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2005-12-28 11:21:24

お蔵だしだよ、全員集合。

テーマ:キャッチコピー

久しぶりの「お蔵だし」最新版です。
ここ1,2ヶ月!となったコピーを紹介します。
毎回言いますが、お蔵だしに
してしまったのは、コピーのレベルとは
まったく関係がなく、たんに
僕の怠慢なのです。
それではコピーライターたちの
珠玉の一品の数々をどうぞ。


★その1
 
4つから選べる新端末。
恋人を4人から選べるって考えたら、
すごいよね。
 
ウィルコムの端末の広告より。
例えがすごい。端末と恋人の価値が
一緒の時代なのでしょうか。
 
 
★その2
 
ママの子守唄より、彼の声をおぼえている。
 
CDショップ、HMVのフライヤーより。
ビジュアルはミック・ジャガー。
僕は、幼少のころ「サンダーバード」や
「コンバット」のテーマが好きだったそうです。
 
 
★その3
 
予算がない宴会に
限って、
景品にうるさい
上司がいる。

 
全米販のおこめ券の広告より。
ははは。そんな上司いそうです。
会社の金だと豪快に飲み食いする
人もいますね。
 
 
★その4
 
矢沢永吉は、なぜタバコをやめたのか。

 
「ほぼ日刊イトイ新聞」の今日のダーリン12/29 より。

糸井重里さんが、仕事ではなく、
勝手に考えた禁煙のコピー。他にも中田英寿選手や
イチロー選手のバージョンもあり。
すごい人たちのふりを見せて、わがふりを
なおさせようとするところです。グッドアイデアです。
やっぱりすばらしいコピーライターです。
 
 
★その5
 
練習が、仕事です。

 
ゴルフ商品ブランドPRGR(プロギア)の広告より。
女子プロゴルファーで、6年連続で賞金女王になった
不動裕里選手の言葉。商売もそうだけど、
試合(業務)だけでは、なかなか成長しません。
日ごろの学びが大切なんですね。一流の人たちは
やはり練習や勉強の鬼が多いのもうなつげます。
 
 
★その6
 
高橋を
うならせたら
50万円。

 
高橋書店の手帳の広告より。
最近レイザーラモンHGのCM(コチラ から観れます)で
露出が多くなってきています。
その手帳が毎年行っている応募の告知 です。
さぁ50万円、お正月休みを利用して応募しましょう。
昨年の入賞作もコチラ から観れます。
僕は名言・格言部門の入賞作
「いい汗は風呂を旨くする」が好きです。
夏のビールのキャンペーンに使えそうです。

 

 
★その7
 
株価が上がらないのは、遠くから通う人が多いからです。
 
不動産の生駒シービーリチャードエリスの広告より。
なるほど。そういう考え方もあるんだ。
たしかに職住接近だと時間とエネルギーが
より効率的に使えます。
株価が上がらず悩んでいる
経営者は果たしてハッとすいるか。。
 
 
★その8
 
明日、日本の年末がやってくる。

 
年末ジャンボ宝くじの広告より。
すっかり忘れていた。また3億円を稼ぎそこなった。
 
 
★その9
 
奇抜は風化する、本質は残る。

 
三菱地所の広告より。
個人的な嗜好で言えば、80%の正に、20%の奇が
混ざった感がいいです。100%奇抜はインパクトが
ありますが、今の時代はすぐに飽きられてしまう。
 
 
★その10
 
勝った方が泣けるのが受験。
 
キヤノン電子辞書の広告より。
面白いとは思いますが、
コピーが商品の価値を語って
いないのは残念です。
 
 
★その11
 
自分を買おう。もっと。
 

百貨店、自動車会社などの
合同キャンペーンの広告より。
自分にもっと投資をしようということ。
パーソナルブランドが重要になってくる
これからの時代、外見も中身も磨くことが
大切かなと思います。
 
 
★その12
 
痛みを知ること、
やさしくなること。
 

2005年カンヌ映画祭のパルムドール大賞受賞作
「ある子供」のポスターより。
僕も含めて、足らない人は多いような気がします。
痛みを知っている人は、他者へも思いやりを
もてるということ。
 
 
★その13
 
サイエンスフィクションを、
ノンフィクションに。

 
半導体開発のフリースケール
セミコンダクタジャパンの広告より。
分かりやすいメッセージ。
最近のロボット技術の発達を
みるにつけ、手塚治虫氏が描いた世界が
実現すると思うとわくわくします。
 
 
★その14
 
デスクの上だけで仕事をしていると、
人を驚かす企画は生まれてこない。

 
東京プリンスホテルパークタワーの広告より。
アイデアは、なぜか歩いてる時、風呂に入っている時、
電車に乗っている時…などと
デスクを離れているときに浮かびませんか?
やはり作業を離れていたり、非日常的な空間に
身をおくことは大切だと思います。
 
 
それでは、また次回をお楽しみに。
 

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2005-12-27 23:14:33

ニーズ、動かざること山のごとし。

テーマ:コピーライティング

僕の英会話スキルはとても拙く、使い物にならない。
だからといって、そのままにしておく気はなく、
ちゃんと学びたいというニーズ(必要性)は一応ある。
 
でもニーズはあるけど学ばないのはなぜか?
それはウォンツ(欲求)がないからだ
別にいまのところ低レベルの英会話スキルでも
生活や仕事に差しさわりがないのだ。
 
そんな僕だが、数年前に一度英会話を学び
たいと強く思った時があった。
きっかけは電車の中で、外人さんに英語で
ものを尋ねられたのだ。その外人さんは
「新宿に行きたいけれど、この線でいいのか」
と言う。詳しくは分からないが意味は分かった。
その電車は新宿とは逆方向なので、
「逆方向なので、次の駅で降りて隣のホームから
乗ってくれ」と言いたかったのだが、単語が
スムーズに出ない。
 
しどろもどろになっている僕に対して、
その外人さんは「なんとなく分かるから、
もっと落ち着いてがんばって」というような
ことを言って僕を励ます。(なぜかニュアンスは
通じているようなのだ)
 
結局なんとか通じたようで、外人さんは次の駅で
降りて、隣のホームに移動していった。
しかし僕はというと、安堵した途端に
自分の使えない英会話レベルにうんざりして、
恥ずかしさと情けないさでいっぱい。
さらにこのままではいかん!という
危機感に襲われたのだ。
 
やっぱりちゃんと英会話を学ばんと
だめだなと、ウォンツが発生したのだ。
ウォンツは、アクションのスイッチを
押してくれるものだ

現に僕はその日英会話学校や
英会話教材を情報を集めた。
 
外人に道を訊かれた。
しどろもどろになった。
情けなかった。
英会話、学ばなくちゃ。ってな感じ。
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
母親は美人なのに、
わたしはなぜだか
父親似。
自分できれいに
ならなくちゃ。
 
わたしは
性格が悪い。
せめて、
きれいにならなくちゃ。
 
同窓会の
通知がきた!
きれいにならなくちゃ。
 
最近のケータイの
デジカメは、アップでも
鮮明にうつる。
きれいにならなくちゃ。
 
弟の彼女が
私よりかわいい。
なんかくやしい。
きれいにならなくちゃ。
 
TV番組の観覧に
誘われた。
ひょっとしてうつるかも!
きれいにならなくちゃ。

 
 
以前にも紹介した、<グリコの朝食
りんごヨーグルト>
の広告より。一気に6連発。
どうやらこの「きれいにならなくちゃ」は
シリーズ展開をしているようで、
上のコピー以外にもあと2、3本あるようだ。
 
いずれも共通しているのは、
「きれいにならなくちゃ」という
ウォンツを起こさせるような表現

きれいになる努力をしたくなる、
せざるを得なくなる、動機づけを
行うような表現である。
分かりやすくいうならば、
モチベーションを高めるような
“その気になる”表現
のコピーなのである。
 
やはり何度か紹介した<ANAの超割>
同じような方向性をもった表現である。
買いたくなる理由を気づかせることで、
ウォンツを発生させるのである。
コピーで、動機付けをする。
りにつながるコピーを考えるうえで
ポイントになることなので、
何度も言っておきます。(とかく人は忘れやすいので)

 
このヨーグルトのコピーで言うと、
きれいになりたいというニーズ
どんな時にそう思うのかという
状況や気持ちを表すことによって
きれいにならなくちゃという
ウォンツ
を起こさせようとしている。
 
「私も同じように思ったことがある」
とか「それってよくわかる」と共感を
得るような、ツボに入るような
気持ちを表現できると、いい感じに
なります。
 
ところで、いまだに
僕は英会話をきちんと学ぶことを
はじめていない。
一時はウォンツが発生したのだが
いつのまにか消えてしまったようだ。

(あいかわらずニーズはあるんだよ)

 
やはり人を動かすのは、ニーズではなく、
ウォンツってことですか。

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2005-12-25 16:31:38

ああ、なぜ彼女がいないのだ。

テーマ:その他

今年も色々な人たちが世の中を
騒がせたが、いやにキャラのたった人が
多かったように思う。
(と言っても、昨年のお騒がせ事件や人
についてすっかり忘れているのだけれど)
 
ホリエモンをはじめヒルズ族の方々、
衆院選挙の刺客の面々、最近では
マンション偽装の人間シロアリたち、
それに若貴の骨肉の争い…
登場する人、みなキャラの立っている
こといったら。
 
そんな人々がテレビに登場し、
いいたい放題、やりたい放題をやっている
のを観て、あなたも僕も自分なりの
感想や思ったことがあるはずだ。
しかしどこか自分の中で消化不良と
いうか、すわりの悪い感触が
あるというか、もやもやしたものが
残っていなかっただろうか。

 
その理由を考えてみた。
自分の価値観なのか、あまりに情報が
乱れ飛んで、整理がつけられなかったのかと。
いろいろ考えたみたところ、
もしかしたらこれが原因なのでは?
という大きな理由に気がついた。
 
そして、それは段々と確信に変わっていった。
そう、彼女がいなかったからだ。
彼女の不在が、もやもやを放置させていたのだ。
彼女がいれば、お騒がせ人間や事件も
きっちりと消化できたに違いない。(と思う)
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
今のテレビには、
ナンシーが足らない。

 
 
角川文庫「何をいまさら」(ナンシー関著)の帯より。
そのとおりだと思った。ナンシー関さんが
いないために、すっきりしなかったのだ。
ああナンシー、君のいない日々を過ごすなんて
僕には耐えられないって感じだ。
 
消しゴム版画家にして、コラムニスト。テレビ評論家。
ナンシー関さんが亡くなって、もう3年。
ナンシーさんの作品やコラムを楽しみにしていた
ファンは大勢いたと思う。
版画もいいけど、あのナンシー的いいまわしな
コラムの文体もたまらなかった。
(一時コピーライターの学校にも通っていたそうです)
 
ナンシーさんのコラムは、
どこか腑に落ちない、どこかタブーといった
本当はそうなんじゃないの?なぜ誰も突っ込まないの?と
いう誰もが違和感
を持っていることに
ずかずかと踏み込んで
ツッコミを入れるのが特徴で、そこに僕などは
“やっぱり王様は裸だったんだ”と安心したり
納得していたりしたものだった。
 
僕の中で、さまよう死んでも死にきれない魂状態の
事象の数々を、
ナンシーさんの版画やコラムが
見事成仏
させてくれたのだと思う。
情報番組などでいろんなコメンテータが出て、
好き勝手にしゃべっているものの、
ナンシーさんのように、成仏までさせてくれる
ような人はいまだにいない。
 
そのためか、テレビに登場する人々の
反省なきやりたい放題には、時折うんざり
することも。
誰も“王様は裸だぁー”と言わないことを、
いいことに暗黙の了解ですませている。
そんな状況がもやもやを作っていたのだ。
ナンシーさん無き後の穴を埋める
テレビ(に映る事象の)批評家が出てこない

のはちょっとさびしい。
 
今年も様々なキャラのたった
面々が登場したが、
ナンシーさんだったら、どうツッコむだろう。
そう思っている人はたくさんいるはず。
あなたはどうだろう。
 
ところで、まだナンシー関さんのWebサイト
「ボン研究所」
を観ることができる。

たとえば今まで彫った消しゴム版画439点

見ることができたりするのだが、
僕が面白いと思ったのは、レッツダウンロード
ページ。

個人的には「橋田的小宇宙」に笑った。
(橋田ファミリーをフィーチャリングした、
非常にスぺーシーなスクリーンセーバーです。
強い引力を持った「SUGAKO」の周りを
おなじみのファミリーの面々がぐるぐると回ります。
今回は、ピン子・角野卓造・赤木春恵・藤岡琢也・
山岡久乃・えなりかずき(子役)の
「渡る世間は鬼ばかり」バージョン。
こいつらいつまでも回ってます。「サイト上の説明より」)

 

ははは。どう、オモシロそうでしょう。
 

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2005-12-23 20:34:34

R18、オトナの笑い。

テーマ:本能にビンビン

先日、ある販促ツールのタイトルを考えていたのだが、
しっくりくるアイデアが浮かばない。そんなときに、
コンビニへ行って、雑誌売り場を眺めていたところ、
しっくりくるアイデアが急に閃いた。
 
そのアイデアの元になったのが、
エロ本の見出し。
いかにも、そそる感じのその
見出しが目に入った途端に、急に
アイデアが降りてきたのである。
 
その後、そのアイデアをヒントにした
タイトルを追加して、打ち合わせを
したところ、その案を営業担当の方が
気に入って、プレゼンに使うことに
なったのである。
 
もし、プレゼンに勝って、その案が
採用されることになったら、僕は
ヒントはコンビニで見たエロ本という
事実を墓場まで持っていこうと
誓ったのだった。(大げさな)

 

余談だけど、エロ雑誌以外でも、

雑誌の見出しは、コピーのヒントに

なることがあると思う。

見出ししだいで売れ行きにも違いが

あるといいますから。


 
ということで、今日はエロネタです。
お下劣なと思われる表現も出てくるので
よい子はスルーしてね。
 
 
★今回の!なコピー(ではなくネーミング)。
 
 
サオだけではなぜ満足しないのか?
~身体の疑問からはじめるSEX(カラミ)学
 
 
週間ポスト1/1・6号に掲載されていた
<ビートたけしが選ぶ05AV&フーゾクネーミング大賞>より。
その中のAV部門の大賞作。
ベストセラーの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
~身近な疑問からはじめる会計学」
のパロディだ。
 
昔からそうだが、AVや風俗店のネーミングには、
そのときに流行った言葉や名前をもじった
ものが多かった。どうしてなんでしょうかね。
競争が激しい業界だけに、やはり笑いで目立ちたい、
親近感?を得たいということなんだと思う。
この点は、アダルトや風俗業界も、他の業界と

変わらないようだ。
でも、こういうのを考えるのは大変だなと思う。
やっていることはコピーライターと同じですもん。
 
記事を読んで、僕が大丈夫かな?訴えられないかな?
と思ったのが、 「バイブドア」
「愛撫ドア」

想定の範囲外?で、ネットで探してびっくり。
ネーミングはもちろん、ロゴまでライブドア社そっくりなのだ。
「愛撫ドア」はデリヘルだが、「バイブドア」は
アダルトや出会い系のポータルらしき感じ、そのためか
本家本元とそっくりのデザイン。
 
ご丁寧に「vibdoorデパート」まである。
おまけに“ようこそスケベさん”の表記も。
(ふつうは“ようこそゲストさん”です)
何から何までパロディにしている。

作った人は楽しかったろうな。
 
それにしてもだ。サイトの画面とはいえ
見知らぬとこから“スケベさん”
呼ばわりされるのは、見透かされているようで

ぼかぁ心外だなぁ。それはそうなんだけどなぁ。


つまり、他人からいわれると、ちょっとイヤなんです。


※今回はエロネタなのでトラックバックはなしに

しています。


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2005-12-20 23:48:35

いつも人は、新しいを待っている。

テーマ:その他

それにしても世の中、
ひっきりなしに新商品が出回っては
とっとと消えていく。
業種や商品によってはバラツキは
あるが、おおむねどの新商品も
1年後の生存率は5%~35%なんだそうだ。
 
一概には言えないが、たいていの人は
今までの習慣に沿って行動する、
保守的な傾向が強いそうで、買い物に
失敗したくないこともあって、
よほどの魅力がない限り、
新商品に飛びつくことは少ない。
そのため、せっかくの新商品も
1年後には、その9割から6割が消えて
いくのだとか。
 
たしかに新商品が発売されるとためしに
買うことがあっても、よほど気に入らないと
しばらくするとなじみのものを買い続けて
いることはけっこうある。
だからといって、満足しているわけでもなく
つねに新商品を期待している自分も
いるのである。これは人間の性ですね、きっと。
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
銀行ではない、新銀行である。
 
 
もうお聞きになりましたか。
新しいアリナミンのこと。

 
 
新提案!毎日の食事で、
カルシウムが
おいしく無理なく摂れる「もと」。

 
 
上から順番に、
<新銀行東京>、<武田薬品工業>、
<味の素>
の広告より。
いずれも、ここ最近の広告の中で、
コピーに「新」とか「新しい」という
言葉が使われている。
他にもいくつかあった。けっこうあるんです。
 
アメリカのエール大学の心理学者たちに
よると、次の12の言葉が、最も説得力があるそうだ。
you:あなた、love:愛、money:お金、
results:成果、health:健康、discovery:発見、
save:節約する、easy:簡単、proven:実証された、
safety:安全、guarantee:保障する、new:新しい
 
そういうわけで、これらの言葉はよく
広告などで使われるらしい。
日本でも同じような感じですね。
どれもチラシやダイレクトメールでは、
おなじみの言葉ばかり。
 
なかでも「新しい」とか「新~」の入った
コピーには、思わず反応してしまいませんか?
たぶんたいていの人は、つねに
新しいものに飢えているのだと思う。
慣れる、飽きるということからくる
退屈に我慢できない
のではと思う。
 
だから新製品、新発売、新人、新装開店…など
新しさや新鮮さを感じさせてくれる言葉を
見つけると、眠っていたわくわく感が、
首をもたげてくるのだろう。
慣れからくる退屈な日常を変えてくれる

のではとつい期待をしてしまうのだ。
 
新しいという言葉に飛びついて、
期待はずれで失望することは少なくないが
それでも懲りずに「新しい」や「新」という
言葉につい反応してしまうのは
やっぱり人間の性のようですね。
 
それを知ってか知らずか、今日も明日も
これからも広告などには「新しい」や「新~」
という言葉の入ったコピーが、躍りつづけ
消費者を誘惑するのだ。
 
そこで自分を鑑みると
コピーライターとして、「新しい」や
「新~」をコピーに盛り込んで
お客さんを!とさせることを企む一方で
いち消費者として、そんな言葉に!と
反応してしまっている。
自分の仕掛けたトラップに
ひっかかっているようで、なんだか
とても間抜けに感じるのだが。
 
 
☆☆今日の言葉のデザート☆☆
 
たぶん実現はしないだろうが、
マンションの広告にこんなコピーが
あったらイヤだ。(少々不謹慎かもしれないが)
 
当社は、姉歯を使っていません。

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2005-12-16 19:46:57

一度きりしかない、と言われたら。

テーマ:広告

今朝の新聞にティファニーの広告が
載っていたのだが、クリスマスらしい
ちょっと素敵な(きっと
女性にとって)ビジュアルだ。
コピーがないので、詳しくは紹介できないので
コチラでご覧ください (同じビジュアルです)。

いろいろなクリスマスストーリーが
創作できそうな
広告だ。

“恋人がサンタクロース”とか。
 
このティファニーの広告は、特定の商品は
登場していない。その代わりに商品を入れる
白いリボンがかけられたブルーボックス
(1837年の創業時から使われている)が
登場
している。
このブルーボックス、遠く離れたとこから見ても
一目でティファニーとわかるくらい存在感
がある。
つくづくデザインとは企業戦略なんだな。

なんてことを思わせてくれる。
 
それにしてもティファニーにしろ、
最近のiPodにしろ、パワーブランドの広告は
コピーがなくても十分わくわくさせる
ところがすごい。
商品が登場しているだけで、すべてを伝え
見た人のマインドを刺激し、マインドいっぱいに
そのブランドの世界が広げることができるのだから
 
そんな広告には、イメージを限定する
コピーはかえって無い方がいいと、
コピーライターの僕でさえも思う。

商品だけですべてを語る、コピーを

必要としない広告、最強だ。
 
さて、ティファニーときたところで、
クリスマスに男子がねだれられそうな
人気プレゼントといえば…
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
3歳のクリスマスも、
5歳のクリスマスも、
一生に一度だけ。

 
 
<東京ディズニーシー>の広告より。
前回のANAの超割の広告と同様に、
心の琴線にふれる
コピーだ。
読んで分かるとおり、
メッセージは小さな子供のいる
親に対して伝えようとしている。
 
親のインサイトをうまくついた表現だ。
ボディコピーも長めで、子を持つ父親の
モノローグになっている。
家族でディズニーシーに行ったときの
娘のうれしそうな表情がつづられ、
今年のクリスマスには、どんな思い出が
積み重なるのだろうと語る

 
小さな娘をもつお父さんは、思わず
読みいってしまうだろう。
そして、「そうだ。3歳のクリスマスも、
5歳のクリスマスも一度きりなんだ。
よーし、今年もいくぞ」とか
「今年から毎年クリスマスはディズニー
リゾートだぁ」とエンジンをかけて
しまいそうなアプローチだ。
 
さらにお父さんに抱っこされたまま
寝ている娘(ミッキーの帽子をかぶって)の
写真というビジュアルがそれに
追いうちをかけそうだ。
 
たんにクリスマスには、ディズニーシー
に行こうと動機付けをさせるだけでなく、
家族にとって、ディズニーシーへいく
意味までも刷り込もうとしている。

そんな風に思えるのだ。なんとも心にくい
いかにもディズニーらしいですね。
 
 
 
☆☆今日の言葉のデザート☆☆
 
人間白アリども
 
写真家、作家の藤原新也さんのオフィシャルサイトの

Shinya Talkの12月4日の記事 のなかで、
建築構造詐欺にかかわった面々を称して。

 
家屋に巣くって家を食い荒らし、倒壊させる。
まさに彼らは白アリそのものだ。
 
ついでに9月15日の写真「日本をあきらめない」 もすごい。

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2005-12-13 19:34:21

卒業旅行とは言わないで、どう言うか。

テーマ:コピーライティング

↑                               ↑

アイデアは実現させてこそ価値があるということ、

そのためにはプレゼン力も必要だということですね。

 

 

よく情緒的なコピーは、
売る広告には、ふさわしくない
と思われているふしがある。
確かにかっこいい言葉をちりばめた、
へんちくりんな詩のような、情緒的な

コピーをたまに目にすることはある。
 
そういうコピーはたいてい
「何を言うか」の部分が弱いとか、
まったく言おうとしていない事が多い。
コピーを考える際、

「どう言うか」の部分に気をとられすぎなのだ。
 
「何を言うか」がしっかり
機能していれば、表現が情緒的で
あっても感情が!となるコピーは作れるのだ。
 
大事なのは、いかに人の心を動かすか、
アクションを起こさせるか
である。

 
 
★今回の!なコピー。
 
 
それぞれの道へと歩みだす前に、
みんなでいっしょに旅へ出よう。

 
 
ANAの<超割>の広告より。
青空の下、広々とした草原で乗馬を
楽しむ3人の女性のイラストがビジュアルで、
<超割>が使える搭乗期間が3月のはじめ。
とすると、思い浮かぶのは卒業旅行だ。
 
<超割>のコピーは、これまで2,3度
紹介してきた。
なぜ取り上げるのかと言うと、
毎回、<超割>の使い方を提案することで、
買う理由を気づかせる、
つまり動機づけをしてあげる
という点が
コピーを考える際、参考になると思ったからだ。
 
もう一つは、買う理由の気づかせ方が
ほどよい情緒でもって表現されている点。
思わず感情を動かすスイッチ、インサイトの
押し方が巧み
なのだ。
 
「卒業旅行は超割で」という表現をしていない
のは旅行に行くことを、動機づけするため
には情緒的なアプローチの方が、心を動かし
やすい
からである。
人はどんな理由で旅行に行くのだろうか。
飛行機のチケットが安いから
というよりも、親交を深めたいとか、
思い出を作りたいとか、記念にしたいとか、
思いを実現したいといった、情緒的な
理由の方が多いと思う。
 
それゆえに、情緒のある語り口で
さりげなく買う理由を気づかせようと
しているのだと思う。
 
情緒的過ぎると、売るという
目的から、かい離していくことが多く、
かえって伝わりにくくなるのだが、
そうならないようなバランスのとれた
感じがとてもいい。
 
 
 
☆☆今日の言葉のデザート☆☆
 
ニュースにて。
八丈島を発情島と、
不具合をウルグアイと聞きまちがい。

 

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2005-12-11 23:37:48

よりどり見取り、選んだのは緑。

テーマ:その他

来年は手帳を一新しよう。
突然そう思い立ち、文具店に。
売り場を眺めていると、
夢がかなう手帳や金持ちになる
手帳といった、自己実現手帳と
いうべき新しいタイプの手帳が目立つ。
そんな手帳の活用本もけっこう売れているようだ。
 

面白いよね。
手帳といえば、従来はメモや
スケジュール管理のツールという
イメージだったが、
自己実現のためのツールという
新しい価値が付加
されたことに
よって、ちょっとしたブーム
になっているところ
 
新しいカテゴリーができたら、
新しいビジネスチャンスが生まれるわけだ。
これで、手帳市場が新たな成長曲線を
描いていたら、もっと面白い。
 
手帳の進化というと、
ザウルス等の電子手帳や、
PDAなど、ITの進化とシンクロ
していくかと思っていたのだが、
最近の手帳ブームは全く、別の
アナログなベクトルで進化している点が
なかなか興味深い。
 
さて、どんな手帳にしようかなっと…
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
世界平和
その前に
家庭平和
 
妻に
「愛してる」
と言ってみる
 
2006年
ちょっといい一年にしよう。
 
 
浮気をしたこともあったが、やっぱり高橋が一番だ
等、毎回笑えるコピーで知られる
「シンプルだけど、凝っている。」
高橋書店の広告より。
高橋の手帳の広告は、コピーで勝負しようと
するタイプということで、キャッチコピー
好きの人には人気が高い。
 
今回は、なぜかレイザーラモンHGが
ビジュアルに登場

手帳に「筋トレ フー!!」と書き込んでいる。
(フーかフォーか正しいのはどちら?)
 
その高橋の手帳、昔ながらのシンプルな
作りなのだが、ラインナップが多い。
多すぎて何を選んでいいのか迷ってしまう。
店頭に選び方のガイダンスが欲しいところ
 
僕はどちらかというと手帳を
使いこなしていないくちで、
これは、いつもカバンの中に
手帳とノートがあるせいだ。
以前は、スケジュールや大事なことは
手帳に、仕事の打ち合わせには
ノートを使っていたのだが、
いつの間にか、使い分けが面倒なので

ノートばかり使うようになっていた。
 
手帳はたまに使う程度なんだけど、
後であれは手帳かノートか
どちらに書いたっけ?と
探すことが多く、この無駄な手間を
解消せねば、そのためには情報を
一元化せねばと思ったわけである。
今ごろね。
 
今までは、小さめのシステム手帳だった。
システム手帳は柔軟にカスタマイズ
しやすいのだが、あまりいろんなものを
挟み込んだりしていると、
着膨れしたアルマジロみたいで、
スマートさにかける。
小さいので書くスペースも少ない。
 
余談だけど、僕が広告業界に入ったころは、
なぜかディレクターとかプロデューサーとか
いう肩書きを持っている人たち、
それもカーディガンを肩からかけている
タイプの、人をちゃんづけで呼ぶ人は
みな着膨れしたシステム手帳を

持っていたものだ。
 
そんなわけで、
今回はコンパクトで、収納など
使い勝手がよく、書くスペースが多い
タイプの手帳を探したところ、
ジャストフィットの一品を発見したぜ。
 
2006シーズンの僕の手帳は、
「ほぼ日手帳2006」に決まり。
(今までなぜ気がつかなかったんだ?)
随所にある遊び心あふれる仕様もいい。
色はグリーン。来年はいっちょ
使いこなしてみるか。
 
もし、街で(主に東京都内)で
ポスターや看板の広告のコピーを

グリーンの手帳に書き込んでいる

オヤジを見かけたら、
それは高い確率で、僕だ。
そんな時は、後ろからそっと近づいて
メモをとっている僕の膝に軽く膝を入れて
くれたらうれしい。
 
ただし、人違いでトラブルになって
何か被害を受けても、僕は責任を
とりませんので、悪しからず。
 

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2005-12-08 20:31:24

オヤジも食いたいぞ、鍋エステ。

テーマ:コピーライティング

そろそろ忘年会シーズンなんですが、
えーっと、まだ一つも予定がないとです。

昨年は忙しくて、忘年会ゼロ。
今年はそうでもないのになぁ。
 
…と思いながら、飲食店の忘年会の
チラシや看板をうらめしく眺めていると…
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
Wコラーゲンたっぷり、
美肌宴会はいかが?

 
 
焼き鳥チェーンの<とり鉄>ポスター より。

ん、美肌宴会?それはコラーゲンたっぷりの
「鶏の水炊き美白鍋」 だそうだ。
鶏コラーゲンとフカヒレコラーゲンが
Wで入ってるとのこと。

 
コピーも効きが良さそうだが、
メニューの名前もいい。
なんたって、美白鍋
商品価値をズバリと表現。
コピーからも分かると思うが、
この鍋は女性客向けのメニューだが、

男から見ても、こんな鍋だと女性を

誘いやすいよな。
 
このコピー、女性にどう訴求すれば
興味を持ってもらえるかに
フォーカスをして考えている。
「誰に」伝えたいのかが
明確になっていると、ピンポイントな
コピーが浮かびやすい

 
さらに言うと、Wコラーゲンでキレイに
なろう。というストレートな表現ではなく、
美肌宴会という?とさせて!となる
表現を使っていることで、
パンチが効く
コピーになっている。
 
この料理を食べると、
肌がキレイになる
という価値を、美白、美肌という
女性がピンときやすく、なおかつ
料理にはあまり使わない言葉を使って
意外性を出している
のだ。
 
マーケティングに効きそうなコピーなので、
ネットショップをやっている方は
参考になると思うよ。
 
だからと言って、スッポン鍋セットの
コピーに「食べてびんびん、彼女も悦ぶ、絶倫鍋!」
とか言っちゃだめですよ。下品はだめ。
まぁ、絶倫なんて言葉は今どき使いませんけど。

 
でも、男も食べてみたいな、美白鍋。

LEON風にいうと、肌ツヤオヤジは、鍋でエステという感じだな。

 

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2005-12-07 23:49:41

実は、見知らぬ他人に決めてもらっている。

テーマ:マーケティング

インターネットのおかげで、僕たちは
賢く買い物をすることができる。
賢く買うというのは、例えば他の店よりも
一番安く買うとか、買ったあとにお金を
無駄にしたと後悔しないとか、本当に買って
よかったと喜べるとかそんな感じだ。
 
つまり、買い物に失敗する確率が
少なくなったわけだ。
その理由は、買う前にいろいろな
情報を知ることができるからだ。
それも売る側からの一方的な情報ではなく、
買った人の感想など消費者目線での
情報を手軽に入手することができるから。
 
最近「AISAS」という言葉を時々目にする。
消費者の購入プロセスのことで、
Attention(注意)→ Interest(関心)→
Search(検索)→ Action(行動)→ Share(意見共有)

というプロセスだ。
 
例としては、Amazonでの買い物の
イメージ。関心を持った商品をまずネットで
調べて、買った人の意見を読んで
ようやく購入を決める。
 
たしか「AISAS」とは電通が提唱したような
記憶があるが、その電通によると
ネット利用者約900人に行った調査で
85%以上が、購入課程でネットで商品の
評価を調べたり、価格比較サイトを利用
していたという(参考:日経ビジネス10/31日号)
 
ずいぶん便利になったわけだが、
冷静に考えると、これは自分の意思で
購入を決めているようで、けっこう他人の
意見に左右されているんではないかなと。
 
 
★今回の!なコピー。
 
 
人は、みんなが選んでいることを理由に
自分の買い物を決定する傾向がある。
と、行動経済学は分析する。
人は、重要な決断を、見知らぬ者にゆだねている。

 
 
大和證券グループの広告より。
行動経済学というのは、面白そうなフィールドだ。
あらゆる経済的な選択と人の心理との関係を
研究
する学問だ。
 
紹介したコピーのように
みんなが選んでいるので、自分も買ってしまうのは
なぜか。どんな心理メカニズムが働くのか、
脳がどう機能するのかなどを検証するのだ。
 
僕の知り合いに、凄腕のセールスレディがいる。
この方の仕事は販売ではなく、営業なのだが
取引先の小売店の販売のお手伝いをすることがよくある。
売り場に出て接客するのだが、まぁ次々と
売りまくること、売りまくること。
 
その場に立ち会ったわけではないが、
立ち会った人はみな口々にすごいと驚いていた。
それで実際にお会いして、なぜそんなに売ることが
できるのか、セールストークや接客態度など
いろいろなことを尋ねた時に、こんなテクを
話してくれた

 
なんでも、買おうかどうか迷っているお客さんに
その商品はいいですよと自分が勧めるより、
その商品を買ったほかのお客さんの声を紹介する

買う確率が高くなるそうだ。
それで、ここがキモなのだが実際はほかの
お客さんの声ではなく(そういう場合もある)、
自分の声をお客さんの声として話す
のだそうだ。
 
それはお客さんに嘘をつくことになるわけで
賛否があるかと思うが、本当にお客さんに
ふさわしいものしか勧めないということなので
そこは目をつぶるとする。
 
なぜ自分の声を他のお客さんの
声として話すのかというと、
お客さんの立場に立つとよく分かる。
店員が勧めると、なんだか無理に売りつけられ
ているようで、抵抗がある
というのがお客の心理。
 
しかし、他のお客の声は、いわば第三者の意見だ。
だから、ほかのお客さんにも好評だと
言われれば信用するし、そんなに評判がいいのなら
自分も欲しくなるという心理が働く。

それなら買って後悔することはないと思うのだ。
 
コピーのように、重要かどうかは別として
けっこう人は決断を見知らぬ者に
ゆだねているかもしれない。

自覚していないだけで。
 
最近、マーケティングにブログを活用するのも、
そんな人の心理や行動と、ネットの活用による
購入プロセスの変化が背景にあるようだが、
広告になると、うまくいかないのだな。
 
お客さんの声をたくさん紹介する
CMや広告って、やはり疑ってしまいません?
映画のCMで、よく「泣けました~」といった
お客の感想をたくさん流す方法があるが、
信じるどころか、いい感想だけを流して
いるんだろうとか、サクラをつかって
いるんだろうとか思われるようで、
僕の周りでは、はなはだ評判がよろしくない。

 

やっぱり、広告はバイアスがかかっているって

みんな思っているのだ。
 
人は広告を信用しないといわれて久しいが、
そんなマイナスの位置から、広告のアイデアや
コピーを考えるのは、大変だと思われるかも
しれないが、実は楽しかったりもするのだよ。
そんな風に思っているのは、僕だけですかね。
 

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