃぁ君たちはトイレ掃除してお客さんを待つのかい? みんなに支えられてるんだ。スポットを浴びる、拍手を頂戴するってのはそういうことなんだよ。 ———

——— 偽りのないその眼差しこそがルチアーノショーだ。お客さんの目を見る自信がなくなったら終わりだよ。そのためには裏付けが必要だ。“日々の精進”だ。「誰にも負けない」ね。 ———

どこまでも馬鹿正直で、真っ向から客席と向かい合う舞台監督。

私はいつも鏡に向かって問いかける。
胸を張ってルチアーノショーのカメラマンだと名乗れるか。
答えはイエスだ。
技術じゃない。私には誰にも負けない情熱がある。

いや、それしかないからこそ、今日もまたルチアーノショーにレンズを向けるんだ。
芸術とか感性とかそんな感覚じゃない。もはや“報道”だ。
ルチアーノショーが存在するという事実をただひたすらに“報道”することが私の使命だ。

今宵も酔いどれ、“ルチアーノショーで夕食を”

Photographer: Charlie

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
如何でしたか?

今回は異色の対談回。
ご来店頂いたお客様には、何回かお見せしたことのある対談写真なのですが、
満を持して、今回のキコブに登場いたしました。
当店、ホームページ"ダンスショーについて"を合わせてご覧頂くと、
より一層楽しめると思います。


シャンティー
過去に私のブログでも取り上げた、ダンサーシャンティー
今はニューヨークへ武者修行に出ております。
9月から出演する予定ですので、
ブラッシュアップされた、シャンティーの活躍にご期待くださいビックリマーク
$ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-シャンティ–グレン


ユリア
過去、チャーリーさんのブログでも取り上げられた、ダンサーユリア
今はウクライナに帰省中です。
リフレッシュされた、ユリアの活躍にご期待ください!!
$ルチアーノショーで働くスタッフのブログ

Sing. Sing? Sing!
and I Think.


ダンサーだけならず、
我々も思考を止めてはならないのだと、思わせる言葉です。

Service.Service♡Service!
and I Think.


以前、オリンピックの選手の方が見えられた際も、
「体現したものを、一度、思考の回路に落とし込む作業が大切だ」と仰られておりました。

たまには、立ち止まってAnd I Think.

そんなときも、無論、ルチアーノショーにおいで下さいませ。

長考するならディアデマス

ありがとうございます。



いいね!した人  |  リブログ(0)

lucianoshowさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります