例えば
私が 太平洋の真ん中で 溺れていても
あなたは 私を助けてくれるだろう
例えば
私が 宇宙の彼方で 遭難していても
あなたは 私を連れ戻してくれるだろう
例えば
私が 砂漠の砂の中で 細胞の一欠けになっても
あなたは 私を見つけてくれるだろう
私は
溺れながらも あなたの助けを信じ続ける
私は
永遠の時間でも あなたを待ち続ける
私は
細胞のひとかけらになっても あなたを愛し続ける
あなたの 首元に キスマークがついていても
私には あなたが何をしてきたか わからない
あなたが このドアを出て行ってしまったら
私には あなたがどんな傷ついても わからない
あなたが 後ろを向いてしまったら
私には あなたがどんなに苦しんでても わからない
あなたは 外には虫が多いと話しながら
そのキスマークを 痒そうにする
あなたは ドアの向こうで 身だしなみを整えて
何も無かったかのように ドアを開ける
あなたは どんなに苦しんでいても
笑顔で 振り向いてくれる
だから
私は あなたに 黙って かゆみ止めを渡す
私は あなたの胸から血がにじんでいても
気づかないかのように あなたを抱きしめる
私は あなたの 涙のあとを見ずに
あなたの 笑顔に笑顔を返す
私には 何もできないのだから・・・
いろんなことがあって
色々苦しくて
でも
迷惑も心配も
かけたくなくて
でも
かけてるから
そのジレンマ・・・
何度と無く 口にした
別れの言葉
いつもは やさしく
何でも 言うことを聞いてくれる
あなたが 聞く耳をもたなく
きびしくなる
そして
それに 甘えてしまう
そして
自己嫌悪
あなたの
やさしく きびしい
言葉
やさしく つよい
腕
すべてを 受け入れてくれる
大きく 広く 深い
愛
どうせ
迷惑をかけるなら
どうせ
心配かけるなら
とことん
甘えて 頼って
しまおう
どうせ
あなたがいなければ
生きてはいけないのだから
テレビを見ている あなたの横で
あなたの横顔を 見つめている
あなたは 視線に気づかず
サッカーに夢中
こんなにそばにいるのに
なんだか さみしい
私も テレビを 眺めながら
アイスティーの 氷をつつく
あなたは テレビから
目を離さず 私を抱き寄せる
あなたの手が 髪を ほほを
肩をなでる
あなたの ぬくもりを感じながら
そっと目を閉じる
テレビでは 興奮した声で
アナウンサーが 叫んでいる
私には そんなことは
どうでもいいけど
テレビを見ている あなたも
すてきだから
あなたの手の ぬくもりが
心地いいから
今は あなたの
ひざで 猫になる
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