2006-12-30 09:29:09

本当は誰も知らない、コピーライター。

テーマ:仕事

ハーレーダビッドソン(バイクのメーカー)
によれば、ハーレー社が売っているのは、
モータサイクルではなく、反逆のスタイルという
経験
であるということを以前に紹介した。
 
お客さんへ提供しているはライフスタイル

というわけだ。それがハーレー社の一番の
価値ということである。

 
どんなビジネスにも通じること
だけれど、お客さんが商品を
求めるのは、
それを使うことで
得られる喜びや感動、快適な
体験
なんだね。
 
…なんて偉そうに言っている
コピーライターのわたくしの
価値とは一体何だろうか?
 
そんなことを考えさせてくれる、
きっかけとなった衝撃の発言がこれじゃ。
 
 
★今回のビックリマークコピー発言。
 
 
コピーライターって
いったい何をするんですか。

 
 
4年くらい前だから、そんなに昔ではない。
ある大手企業グループの子会社の
重役が僕に放った一言。

 
人の紹介で会うことになったのだが、
名刺交換などをして、それでどんなお仕事を?
と尋ねられたので、実績をまとめたもの
などを見せながら説明していたのだが、
ひと息ついた時、重役の方は「あの~すみません」
と切り出すと、すまなそうな表情で上の発言をしたのだ。えっ
 
がーん、がーん、がーん。!!って感じだったな。
その瞬間は。僕は思わず「あっちょんぶりけ(byピノコ)」
と叫んでしまった。もちろん心の中でですよ。
いろいろ訊くと、その会社は広告を積極的にしている
わけでもなく、また販促も戦略的にやってい
るわけではないとのこと。頼りにしてるのは、
営業マンのがんばり。だから、コピーライターと

仕事をしたことがなかったのだ。
 
そんな状況もあったのだけれど、
僕が、コピーライターの仕事というものを
大体は知っているだろうという前提で
説明していたところに問題があったのだ。
 
発言を深読みすれば、その方にとっては、
コピーライターの仕事内容が
分からんというよりも、コピーライターと
仕事をすることで、自社にどのようなメリットが
あるのか、それが分からなかった
のだと思う。
 
平たく言えば、コピーライターの価値が
分からん
ということである。
さすがに初めは驚いたけれど「やっぱりそうか」
と思ったのも事実。
コピーライターという職業名は知っていても、
その価値までは理解されていないことは、
以前から薄々感じていたのだ。
 
もともと裏方仕事だし、
広告会社など業界内でつきあう分は、
そんなことを思うこともなかったのだが、
直接、業界以外のお客さんとつきあう機会が
増えてくるにつれて、コピーライターの
価値なんてほとんど知られていない

ことが当たり前であることがよく分かった。
 
このことがあってから、どのような
表現で伝えれば、僕というコピーライターの
価値がわかってもらえるのか
いろいろと考えるようになった。
 
たとえば名刺。それまではコピーライターという
肩書きにしていたのだが、いろいろと
表現を変えて何度かテストをしてみた。
 
その結果、コピーという言葉はもちろん、
クリエイティブ等という業界用語はピンと
こないことが分かった。マーケティング

という言葉もしかり。
宣伝部のような部署なら、少しは分かるだろうが、
経営者も含めて、それ以外の部署では
クリエイティブなんて言葉で息巻いても
いまいちな反応なのだ。ブタネコ

 
当時、野菜のソムリエという職業が
よく取り上げられていたので、「効く言葉の
ソムリエ」というのを考えたら三振。爆弾
「どういう意味です?」と会話は発生するんだけどね。
最後は開き直ってコピーライターで悪いかキィ!
となって、○○なコピーライターとか、
ウケ狙いな表現に走っておおむね討ち死にしていた。
 
今の名刺には、コピーライターという
名称は一応は載せてある。でも小さく。
職種がないと、相手も戸惑ってしまうだろう。
その代わりに名前のそばに目立つように
「“もっと売れる”コトバと、
アイデアを考える者です。」
と記した。
この表現が一番分かりやすい、
面白いという評価が多かったからだ。

 
よく見れば、業界内では
「ま、そういうことだよね」
という反応なんだけれど、業界以外の
お客さんにはやはりウケが良かった。グッド!

 
これでコピーライターの価値のすべてを
語っているわけではないので、
ベストな表現とは言えないかもしれないが、
お客さんから見れば、
ずいぶん分かりやすいのではと思う。
 
「売れる」と表現すると、売るためだけに
広告があるのではないと思う方もいるだろう。

ただ公共広告など売ることが目的でない

タイプを除いては、企業広告のような

すぐに売る広告ではないものも、

結局はその会社なり商品なり
を憶えてもらう、好きになってもらうことに
なり、結果としてその会社の商品を
買ってもらうことにつながる
と考えている。
だから「もっと売れる」と表現したのだ。
 
こうしたことは、普段はあまり考える

ことがないと思うが、
一度自分の仕事の価値とは、
いったい何だろうと考えるのは
面白いと思う。業務の内容ではなく、

お客さんに対して、あるいは組織の中で
どんな価値を提供しているのか
ということ。
 
いろいろな気づきがあるかもしれないし、
何かでブレそうになった時、つかまる
柱になる
かもしれない。
まだ、学生の方はそんな視点から、
仕事を選ぶと新しい道の選択が
増えるかもしれない。どうだろうか。ひらめき電球
 
 
それはそうと今年1年、
僕のブログを読んでくださったり、
コメントを残してくださったりと
忙しい中わざわざ訪問していただき、
どうもありがとうございました。
とても感謝しています。
 
あなたが、ケガや病気に
見舞われることなく、
楽しい年末年始を送れることを
祈っています。
 
来年もひとつよろしくお願いします。かおペンギン

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2006-12-28 22:45:21

宝は、日常の中のトホホにあり。

テーマ:コピーライティング

年末年始、飲んで食って騒いで
体型がリスキーになった方、
メタボリックに一歩近づいた方、
酔っ払って痛い思いをした方、
そんな人々に贈るバラードを。
 
 
★今回のビックリマークなコピー。
 
 
飲み屋のメシと妻のメシ。
毎晩2回食べていました。
 
反省しちゃった人はコレステガード

 
 
なくしたのは、記憶だけではなかった。
 
犯罪者はあなたのスキを狙い、
キャッシュガードを盗もうとしています。

 
 
サイズ直しなら、カラダのほうを。
 
GO!RENAISSANCE

 
 
1つ目は、高コレステロールの改善薬
「コレステガード」のステッカー広告より。
2つ目は、三菱東京UFJ銀行のキャッシュカード
盗難への注意
を呼びかける広告より。
駅のホームのベンチに酔いつぶれている
オヤジがビジュアル。
 
3つ目は、スポーツクラブルネッサンス
ポケットティッシュ広告より。
10個くらいあったコピーの中のひとつ。
「ヘソ出しルックなのか?顔出しルックなのか?」
なんていうのもあった。
 
こうして3つ並べてみると、
忘年会や新年会で記憶がなくなるまで
飲みまくり、駅のホームで酔いつぶれ、
財布やケータイを落っことすという
情けないストーリーが見えてくる。ガーン
 
そして、牛飲馬食ですっかり
肉がついたお腹を気にしながら、
やっぱジムでも行こうかなと
思うのであるといった具合にね。
キャッチコピーでつづる、トホホな
日常のメドレーってところである。
 
紹介したコピーのように
日常生活の中で、どのように
商品が必要とされたりするのか、

あるいは、どのように使われたりして

いるのか、そんなシーンを切り取った

ような表現はよく目にする。
 
イメージしやすいから共感しやすいし、
少しデフォルメして、面白おかしく
伝えると印象も強くなるものだ。
だから、言葉にしろビジュアルにしろ
日常のシズルをうまく表現できると
受け手のインサイトを直撃するような

広告ができるんじゃないかな。
 
商品が日常生活の中で
どのように関係してくるのか

コピーにしろビジュアルにしろ、
アイデアを考えるときに
そこからどのようなシーンやストーリーを
思い浮かべること
ができるか。
そうした思考はとても大切なことだと思う。
 
だからこそ、日常というものを
日ごろからよく観察することは
アイデアの引き出しを増やすことに
つながると思うし、とりわけ人の
観察はいろいろと面白い発見があるもので
アイデアのネタにもなったりするはずだ。
 
電車に乗っていると、よく乗ってから
降りるまで、ずっと下を向いて
ケータイの液晶を食い入るように
見つめている人を見かけるが、
ちょっと、もったいないなと思う。
けっこう大事なシーンを見逃して
しまうんじゃないか。
 
顔を上げて、周りを見渡せば
なかなか面白いものも目に入って
くるのだと思うんだが。
 
もっとも、そんな人たちがいるから、
人間観察は楽しいのだけどね。
 

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2006-12-25 15:57:25

あんた、ちゃんと人間を生きているか。

テーマ:その他

先日、近所を歩いていた時のこと。
歩道を行くと、前方に黒い布のかたまり
のような物が落ちている。
近づくとびっくり。黒猫が寝そべって
いたのだ。
 
かお「おい、こんなところで寝ていると踏まれるぞ」
ネコ「なんやうるさいな人間、寝ているんと違うんじゃ」
かお「ほう、では行き倒れにでもなっていたか」
ネコ「ボケッ、分からんか。行動展示しとるんじゃ、
知らんのか?旭山動物園のアレや」
 
かお「だいだいノラのくせして、どこが行動展示だ?」
ネコ「はぁ~アホはこれやから困るな。ノラネコの
生き生きとした様をそのまま見せとるんや。
人間にへつらうことなく、好きなときに食って寝る。
でもな、餌は自分の力で得ているんや。ノラの矜持を
よう見とれ」
かお「なるほど、フリーのコピーライターみたいだな」
ネコ「分け分からんこと言わんで、はよう行け!邪魔や。
人間と触れ合っているところなんかノラには似合わないんや」
 
かお「そうか、じゃあ行くよ。まぁ気をつけて」
ネコ「おい人間」
かお「なんだ」
ネコ「ちゃんと人間を生きとるか」
 
…なんて会話はなかったのだが、
世の中、人間だけだったら気づかないことって
あるかもな。
 
 
★今回のビックリマークなコピー。
 
 
伝えるのは命
 
 
ノンフィクション「旭山動物園のつくり方」
(文庫版)の帯より。

文庫売場の新刊コーナーを眺めていたら、
なぜだかこの言葉が目に飛び込んできたのだ。
ズシリとした重みが直撃する。
その瞬間、ああ、そういうことなのか!と
僕の疑問は解かれた。
 
これまで幾度も話題になってきた旭山動物園。
その語り口は、ビジネス再生のストーリーであったり、
コンテンツとしての新しいスタイルであったりと
それなりに興味深い伝え方であった。
マーケティングやブランドの良い手本だね)
 
たとえば「行動展示」という動物の見せ方には、
展示の方法しだいで、あんなにも動物たちの
表情や動きが変わるものかと驚いた。

お客さんを楽しませる工夫やアイデアに

感動すらしたものだ。
 
しかし、その目新しさにとらわれていたため、
そのバックグラウンドにあるものや本質については
ぼんやりとしており、実はよく分かっていなかった。
いったい旭山動物園は何をしたかったのかと。
 
その答えが、上の言葉であることが
本を読んでよく分かった。

「動物を見せる」のではなく、

「命を伝える」。しかも再生に
取り組む前からその志は変わって
いなかったそうだ。

 
命を実感しにくい今の時代に、
いろんな命が一緒にいる空間を作りたかった。

そのために、動物たちの生き生きとしたクマ
命の在りよう(死を含めて)を伝えたい、
その方法のひとつとして、動物本来の野生を
引き出す「行動展示」がある
ということである。パンダ
 
目的は命を伝えること。様々なアイデアは
そのための手法である。
本の中で、動物たちが輝いている空間だから
こそ、人間もやすらぎを覚える
と、いろんな命に
囲まれた空間の心地よさが動物園の魅力
であると
書かれてあるが、これも発見であった。ドキドキウサギ
 
今年2度ほど、動物園に行ったが
なぜこうも楽しいのか、心地よいのか
考えてみたのだが、よく分からなかったのだ。

動物たちがかわいいとか
スゴイとかいうのもあるのだろうが、
それだけではないという気はしていた。
だが、いろんな命に囲まれた心地よさ
言われて、「そういうことなんだ!」と

ようやく腑に落ちたのだ。
 
ところで、動物園では動物以外に
動物を観ている人間を観察するのも楽しい。
けっこう子供よりも大人の方が楽しそうなんだな
大人も子供に返っているんだね。ニコニコ
 
本の末尾に作家の立松和平さんと
小菅正夫園長との対談が載っているのだが、
「ペンギンを生きているペンギンは魅力的ですよ」
という立松さんの言葉がいい。ペンギンペンギンペンギン
旭山動物園のコピーにぴったりである。
翻って、人間はどうか?
 
この本には、動物たちの写真も
たくさん載っているのだが、みな本当に
表情が生き生きとしている。
立松さんの言葉を読んで、こうした写真
についこんなコピーは載せたくなる。
「人間よ、人間を生きているかい?」
 
生きていくのに辛くなったら、
動物園に行ってみるというのはどうだろう。
 

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2006-12-19 20:17:46

あなた、時間を盗まれていますよ。

テーマ:コピーライティング

人生も後半戦に入ってくると、
お金より、時間の損失の方が痛いものだ。
人生にロスタイムも延長戦もないわけだし。
それに、無くした1万円はまた稼ぐことが
できるけど、無駄にした1時間は返ってこない。
 
あのドラッカーさんも「時間に対する愛情ある配慮
ほど、成果を上げている人を際立たせるものはない」
と言っており、マネジメントとはまず時間を
管理すること
であると述べている。
(時間を節約することではないよ)
 
時間を愛しなさいってことなんだね。
ショーペンハウエルという哲学者も
「時は、よく用いる者には親切である」
と言っている。
そのようなわけで、時間を愛するって、
実際どうすれば、いいのか分からない
僕としては、その方法を身につけることが
今後の課題になりそうである。
 
そう、ジャック・バウアーのように、
なんでも24時間以内にケリを
つけられる人間になりたいものだ。
(ま、あれだと時間よりも、
命がいくつあっても足らないので
なんなんですがドクロ
 
時は金なりとは、よく言ったもの。
ならば他人の時間を無駄にさせて
しまうってことは、極論で言うと
人様のお金を盗む行為に匹敵するって
ことと言えなくもないなぁ…
 
 
★今回のビックリマークなコピー。
 
 
PCトラブルのたび、
ITに詳しい社員を探すなんて、
時間のムダじゃないか。

 
 
デルのPCビジネスパッケージの広告より。
ビジネスパッケージとは、PCと修理サービスや
電話サポートがひとつになった商品。
今回は、PCではなくサポートに焦点を
当てた訴求になっている。
 
このキャッチコピーを受けて、
ボディコピーでは「デルならそんなムダなくせます~」
とキャンペーンの肝である、サポートの
無料アップグレードについて語っている。
 
そのまま、ストレートに無料アップグレード云々と
伝えても良さそうなものだが、それだと
このサービスの価値に気づかない場合もあるだろう。
しかし、コピーのように「それって時間のムダですよ」と
ユーザー(お客さん)視点から語れば、
この商品の価値に気づかせてあげる
ことができる。
「そう言われるとそうですね」と共感が
得やすくなるのだ。
 
商品の価値を伝える時に、
商品を使うことによる
メリットを語る方法と、商品を使わないことで

被るデメリットを語って価値に気づかせる

方法があるが、これは後者のパターンである。
 
でも、ITに詳しい人は重宝されるし
つい頼っちゃうよね。
仕事中でもお構いなしに
ヘルプデスクのように同僚や友人を
使い倒してしまった経験あるでしょう?
僕もやったことありますもん。シラー
 
考えようによっては、そうした行為って、
相手の時間を奪っていることにも
なるわけだ。時間ドロボーである。
 
それだけに気づかいは必要なんですね。
相手に貴重な時間を使わせる時は。
この記事書きながら、改めて実感。

 
仏の顔も、教えてくれ!も3度まで
を肝にめいじておきたいデス!
  


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2006-12-12 19:53:42

自分探しの前に、手帳探し。

テーマ:コピーライティング

さて、手帳選びである。メモ
ここ10年、いろいろと手帳を
ためしているのだが、どうもしっくり
くるやつがない。
 
それまで、某ファッションブランドの
非売品の手帳をもらって使っていたのだが、
もう作っていないようで手に入らない。
それから手帳探しの彷徨を続けてきた。
 
今年使った「ほぼ日手帳」も
使いやすく、たっぷり書けるのだが、
僕には、やや大きく重い。
手帳自体はさして重いわけではないが、
カバンに入れてもって歩くと、
本やら資料などもあって、ちと重いのだ。
 
やはり、僕はポケットサイズで軽いのがいい。
歩いている時でも、サッと取り出して使いたいのだ。
スケジュール管理よりも、人生や仕事(ブログもね)の

ネタ帳として使うこと(それに買い物リストもね)が
多いので、フリーで書けるページが多めに
ほしいのだ。(退屈な打ち合わせの時に
落書きもしたいし)
加えてデザインもいいとなると…

 
それで、手帳売場を見回って
いくつか候補を決めた。
今のところ、一番人気はモレスキン
(モールスキンとも言います)の手帳。
サイズ(ポケットサイズのやつ)といい、
開きやすくて、書きやすそうな
うっすらベージュ色の紙のページといい
なんだか、手にもったときの感触や重さが
ちょうどいい。ページの丸みも。
 
それにゴムバンドがね、洒落ている。
カバーはブラックのみのようだが、
カラフルな栞なんかでアクセントが
つけると、よろしいかなと。
シンプルだけど、いろいろとつくりが
凝っているとこが気に入った。
 
ところで、シンプルで凝っていると
言えば、あの手帳ですね…
 
 
★今回のビックリマークなコピー。
 
 
「言った!」
「言ってない!」
「言った!」
「言ってない!」
「言った!」
「言ってない!」
「言った!」
「言ってない!」
「言った!」
「言ってない!」

 
あ~、
メモしときゃ
よかった。
 
 
「手帳は高橋」の高橋書店の広告より。
(昨年の広告では、HGさんがフォーと叫んでいたね)
高橋の手帳の広告はあいかわらず面白い。
でも面白いだけで、終わっていないところがいい。
 
ボディコピーにこう書いてある。
「人間は忘れっぽい生き物です。だから
2007年の高橋は記憶より記録をご提案します。~」
以下、心に浮かんだことなど、面白いことを発見したら
メモすると、1年が充実するよと伝えている。
手帳の価値、使い方に気づかせてあげるわけだ。
 
いかにもありそうなシチュエーションを
会話のやり取りだけで表現して、

それで興味を引っ張って
ちゃんと商品の価値(ボディコピーに
書いてあるようなこと)を伝えている
あたりは、上手いよね。ひらめき電球
面白いだけでなく、
コピーがきちんと機能をしているんだ。

 
それにしても、こういうアイデアって
テレビCMやラジオ、動画広告には
使われそうだが、グラフィック広告で
使うのは意外。もしかしたら

テレビCMと連動ですかね。
 
グラフィックの場合、
「あ~、メモしときゃよかった。」という
メッセージのキモが初めから見えている
から、「言った!」「言ってない!」の
丁々発止が生きてこないと思うかもしれないが、
そんなことはなく、ちゃんとデザインも
気を使っているので、スムーズに
読むことができた。
 
この広告は、シリーズ展開になっている
ようで、第2弾は「約束した!」「してない!」
自分の記憶力を過信しないってことです。
 
「シンプルだけど凝っている」とは、高橋の
手帳のスローガンだが、この広告も
シンプルだが、ちょっと凝っているよね。
 
ところで、「」がついた会話スタイルの
コピーって、なぜかつい読んでしまう
のだ。
どうしてだろう、電車の中などで
他人の面白そうな会話が聞こえてくると、
思わず耳がダンボになってしまうが、
あれと同じなのだろうか?
 
コピーを読ませるアイデアとして、どうだろう。
内容が面白いといいかもしれない。
 
最近では、手帳は夢をかなえたり、ミリオネアに
なるためのツールとして注目されているけど、
こんな使い方もありはしないか。
たとえば、胸にしまっておけば防弾チョッキになるし、
万一のときの武器にもなる。大きめの手帳で
思い切り殴られるときっと痛いはず。
特に角でやられるとね。
 
ボールがあれば、卓球やテニスのラケットテニス
代わりに使って
遊べるし、アルマジロのように
パンパンに膨れ上がったシステム手帳で、
アメフトもできる
 
女性がベンチに座るときに、サッと出して
これを敷いてくださいと言えば、好感度アップだ。アップ
…なんてことを考えながら、今日も手帳選びをするのだ。
 
どうやら今年も、高橋に
ごめん、ほかに好きな人がいるんだと
言うことになるのかなぁ。

 

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2006-12-08 10:12:41

150学期も、愛せる?

テーマ:その他

今年に夏に長い間、絶版になっていた
「ある広告人の告白」という本
(何度か紹介しました)が新版が
翻訳されたが、なんと映画監督の
アラン・パーカー
が序文を寄せている。
 
思い出すと、アラン・パーカーの
映画を僕はけっこう観ていた。
いろいろなタイプの映画を撮っているが、
特に「コミットメンツ」や「ミシシッピー
バーニング」「エンゼルハート」なんかは
好きである。
 
アラン・パーカーは、1960年代
コピーライターとして活躍していた
とのことだが、その彼が映画界に
入ったきっかけになった作品が、
あのエヴァーグリーンな名作である。
そこで脚本を手がけたのである。
 
この映画のことを思い出すと、
♪Who is the girl with the crying face~
と、あの曲が脳内で流れるくるんだ。
(特に40代以上の人はそんなことってありません?)
 
 
★今回のビックリマークなコピー(じゃなくてセリフ)。
 
 
愛しつづける。
もう1週間も愛しているよ。

 
 
これ、11才の男の子!の言葉。
映画「小さな恋のメロディ」
(DVDの日本語字幕)より。
シーンは、なぜか学校帰りに墓場で
デートをする、ダニエルくんとメロディちゃん。ラブラブ
(彼女は世界一ギンガムチェックの
似合う女の子)
 
メロディちゃんは、ある夫婦のお墓の
碑文に目をとめる。そこには50年もの間、
互いに愛し続けたことが記されている。
そこでメロディちゃんは絶句。
 
「50年も…」「愛し続ける?…無理だわ」
その言葉を受けてダニエルくんが
放った一言が上のセリフである。ベル
 
なんて、おませなんでしょ。
でも、メロディちゃんはうれしそう。
ここでビージーズの「若葉のころ」が流れる。
キュンとくるシーンのひとつ。
 
このダニエルくん、恥ずかしがり屋の
くせして、言うときは言うのである。
「50年も」とおどろくメロディちゃんに
「休暇をのけて150学期だ」と言ってのける。
(1年・3学期×50年=150学期だね)
つい、アテンション度の高い表現を
してしまうコピーライターの性の
なせる業だったのか、Mr.アラン・パーカー。
 
原題はMelody、それを「小さな恋のメロディ」
という邦題にしたセンスもいいじゃありませんか。
全編、ビージーズの美しいメロディが流れるしね。
好きにならずにはいられない、宝物のような映画。
 

他愛もない話であるが、何から何まで
キュンとかジンとかくるシーンだらけなのである。

(映像ではmelodyというタイトルの下に

×××という表記があるのだが、キスキスキスと

いう意味であることは、ずいぶん後になって知った)キス
 
さて、コピーライターと映画と
その言葉について、もうひとつ。
 
あん飲む、えっちゃん、ふむ。
 
何のことかさっぱり分かりません。
実はこれ、コピーライターの眞木準さん
「映画は人生のお友だち」という本
(いろんなコピーライターが映画について
語っている内容:絶版)の中である映画に
ついて書かれた章のタイトル。
 
フランス語のわかる方は、ピンとくるかな。
「un home et une femme」をそのまま読むと
こう聞こえるのだそう。
やはりこれも、映画のタイトルで、
邦題は「男と女」ラブラブ
♪ダバダバダ~のアレである。
 
眞木さんの人生を決定した一本の映画が
これなのだそうだ。そして、
その眞木さんが、まいったというシーンに
出てくるセリフがこれ。
 
 
ギャルソン…部屋をたのむ。
 
 
再開した男と女、レストランの
テーブルにて語り合う。
再会のうれしさで、注文のことなど
忘れ気味。で、ちょっとギャルソンは困惑。シラー
 
しょうがないので、ステーキだけを注文。
それだけかよと期待はずれの表情を
浮かべるギャルソンは、テーブルを離れる。
女が言う。「何か注文しないと悪いみたい」
で、男がギャルソンを呼び止めて、上の
言葉を言うわけ。
 
「男と女」が語られるときに、よく
素敵だねと言われるシーンである。
ニッポン男児たるもの、そんなこと、
恥ずかしくて言えるか。と思いながらも
かっこいいなー、一度いってみたいものだと
つい嫉妬と憧れが入り混じってしまう。
そんなセンスだらけの映画である。
 
「男と女」ついでに、もうひとつ。
同作品の監督、脚本を担当した
クロード・ルルーシュが数年後に撮った
「男と女の詩」という、二番せんじな
邦題の映画をこの間偶然観た。(内容は二番
せんじじゃないよ。未DVD化が惜しい)
 

この映画の主演女優のフランソワーズ・ファビアンも、

「男と女」のアヌーク・エーメも凛とした美しさのある

女優、ルルーシュの好きなタイプかな?

 
男は宝石泥棒の一味、女は骨董品店の主人。
二人は出会い、そして恋に落ちる。
しかし、男は女の店の近くの
宝石店を襲撃して、自分だけ
捕まってしまう。
 
女が刑務所(か拘置所)に男を訪ねるシーン。
面会した男に女が言う。
「私の店を狙ったのかと思った」
いい年した男がうつむき加減で
照れくさそうに言う。「君を狙った」恋の矢
 
まいりましたと
苦笑いするしかない。
逮捕された男の言うことかよと。
それにしても、男女のこじゃれた
会話を書かせたら、ルルーシュ
という人は名人だな。
 
「小さな恋のメロデイ」も「男と女」も
話は他愛もないのであるが、
きれいな映像と音楽とセリフに酔ってしまうのである。
だから何度も観ても飽きないし、観るたびに
心地よい気分に浸れるのだ。
 
自分のDVDコレクションを眺めると、
60~70年代のアクション、サスペンス、
マカロニウェスタン、それにお色気映画も少々、
ばかりなのだが、この2作品は棚に野に咲く
れんげ草のように可憐に佇んでいるのである。

 
 
そういえば、お色気イタリア映画「青い体験」
を早くDVD化してもらいたいものである。
夜に親に内緒で、はぁはぁとこっそり観ていた、
いろいろとお世話になったアレです。ラブラブ!

  
映画とコピーライターにまつわるお話でした。

 

DVD
男と女

 
小さな恋のメロデイ

 

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