2008-09-30 23:49:35

背中が、恥ずかしい。

テーマ:仕事

君にひとつ注意しておくことがある。
一度しか言わない、よく聞いてくれ。
ゴルゴ13に会う時は、彼の背後に立とうとしないことだ。
彼は野生の獣のような男だ。背後に立たれることが
何を意味するのか知っている。
後ろを取られることはすなわち死ぬことだ。ドクロ
 
たとえ女であろうとも幼い子供であろうとも、
イリオモテヤマネコであってもだ、彼の後ろに
立とうとすれば、裏拳やヒジ打ちが飛んでくる。
そして叩きのめされることになる。
いいか、絶対奴の背中に回ろうとするな。
 
…ということでなく、背中のことを言いたい。
思想家の内田樹(たつる)さんによれば、
日本人の規範としてよく言われる「恥の文化」
について、「みっともない」「はしたない」
「世間に顔向けできない」等と恥じ入らせる
人や世間といった他人は、具体的な
誰それでなく、一種の抽象的な概念だという。
 
そしてその概念が個人の中へ刷り込まれていくと、
誰も見ていないような時でも、内からのまなざしを
意識して、「みっともない」ことをするのを
躊躇
してしまうのだとか。叫び
 
こうしたルールは、長らく日本社会や
日本人を支えてきたし、そのような倫理に
育まれてきた人々は、人が居ようが居まいが
つねに居住まいを正して、芯の通った生き方

してきたのだと内田さんは書いている。
 
たしかに明治、大正生まれの祖父母や
昭和のはじめに生まれた親の世代を
見ているとそう感じることがある。
 
そこで背中。人の視線を意識することで
自分を律する日本人の倫理性をとりわけ
強く感じさせるのがお侍さんで
それは背中に対する意識に表れる。
 
たとえば着物の背についている家紋。家紋は家格を
象徴する大切なもの。それがみっともなく見られるのは
恥ずかしい。だから侍はつねにぴしっと背中を伸ばして
家紋を歪ませることなく居らなければいけない。
猫背などもってのほかなのだ。
 
あるいは刀。刀を差すと左後方に鞘の部分が突き出る。
この鞘を当ててしまうことは無作法のきわみとされる。
当てた方も、当てられた方もただ事ではすまない。
時代劇で侍の鞘に何か当ててしまい「えい、無礼者!」
と侍同士が斬り合うシーンを見たことがあるけれど、
そういうことなんだね。
 
武士は鞘を当てないよう、当てられないよう、
自分では見られない(でも他人から見られる)
背中へも意識を張り巡らせたきたのだと言う。
 
内田さんはさらに背中というセンサーが
機能している人は、身体的感知力が強く、
とくに優れたアスリートはそういう力が
備わっていると、中田英寿さんや中村
俊輔選手(察知力という著書もありますね)
などを例に挙げている。
 
だとすれば、この人の背中も
相当にたいしたものだ。
 
 
★今回のビックリマークコピー言葉。
 
 
苦しかったら私の背中を見ろ
 
 
男前な言葉でしょ。これ、サッカー女子
日本代表(なでしこ)のニッポンの誉れ、
澤穂希(さわほまれ)さんの言葉なんですね。
 
北京五輪中に、同じ代表のMF宮間あやさんにかけたのだそう。
見ろと言ったのか、見てねと言ったのか正確なとこは分からない
けれど、思わずアニキと呼びたくなるくらいの
肝のすわった言葉。試合にかける覚悟のほどが伝わってきます。
 
結果で言えば、メダルに届かず4位(すごいことだけど、
3位との差はかなり大きかったのも事実)で終わったけれど、
彼女たち「なでしこジャパン」の戦いぶりは、とてもすばらしかった。
心が揺さぶられるんですね、いつも「なでしこ」には。
 
彼女たちが注目されたアテネ五輪予選あたりから
見たくちだが、ひたむきで献身的な“あきらめませんわ、
勝つまでは”
という姿勢は、とても好感のもてるもので
たとえほかの国の代表でも応援せずにはいられない。
そんな印象があった。(日韓W杯のアイルランド代表も
そうでした)
 
そんな愛嬌が魅力の「なでしこ」といったところだが、
北京五輪の「なでしこ」には、美しさが加わっていたの
にはハッとした。個の技術と戦術的な部分がずいぶんと
レベルアップして洗練したのだ。しばらく見ない間に
ずいぶんベッピンになったねという感じ。
 
金メダルを獲ったアメリカ代表の監督がこう言ったそう。
これから女子サッカーのお手本となるのは日本。

素晴らしいパスと技術がある」と。うれしいじゃないか。
その言葉が世辞でないことは、五輪後に試合のオファーが
殺到したり、「なでしこ」の選手が今度発足するアメリカ
プロリーグから指名されるなどのモテぶりが証明している。
 
男子と比べて支援体制が脆弱な環境のなか、

「なでしこ」が美しく成長できたのは、男子と違って

継続的に強化できたからだと言う。
めざす姿を据えて、イノベーションを加えてきたのだ。
監督が変わってもブレがない。上積みができたんだね。
 
結果として「なでしこ」が愛称でなく、

愛されるブランドになれたのもそのため。
変わらない<らしさ>があって、感動体験を提供してくれる。
(監督名にジャパンをくっつける昨今流行の愛称は
いかんと思う。無粋だしリセットばかりして迷走するだけじゃない?)
 
「なでしこ」らしさの核となっているのが、いつも一所懸命な強い気持ち。
日本での女子サッカーの環境はとても厳しい。Lリーグ発足当初は良かったが、
その後リーグ衰退やチーム解散など地獄を見てきた。いつも崖っぷち、
だからオリンピックでいい成績を残すことがその後の女子サッカーの
運命を決めることにつながるのだ。
 
前述の宮間選手の次のコメントからそれが伺える。
「男子のプロ選手と自分とを重ねて考えることは、正直できないです。
プロはサッカーをすることイコール生活だから、とらえ方も違うと思うんですよ。
私たちは、男子のように『魅せるプレーでファンを増やしたい』って思うと
同時に『結果を出さないとチームが消滅してしまう』っていう現実も
考えなくちゃならないから……」
 
彼女たちが背負っているものは、つねに黄色と赤が
点滅している女子サッカーの未来。
言い訳しなくていけないようなふがいないプレーは、
死んでも見せられない。
澤選手は直前の合宿でこんなことを言ったとか。
「恥ずかしい試合はできない。仲間の思いも背負っている」
 
「苦しかったら私の背中を見ろ」と若い妹分へ自らの
背中で伝えたかったのは、プレーヤーとしての矜持と
覚悟なのか、「なでしこ」のDNAなのか。きっと両方だろう。
澤の姐さん、あんた相当にカッコよすぎる。
 
そんなタフな「なでしこ」だが、一方で涙もよく
見せるようで、最終メンバーにもれた仲間のことを聞いて
みんな涙で目を真っ赤に腫らしたり、最後の練習時に
これで解散かと感極まって泣いたり、試合前にキャプテンが
ポロリと涙したり
、負けて泣いたりとけっこうな量の涙を
流している。「なでしこ」はかなりの泣き虫、でも弱虫でない。
 
個人的に、お、なでしこと思ったのは、ノルウェー戦での
できごと。接触で倒れたままのノルウェー選手。
ユニフォームがまくれて、背中の半分が剥きだし。
 
そこへ「なでしこ」の選手が近づいて、いかに敵であっても、
人前で肌をさらして辱めをうけるなんて許されないことですわ
と言わんばかりにユニフォームの乱れもとに戻して肌を
隠してあげた。
「みっともない」のは恥ずかしい。そこらへんが、大和なでしこ。

羞恥心の国ゆえの敬意か。
 
新米の頃、上司からこんなことを言われた。
仕事はいつも誰かに見られていると思え
人は仕事、仕事をしている姿を見ていないようで、
けっこう見ている
ぞという。
 
新米だから見られていないと思わないこと、
お前の仕事や立ち振る舞いは、社内の人間はもちろん、
直接関係なくても取引先の人、関係者が見ている
(そして何らか評価される)。
 
だから、あいさつ、電話の受け答え、掃除といった
マナーや日常の業務から、打ち合わせや書いたコピー、

文字校正などの仕事まで、よく目につくことも、
目につきにくいことも、きっちりとやれ、手を抜かずやれ、
一所懸命やれ
という様なことを言われた。
お前の背中はいつもさらされいる、油断するなということだ。
 
他者の視線が、現在だけでなく、未来のお前の
評価や信頼につながって行く
というワケだ。
つまり、わたくしというブランドがどう他者に
知覚されるかということにつながるってことだね。
 
あいにくと基本的にボンクラだったので、
ずいぶんできていないことが多く、よく怒られて
いたけれど、今でもそのことは強く意識し、恥ず
かしくないよう、お客をがっかりさせないよう
努めている(つもり)。
 
それでも、余裕や驕りからヤバイ!とか
アイタタなことをしでかしそうになる時もあり、
その度にこの20年以上も前に言われた

言葉を思い出す。
その意味では、キャリアを積んだ今だから
言葉の重みを昔より感じる
のだ。
 
気がつくと、自分より若い世代と仕事をすることが
多くなっており、それはすなわち若い人へ、人生や
仕事の先輩として背中をさらしているわけで、
思っている以上に自分は見られていることを意識しないと
いけないなと、冒頭の背中の話を読んだ時に感じた。
 
澤選手のように、私の背中を見ろといえる背中に
なっていないのがアレだが、少なくともあんな背中の
人間になりたくないと思われないよう心がけるばかりである。
(たとえ恥ずかしい背中でも反面教師として機能はするか)
 
ところで、あんたの背中はどうだろう?

ちょっと考えてみてよ。
ついていきたい背中、それとも蹴りたい背中?
  


あ、背中にきび、ハッケーン!
デイズオブデッド


アメリカ発グローバルスタンダードとやらにくたびれたら

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫 う 17-2)/内田 樹

¥540
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おまけ

女子サッカーの人気アップは各国共通の悩み。

で、オランダではユニフォームをスカートに。

注目度上昇だとか。こ、これは…すばらしい!

(注:下はホットパンツなので見えません)


女子サッカー




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2006-12-30 09:29:09

本当は誰も知らない、コピーライター。

テーマ:仕事

ハーレーダビッドソン(バイクのメーカー)
によれば、ハーレー社が売っているのは、
モータサイクルではなく、反逆のスタイルという
経験
であるということを以前に紹介した。
 
お客さんへ提供しているはライフスタイル

というわけだ。それがハーレー社の一番の
価値ということである。

 
どんなビジネスにも通じること
だけれど、お客さんが商品を
求めるのは、
それを使うことで
得られる喜びや感動、快適な
体験
なんだね。
 
…なんて偉そうに言っている
コピーライターのわたくしの
価値とは一体何だろうか?
 
そんなことを考えさせてくれる、
きっかけとなった衝撃の発言がこれじゃ。
 
 
★今回のビックリマークコピー発言。
 
 
コピーライターって
いったい何をするんですか。

 
 
4年くらい前だから、そんなに昔ではない。
ある大手企業グループの子会社の
重役が僕に放った一言。

 
人の紹介で会うことになったのだが、
名刺交換などをして、それでどんなお仕事を?
と尋ねられたので、実績をまとめたもの
などを見せながら説明していたのだが、
ひと息ついた時、重役の方は「あの~すみません」
と切り出すと、すまなそうな表情で上の発言をしたのだ。えっ
 
がーん、がーん、がーん。!!って感じだったな。
その瞬間は。僕は思わず「あっちょんぶりけ(byピノコ)」
と叫んでしまった。もちろん心の中でですよ。
いろいろ訊くと、その会社は広告を積極的にしている
わけでもなく、また販促も戦略的にやってい
るわけではないとのこと。頼りにしてるのは、
営業マンのがんばり。だから、コピーライターと

仕事をしたことがなかったのだ。
 
そんな状況もあったのだけれど、
僕が、コピーライターの仕事というものを
大体は知っているだろうという前提で
説明していたところに問題があったのだ。
 
発言を深読みすれば、その方にとっては、
コピーライターの仕事内容が
分からんというよりも、コピーライターと
仕事をすることで、自社にどのようなメリットが
あるのか、それが分からなかった
のだと思う。
 
平たく言えば、コピーライターの価値が
分からん
ということである。
さすがに初めは驚いたけれど「やっぱりそうか」
と思ったのも事実。
コピーライターという職業名は知っていても、
その価値までは理解されていないことは、
以前から薄々感じていたのだ。
 
もともと裏方仕事だし、
広告会社など業界内でつきあう分は、
そんなことを思うこともなかったのだが、
直接、業界以外のお客さんとつきあう機会が
増えてくるにつれて、コピーライターの
価値なんてほとんど知られていない

ことが当たり前であることがよく分かった。
 
このことがあってから、どのような
表現で伝えれば、僕というコピーライターの
価値がわかってもらえるのか
いろいろと考えるようになった。
 
たとえば名刺。それまではコピーライターという
肩書きにしていたのだが、いろいろと
表現を変えて何度かテストをしてみた。
 
その結果、コピーという言葉はもちろん、
クリエイティブ等という業界用語はピンと
こないことが分かった。マーケティング

という言葉もしかり。
宣伝部のような部署なら、少しは分かるだろうが、
経営者も含めて、それ以外の部署では
クリエイティブなんて言葉で息巻いても
いまいちな反応なのだ。ブタネコ

 
当時、野菜のソムリエという職業が
よく取り上げられていたので、「効く言葉の
ソムリエ」というのを考えたら三振。爆弾
「どういう意味です?」と会話は発生するんだけどね。
最後は開き直ってコピーライターで悪いかキィ!
となって、○○なコピーライターとか、
ウケ狙いな表現に走っておおむね討ち死にしていた。
 
今の名刺には、コピーライターという
名称は一応は載せてある。でも小さく。
職種がないと、相手も戸惑ってしまうだろう。
その代わりに名前のそばに目立つように
「“もっと売れる”コトバと、
アイデアを考える者です。」
と記した。
この表現が一番分かりやすい、
面白いという評価が多かったからだ。

 
よく見れば、業界内では
「ま、そういうことだよね」
という反応なんだけれど、業界以外の
お客さんにはやはりウケが良かった。グッド!

 
これでコピーライターの価値のすべてを
語っているわけではないので、
ベストな表現とは言えないかもしれないが、
お客さんから見れば、
ずいぶん分かりやすいのではと思う。
 
「売れる」と表現すると、売るためだけに
広告があるのではないと思う方もいるだろう。

ただ公共広告など売ることが目的でない

タイプを除いては、企業広告のような

すぐに売る広告ではないものも、

結局はその会社なり商品なり
を憶えてもらう、好きになってもらうことに
なり、結果としてその会社の商品を
買ってもらうことにつながる
と考えている。
だから「もっと売れる」と表現したのだ。
 
こうしたことは、普段はあまり考える

ことがないと思うが、
一度自分の仕事の価値とは、
いったい何だろうと考えるのは
面白いと思う。業務の内容ではなく、

お客さんに対して、あるいは組織の中で
どんな価値を提供しているのか
ということ。
 
いろいろな気づきがあるかもしれないし、
何かでブレそうになった時、つかまる
柱になる
かもしれない。
まだ、学生の方はそんな視点から、
仕事を選ぶと新しい道の選択が
増えるかもしれない。どうだろうか。ひらめき電球
 
 
それはそうと今年1年、
僕のブログを読んでくださったり、
コメントを残してくださったりと
忙しい中わざわざ訪問していただき、
どうもありがとうございました。
とても感謝しています。
 
あなたが、ケガや病気に
見舞われることなく、
楽しい年末年始を送れることを
祈っています。
 
来年もひとつよろしくお願いします。かおペンギン

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2006-05-26 13:28:51

方法が、目的になっていないか。

テーマ:仕事

目的と方法。この関係はというと、
方法は目的を達成するためにあるということ。
たとえば広告、これは集客をしたいとか、
新商品を告知したいとかいう目的を
達成するための方法。
 
そんなこと、分かっているつもりだが、
いつのまにか方法が目的になって
しまっていることってありません?
 
 
★今回のビックリマークなコピー。
 
 
スポーツカー。
それ以上、以下でもない。

 
 
BMWのクーぺZ4の広告より。
ボディコピーには「広い室内はいらない。大きな荷物は
いらない…混じりけのないスポーツカー…」

ある。ナチュラルボーンスポーツカーということですね。
 
こういう表現は、商品に自信がないと
言えないよねというのはあるけど、
言葉、特に優れた、あるいはスペシャルな
イメージのある言葉だと、その意味や価値を

最大限に引き出すのではないかと、
そう思うのである。

 

その意味では、「お、そこまで言うなら…」と

興味をもってしまいます。期待感がグンと

持ち上がるでしょう?
 
以前、あるCDショップのDVDコーナーの
店頭でこんな手書きPOPを見かけた。
 
スティーブンキングはただの天才です!
 
「キャリー」や「グリーンマイル」の作者、
スティーブンキング作品の映画の特集コーナー
だったのだが、これを書いた方、いいセンスしてるなー
と思ったしだい。

「ただの」とつけることで「天才」という言葉が

キラキラ輝いているような気がしません?

 

キングを知らない人がみたら、なんだ?と

気になってしまうでしょう。
ところで、僕はキング作品の映画化の中では、
「デッドゾーン」が一番好き。
原作では「呪われた町」かな。
 
それでね、冒頭の目的と方法の話。
広告や販促物、サイトの制作をしているとね、
だんだん目的と違うものになりつつあることが

たまにある。

 
いつのまにか制作すること自体が目的に
なってしまう
のだ。広告などは何かしら
目的を達成するためのツール、方法なのに。
 
よくある話が、お客さんが目的を考えずに
注文するケース。目的達成に不必要な
要素を入れようとするんだね。急に欲張りになって。

それで、つい制作する方もお客さんの要望だから

と受け入れてしまうのだ。
 
そんな時に、僕はスポーツカー(別にBMWのクーペ

じゃないよ)に例えて話をして、お客さんに確認をする。
目的は、速い車をつくること。だから作る側は
いいエンジンを積んで、軽いボディにして…
作るわけです。スピードが出るような
方法を考えて。
 
ところが、お客さんは車内のインテリアを

ゴージャスにしたいとか、いろいろ装備したいとか、
ボディを重厚にしたいとか…注文をつける。
車をつくることが目的になってしまっている

 
そうするとどうなるか。
車体が重くなって、本来のパフォーマンスが
出ない車ができあがる。「本来の目的である

速い車になりませんよ」と説明する。
 
理解してくださるお客さんもいるけど、

お金と時間をかけて、スピードが出ない

スポーツカーを作るお客さんもいる。
もったいないよね。

 
こんな話は、他の業界でもあるようで、
知り合いのシステムエンジニアに聞くと、
システム構築でもよくあるのだそうだ。
 
目的をブレさせない、というのは
いかに重要かという、いつになく
まじめな話でした。
 

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2005-09-17 18:03:34

迷った時、戻るべきルールがあるか。

テーマ:仕事

前回の記事に、laliqueさんが愉快なコメント。
そこに書かれた、笑えるコピーがこれ。
 
結婚してから悩む人は、結婚する前に悩まない人です。
 
本家IBMのコピーより面白いです。
laliqueさんは「キャバクラ営業本部長
~愛と虚像の経営学~
」というブログを

書かれている方で、笑える話あり、なるほど!

と思わせる話あれと楽しいブログです。
 
ところで、ブライダル関係のお仕事の方で、
このコピーを使ってみたい方が、
おりましたら、laliqueさんに連絡しては
いかかでしょうか。
 
さて、先日こんなキャッチコピーが目に止まった。
 
抽選で1名をハズレにする。
 
菓子メーカーの東ハトのスナック
<ハバネロ>のキャンペーン 広告。
応募者全員にプレゼント(ストラップや
Tシャツなど)が当たるということだが、
抽選で1名がハズレになるという変わった懸賞だ。
 
ハズレを引いた人には、「屈辱のハズレ缶」なる
プレゼント?が当たるらしく、考えようによっては、
こちらが欲しくなったりする。
アイデア勝ちってとこでしょうか。
 
そんな東ハトのブランドブックから…
 

 
★今回の!なコピー(っぽい言葉)。
 
 
あたりまえは、くずかごへ。
 
 
お菓子を仕事にできる幸福 」という
東ハトが作った本からの言葉の一つ。
もともと社員用に作った本なのだが、話題になって
市販されたのである。
 
ご存知のとおり、東ハトは2年前に倒産、その後
民事再生をして、生まれ変わった菓子メーカーだ。
サッカーの中田選手が役員を務めていることでも
知られている。
 
この本は、会社が生まれ変わるにあたって、
社員が楽しく、懸命に仕事ができるよう、
社員が共有できる価値観が、シンプルな言葉で
まとめられている。
 
せいぜい30ページほどの絵本なのだが、(社員向けに
作られた本は、絵が飛び出す楽しそうなつくりになっている)
実は、仕事をするとは、どういうことなのかを
語っている、世界一短くて、世界一大切なことが
つまった
本なのだ。アマゾンのレビューには、5分で読める
ピーター・ドラッカー?
(ピーター・ドラッカーは
20世紀最大の経営学者といわれる人)なんて
書かれているほど。
 
先の言葉以外にも、
 
お菓子を仕事にできる幸福。
 
壊れやすい幸福。
 
組織になるより、チームになろう。
 
うそ0%。
 
…といった仕事をする意味を気づかせて
くれる言葉が登場する。
たとえば先の「あたりまえは、くずかごへ。」の場合。

 
仕事がルーティーン化すると、だんだんと
頭を使わなくなり、仕事がつまらなくなったり、
成果もいまいちになる
事が多い。
そんな状況に陥ったら、いったん常識や前例を
捨てて、自分の頭で考えて、想像力を働かせて
仕事をする
と、やる気も上がり、その結果いい
仕事ができる。そんなことを教えてくれる
言葉じゃないかと思う。
 
巻末で、中田選手いや中田CBO(チーフブランド
オフィサー)は、迷ったときに戻るべきルールを、
共有していくことは大切だと語っている。そんな
ルールのヒントになりそうなことが、この本に
書かれている。
 
経営者、社員にかぎらず、
仕事で壁にぶち当たった時、自信を失いそうになった時、
仕事をする意味が分からなくなった時など、
仕事と自分を見つめなおしたい時に読むといいかもしれない。
 
ところで、サッカーの中田選手が、ボルトンに
移籍後初めて試合に出場、1アシストと活躍した。
まずまずのスタート。
今年の暮れには、僕のごひいきチーム、
マンチェスターUと戦う予定だが、その時はぜひ先発
メンバーであってほしい。

 
 

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2005-07-15 21:39:54

ワタシのどこが好き?

テーマ:仕事

一昨日、スペースシャトル打ち上げ再開を取り上げた
夜のニュース番組のキャスターたち。
なぜか「まもなく打ち上げ」を連呼していたが、
打ち上げまで、まだ5時間くらい先のことなのに
「まもなく」はおかしいだろうよ。


日本語や言葉に関する本がよく売れているが、
テレビの日本語はいっこうに良くならないな

 

そんな話題とまったく関係ない話。
なぜお客さんは私を選ぶのだろう?とたまに気になる。
世の中には、特に東京には多くのコピーライターがいるのに。
 
コピーライターとしての自分の価値は、
自覚しているつもりだが、意外にお客さんは
まったく違う点を評価していることもあるんだよな。
 
いろいろと尋ねたい気もするのだが、
「え、そりゃぁうちの会社から近いからですよ」
なんていう回答だったどうしようか。

 
自分で商売されている方だけでなく、
会社づとめの方、みなさんは自分が
選ばれている理由ってご存知か。
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
選択を間違えた。
問題の答じゃなくて先生のことだよ。
 
 
家庭教師のトライの7月からオンエア
されている新しいCM。(コチラ から観れます)

テレビを付けっぱなしで
ボーとしていたら、このナレーションが耳に入りドキリ。
 
!となってテレビを観ると、
 
トライで不採用になった教師を、
選んでいませんか。

 
というコピーが現れる。ナレーションで家庭教師の
採用率が39%と業界一厳しいことが伝えられる。
つまり、トライの家庭教師の質の高さを強調しているのだ。
この業界のことはよく分からないが、
それだけ教師のレベルに大きなバラツキが
あるということだろう。自分のいる業界も同様である。
 
お客さんというのは、小さなところまで
本当によく見ている。それは自分がお客に
なった時のことを考えるとよく分かる。
 
「もっときちんとやって」という
お客さんはまだいいほうだ。
一番こわいのは何にもいわず、ある日気づいたら
仕事を頼まなくなった沈黙のお客さん。
 
私にもいつも取引してくださるお客さんがいる。
気心しれている方もいるのだが、
その状況に甘えていると、大変なことになるわけで、
かえって気を抜けないんだよな、これが。
 
こちらが最善を尽くしているつもりでも、
お客さんはシビアである。気がつかないところで
信頼を失うことだってあるのだ。
 
今のところ、そんな目に遭っていないのだが
気が緩められないのだ。
先のCMを観てドキリとしたのは、そんなことを
よく思うからである。
 
トライのCMには、もうひとつ違うバージョンがある。
そのナレーションは、携帯メールばかりやっている
家庭教師にいう一言。
 
先生、こたえてよ。
メールじゃなくて、私の質問に。
 
トライで不採用になった、
教師だったかもしれません。
 
その昔、女にこう言われた。

「私のどこが好き?」

照れながら「…全部」と答えたわたくし。

「バーカ、答えになってないよ」と女。

わたくし「………」


ところで選ばれる理由ということに関連して、
自社の商品や会社の差別化ができないと
思っている方へ。
マーケティングの本にも
よく書かれてあることだが、
そんな方は、お客さんになぜ自分の
ところの商品を買ってくれたのか、
なぜ自分を指名してくれたのか

その理由を聞くといい。
 
その理由の集積が、他と差別化する
ポイントになるし、それをもとに
ポジショニングを行えば、それは
大きなアドバンテージになるのだ。
 

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