9/9 遂に抜糸の日となりました

それまでの経過は順調で、素人目にも傷はほぼくっついているということが分かる


この病院、土日も普通に開いているので、飼い主としては非常に安心感がある

どうしてだか分からないけど、休みの日に限って調子が悪くなったりするので

普通に診察してくれる、この病院がここ数年我が家の御用達なのだ


抜糸の日も日曜

午後、家族みんなが用事があるとのことで、私一人で連れて行くことになった

家族みんな、雪ちゃんの回復具合を見てずいぶん安心しているみたい

こないだまで雁首そろえて、ゾロゾロと行ってたんだけど、ちょっと現金ね


まずは診察台にのぼって傷のチェック

先生の目から見ても何も問題がなかったみたいで、いよいよ抜糸ということになった


診察室から更に奥の部屋に連れて行かれ

そこで、看護師さん二人に手足を保定され、向かいで先生が鋏とピンセットで次々処置をしていった


私の角度からはよく見えなかったんだけど

ビビリまくっていることは、すぐに想像できる


先生と看護婦さんがなにやら話し、少し笑っている

後に聞いた話によると

雪ちゃんがあまりにも怖がって

微動だにしなかったらしく、その姿が可愛いかったという事らしい


そうです、雪ちゃんは完全に内弁慶なのです

家で私が少しでも気に食わないことをすれば

牙をむき出して威嚇するくせに

病院や美容室では、何をされてもじーーっとしているのです


抜糸は5分もかからずに完了

消毒をしてもらって終わり

とても簡単なものでした


抗生剤もなく

一日一回の消毒だけで後はもう大丈夫ということ

これで一安心です


傷も糸を抜いてしまえば、その痛々しさもなくなり

もうしばらくすれば、ほとんど分からないようになる感じがする




残すは、病理検査だけです



9/4に診察

とりあえず、消毒と現状確認といった感じ


これまでびっちり付けられていたバンデージを剥がされ、その痛々しい傷が露わになった


傷口は4ヶ所

想像はしていたけれど、やはりかなりのショック


母にはしこりがもう一ケ所見つかったことを言ってないので、傷口の数が合わないとふしぎ顔をしていた

これ以上母にダメージを与えないよう、義妹と私が仕組み、うまいことはぐらかした

母は一連の出来事で動揺が激しいらしく、私たちの猿芝居を何の疑いもなく信じ込んでいる





バンデージがなくなった分、傷を舐めやすくなったため、より付っきりのお世話が必要になった

実際、傷口から少し水分のようなものが出てたり

薄く血がにじんだりしているので、心配


どうしても仕方がないとき以外はカラーを外し、交代制のお世話


雪ちゃん、愛されているって実感してるかな

エリザベスカラーは思いのほか重く、ずっと付けておくには可哀想な代物だ

人間目線だけれども、肩凝るよなーなどと思ってしまう


カラーのある分だけ、幅が広がっちゃうので

今まで通れていた所も通れない

壁やイスにぶつかってしまったりと

見ているこっちがヒヤヒヤしてしまう


という訳で、交代でお守りをし、カラーを外すことにした


メインは母だけれど2,3時間交代で私と義妹が面倒をみる


カラーをつけた状態ではごはんも食べることができないので、付っきりのお世話です

食欲はあるのでごはんの問題は即解決だったんだけれど

何故か水を飲まなくなってしまった


お水を飲まないせいで、ウンチも2日ほどしてない様子


口元に持っていっても、どんなに気を引いてみても知らん顔

水を飲ませるのって意外と難しい


そこで登場したのが、お薬を与える時に使う「スポイト」

これを使ってある意味、無理やり水を流し込む

嫌な顔をするかと思えば、案外おとなしくなされるがままにしている

やっぱりお水が飲みたかったのかも


スポイトのおかげか、ウンチの方もびっくりするようなビックサイズをしてくれました





手術の翌日、様子を見に実家に行くと、昨日よりも動きのいい感じになった雪ちゃんがいた

仕事場である別棟の二階に母と一緒に来ていて、いつものクッションの上でくつろいでいる様子


しかし、口元が赤い

血のような感じが・・・


どうやらバンデージをめくって傷を舐めている様子

先生の話では、多少舐めても問題ないし、バンデージもむしろ外れてもいいように軽く貼ってあると言う事だったので、体を舐めるという行為に対して特に注意をしていなかった


しかし雪ちゃんの舐めっぷりは先生の予想を超えてしまって、血まで出ちゃってる

慌てて病院に電話するも、まさか?な反応

どうしても気になるのであれば一度連れて来て下さいって程度なのだけれども

この出血具合からいっても、放っては置けない


おそるおそるバンデージをめくってみると、傷口がぱっかり開いている

真っ赤なホールが見えた

もう、これはただ事ではないと思ったものの、この後どうしてもはずせない仕事があり、そのまま出張な私

母ひとりでは対応できないので、急いで義妹を呼んだ


後ろ髪引かれる思いで仕事に向かった私


その後、義妹からの連絡によると、雪ちゃんは糸を引きちぎっていたそうだ

このままにはしておけないので、もう一度縫合だけの手術をすることになったらしい


また麻酔?って思ったけれど、仕方ない


何故かマルチーズは縫った糸を抜いたりする子が多いらしい

他の犬種ではほとんどないんだけど、どうしてだろうって先生も訝ってた


という訳で、エリザベスカラー仕様でご帰宅です



これがまた、可愛いのです

8/30手術当日は絶食で、11時までには病院に連れて行くことになっていた

お水だけはちゃんと飲ませ、10時30分には病院に着くように家を出た


手術前にレントゲン、血液検査その他諸々行って

午後から手術ということになるらしい


おなかの中を開けてする手術ではないので、手術時間も短く麻酔の量も少なくすみそう

以前、ちこたんの避妊手術のときに麻酔が効きすぎてなかなか覚めず、入院が延びたことがあるので、我が家では麻酔には異常なまでに敏感なのだ


今回の雪ちゃんの手術は、ものの本によると皮膚科の手術にもの似た感じなので、比較的ダメージも少なく、回復も早いらしい

実際今回も日帰りできるんで、飼い主としては一安心


夕方6時に迎えに行くことになった


病院を出たのが11時30分くらいで、この先6時までは心ここにあらず、仕事も何も手につかない

電話が鳴ればビクつくし・・・


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6時前に病院へ

待合室で待っていると、看護士さんが雪ちゃんを連れてきた

何時間も離れていたにもかかわらず、今日は歓喜のダンスが見られない

美容室にお迎えに行くときに必ず見られる、狂ったように喜ぶあの仕草が今日はない

麻酔の影響で半分寝ぼけたような感じ

ぽぅーっとして、お目目とろろんって感じ

抱っこしていると膝の上で、ウトウト

ちょっと元気がない感じだけど、そのほかは問題なさそう


手術は滞りなく無事に終わり、経過も順調との事

ただ、手術前に毛刈りをしたとき、とっても小さいながらもしこりが見つかったらしい

当然、そのまま切除したと言う事だったが、これで傷が4ヶ所、しこりの数は6つ

この事実はかなり凹む

全てを病理検査に出すんだけど、全て良性で戻ってきて欲しい!

たとえ結果が悪くても・・・・という話はさんざん聞いてそれでも大丈夫だって分かっているけど

それでも全部良性で!


実家に連れ帰り、家族総出で至れり尽くせりの看病

麻酔のせいでフラフラしているけれど、お家に帰ってこれて安心している様子

そのまま母の部屋でお布団をひいてもらってすぐに寝んね


傷はバンデージが貼ってあるので見えない




深夜、心配だったのでもう一度様子を見に実家に向かう

当然いつものようには動けないけれど、夕方に比べると目つきがしっかりしてた


病院でも言われたのだが、麻酔の後は食事がうまくできず吐くことがあるらしい

事実雪ちゃんも食後に吐いたらしく、その後もずっとしゃっくりのようなものが続いていた

器官に違和感を覚えるのだろう


一晩ゆっくり休んだら、麻酔もすっかり抜けるかなーって感じ


8/25の夕方、なにげに触った雪ちゃんのおっぱい

なにかしこりのような物を感じる

一緒にいた夫や弟、義妹にも確認してもらったけれど、やはり何かがあるみたい

皮膚の下に、ゴリゴリって感じる、何か

いい感じのものではないのは確か


週明けすぐの8/27、かかりつけの動物病院へ連れて行く

フィラリアのお薬をもらうのと大君の耳そうじと雪ちゃんの検査


先生の触診による診断では、確かに何かがあるという事が確認された

その何かが問題であって、事によっては大変なことになりかねないと言う、話

人間と違い、組織だけ取り出して検査をするということができないらしく

そのものを手術によって切り取らないと検査をすることができない


手術して検査をして良性ということであれば、このまま放っておいても何の問題もない

しかしその逆の場合は・・・

その確率は50/50


もし悪性のものであれば、一日でも早い切除が完治のための最も必要な治療だという

悪性であれば徐々にそのしこりが大きくなるので、判断する事ができるけれど

そうなればその分だけリスクが上がる


つまり、この時点でもっとも有効でもっとも必要な処置は、しこりを切り取ること


この日、診察には私一人で行ったため、実家に帰って母にその事を伝えるとその場で泣きはじめてしまった

いつもがさつな父も、みょうに神妙な様子で雪ちゃんの背中をさすっている


しかし当の本人は、何の自覚症状もなくまさに健康そのもの

食欲も元気も有り余っているし、よく寝るしよくウンチもする

一体この子になんの問題があるの?

病気、かもしれないなんて少しも思えない訳で


翌8/28に、再度診察と今後の方針の話し合いをした

すると一か所だと思ってたしこりがさらに二ヶ所見つかった

こちらは小さいものだけれども、同じく処置が必要とのこと


私たち家族はすでに手術をしてもらうことを決心していたけれど、

もう一度先生の話を聞いて納得してから、手術の依頼をした


手術日は8/30

バタバタと決まる日程

一日でも早く、不安材料を取り除く

治療と検査を同時に行う、そう思ってくださいと言う先生の話


もちろん私のその事には賛成だし

そうしてくれる先生をありがたいと思った







泣けて泣けて仕方なかった

ここ一ヶ月のマイブームは「デコポン」

ほぼ毎日1個のペースで食している


私がデコポンを知ったのはほんの数年前

それまでは、ほとんど見かけたことはなかった、というよりあったのかさえ知らない


甘くてジューシーなデコポン

中にはパサパサだったりすっぱかったりと外れはあるけれど、毎日の訓練で美味しそうなデコポンを見分けるコツもつかんできた


こんなに大好きなデコポンも、おそらくもうじきに旬でなくなり、どこを探しても見つからない季節になるだろう

目下の心配はそれがいつなのか?の一点につきる


私のデコポン狂は当然夫の知るところであり、美味しそうなデコポンを見つけるとお土産として買って帰ってくれる




3月13日 午後6時30分

私の携帯に夫の父からの電話


ホワイトデーのお返しをしたいから、これから買い物に行かないか?とのお誘い

洋服でもなんでもいいと言われたものの、何をリクエストしていいのか判断に困ってしまった


何か欲しいもの、欲しいもの、欲しいもの・・・・・


って、それってデコポンじゃん!

こりゃいい、大量に買ってもらおう!!


すぐにその旨を伝えたところ、そばにいた夫の表情が見る間に曇っていった


どうやら夫は翌日、高級くだもの店に行き、特別なデコポンを買う予定だったらしい

ケーキやチョコレートなど、甘いものがそこまで好きではない私に対するホワイトデーのプレゼントは、いつも考えるのが大変なようで、今年は自信をもって喜んでもらえると思っていたそうだ


それが、お父さんにリクエストされてしまうなんて

僕は何をこれから用意すればいいんだぁぁ と半泣きの様子


結局お義父さんには口紅とほお紅とデコポンを買ってもらった



翌日のホワイトデー


夫はこの辺りでは一番美味しいと有名なケーキ店で、焼き菓子ギフトとケーキを買いプレゼントしてくれた♪


本当はデコポンが一番好きだって知ってるけど、これでもいいよね?って、ちょっと自信なさ気な感じ

甘酸っぱいイチゴのケーキは、とてもやわらかくて美味しかった



先日、地元限定発行の季刊誌の取材を受けた

何度か目にした事のある雑誌だったが、どちらかといえばティーネイジャー向けのファッション情報誌ってイメージ


今回のテーマが「お仕事」ということで、働く人々の紹介ということらしい

友人の頼みで受ける事になったんだが、これがこれが・・・・


取材日前に渡されたペーパーにはアンケート形式で職業や年収、仕事の内容などの質問事項がずらり

とりあえずこんな内容が取材されるんだと思い、おおむね頭に入れ当日を迎えた私


取材現場に現れたのは、なんとも愛想の悪い男子

そこそこの挨拶を済ませ、ペーパーを!というではないか


私はコレを書いて、君に提出するの?

にわかに、なんだ?的な違和感


一緒に取材を受ける事になっていた前述の友人が、きちんと記入したそれを持っているんで

そんなもんか?と思いつつ記入

で、渡した


もしかしてこれってこのまま使うの?


はい


そんなのっておかしいよな

取材ってのは自分で話を聞いて、自分で文章にまとめるもんじゃない?

なんだか納得しきれない気持ちでいっぱい


今回は何人くらい取材するの?


40人くらいの予定なんですが、まだ10人くらいしか集まんなくて

締めまで10日もないんですけど あはは


そんなんでいいの?


いつもの事ですから


ダメだこりゃ

やっつけにもほどがあるわ

さっさと見切りをつけ、友人の顔のためだけにやり過ごすことにした



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そんな取材があったことも忘れた頃、例の雑誌が発行されたとの連絡を受け

コンビニで内容をチェック

一応写真も載ってるんで、目を通しておかなきゃね


初めてじっくり手にとって見て分かったのは、ほとんど中身のない雑誌だってこと

彼の言っていた通り、数十人の人々がいくつかの質問に答える格好で掲載されていて

それが雑誌のほとんどを占めていた


知っている人が載っているとついつい買っちゃおうかなって思ってしまう300円という金額設定

これってできるだけ多くの人を載せて、その本人友人家族なんかに買ってもらおう!って意図では?

そんな策略に乗るか~っ

こんなの立ち読みで充分じゃっ


その安易な商売に一層不快感を覚えた


取材当日、そのまま使うのという私の問いに「はい」と答えた彼は、全くその通りにそのまま使いやがっていた


一緒に取材を受けた友人


A.仕事しててつらい事は?

Q.てつ夜

と、書いていた

徹夜の徹は、徹子の徹があやふやだったのだろう

また、編集者がきちんと校正してくれると思ったのだろう

「てつ」とひらがなで書いていたのだ


彼女のページは、そのまま「てつ夜」と印刷されている

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一応、雑誌の発行を楽しみにしていた夫にコンビニにあるということを電話で伝えたところ

まんまと術中にはまり、300円も払い雑誌を買って帰ってきた


夫にとってみれば、記念ということなんだろうけど