2013年05月23日(木) 00時00分00秒

海を越えた渡り鳥。I believe.

テーマ:専属カメラマン☆チャーリーの寄稿ブログ
ルチアーノショーの武田です。

「手紙」を丁寧に言うと、お手紙
「フランス」を丁寧に言うと、”おフランス”(笑)
では、「黒」を丁寧に言うと、、、、オブラック。

今宵は、ラギオール・アン・オブラックを軸に
1人のスタッフを描き出す。待望の新作。
ルチアーノショー専属カメラマン、
チャーリーさんの寄稿ブログ回
です。


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来る日も来る日もコルクと向き合う。
何年もの間眠り続けたワインボトルの先で、そこに刻まれた歴史と香りを封じ込めるコルクと。

北東の遠い彼方、海を越え赤坂の街に降り立ったロクサンヌは、今日もまたソムリエナイフを片手に胸に手を当てる。

ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-コルクは折れても、心は折れない
The cork might be broken the heart will not.
コルクは折れても、心は折れない。

外国人が日本で仕事に就くのは簡単じゃない。
ワーキングホリデーというビザ(と書いて“時限爆弾”と読む)を抱え、ソムリエナイフを手にしたロクサンヌ。

ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-コルクの向こう
無数のコルクの向こう側に、ロクサンヌは何をみたのか。

04月21日、初任給を前にロクサンヌは家賃の支払い日に怯えつつ、一人静かに24回目の誕生日を迎えた。

その翌日ロクサンヌは言った。
“何が何でも日本に残りたい。カナダには帰らない。私の未来は日本にある。”

それを聞いた舞台監督は、

 “ロキシー。うっかりしていた。許してくれ。プレゼントを用意するよ。”

数日後、ロクサンヌに手渡された小箱には、ソムリエナイフが入っていた。
ラギオール・アン・オブラック“オスピス・ド・ボーヌ”
ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-“オスピス・ド・ボーヌ”
知る人ぞ知る、高価な代物だった。

ソムリエ業務未経験のど素人のロクサンヌに、舞台監督は何を託したのか。そして何を委ねたのか。

I believe.
ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-I believe.

監督は言った。
“ハートのクイーンを身につけた女性に、賭けない男はいないだろ。”

ハラタイラに全部。
思わず脳裏をよぎった。

そんな本日のBGMは Nothing Else Matters by Macy Gray

ロクサンヌの訳によると、

“他はどうでもいい”

何かそこに、一点を見据えて離さない強い心の眼差しが見てとれた。

——— 2週間後。
華麗なるギャツビーのサウンドトラックが流れるダイニングで、監督は唐突にロクサンヌに尋ねた。
“このセリフは何と言っているんだい?”

 Gatsby believed in the green light...
 that's no matter...
 tomorrow we will run faster...


ロクサンヌは訳した。
 ギャツビーはこの緑の光を信じている・・・
 他はどうでもいい・・・
 明日はもっと早く走ることができる・・・

“明日はもっと・・・”私はレンズを向けずにはいられなかった。
ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-翼を広げた渡り鳥


折れたポエトリー(詩集)という名のコルクに刺さったオブラックのソムリエナイフは、まるで翼を広げた渡り鳥のように見えた。

海を越えた渡り鳥。I believe.
ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-ハートのクイーン


Roxane "Roxy" Caron
カナダはケベック出身。フランス語・英語を母国語とする。メンズテーラーを専門に学び、11年間のミュージカル経験を活かしてルチアーノショーへ入社。時にはショーダンサーの衣装を縫い合わせ、時にはマイクを持ちダンサー紹介のパフォーマーと化する。マイク・タケダを降板の危機に追い込んだ実力派。通称“ロキシー”。
ルチアーノショーで働くスタッフのブログ-楽屋でショーダンサーの衣装を修理するロクサンヌ
※楽屋でショーダンサーの衣装を修理するロクサンヌ。

Photographer: Charlie

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如何でしたか?

可能な環境にいる方は是非、本日のBGMを流しながら
最初からご覧になって下さいませ。

ブログと非常にマリアージュいたします。

私はこのブログを読んだとき、
絢香さんの『I believe』という曲も頭に流れました

 I believe myself 信じることで
 全てが始まる気がするの



これからの”ロキシー”の活躍を、どうぞ御期待下さい。

そしてロキシーへの応援の意味で、
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ありがとうございます。
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