人為的ミスによるトラブルが相次いでいる大阪市営地下鉄で、平成19~21年度に赤信号の無視や見落としが21件に上り、市交通局がうち20件について公表していなかったことが7日、分かった。信号無視のケースでは、いずれも自動列車制御装置(ATC)が作動して緊急停止。うち1件は国土交通省近畿運輸局から是正勧告を受けていた。

 市交通局によると、3年間に近畿運輸局に報告したミスや人身事故などのトラブルは127件、報告しなかったトラブルは5件あった。交通局は、うち59件について「乗客にけがはなく、遅れが少ない」などとして公表していなかった。

 近畿運輸局から是正勧告を受けたのは、谷町線八尾南駅で19年5月、回送電車の運転士が赤信号を無視して引き込み線から本線に進入し、緊急停止したトラブル。また、御堂筋線天王寺駅で21年12月、待機線からホームに入る電車が信号を無視して進み緊急停止したトラブルでは、運転士が運転指令所に無断でATCを解除して車両を後退させ、指令所にミスを報告しないまま再出発していた。

 交通局は「今後、安全上問題があるケースは公表したい」としている。また市営バスでも近畿運輸局に報告したトラブルが48件あったが、「過失割合がはっきりしない」などの理由で45件を公表していなかった。

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