昨日、ふと「ふりかけ」のことを思い出した。
チビッコの頃に食卓になかったら、嫌やったものベスト1は
丸美屋の「すきやき」ていうふりかけ。
これがなくなると、オカンに「なんでないとよ~~」と
ぶすくれていた。。

うちはもともと、百姓なので、朝からゴハンは当たり前。
「トーストちう、洒落た食べもんなんて。。」と
うちのジイさんはそういいって、朝昼晩、必ずゴハンだった。
しかし、、その白いゴハンが、、あまり美味しくなかった。。

友達の家で、ごちそうになるときに食べるご飯は、
「うぁ、美味しい~~」と本気で思い、
「うちのと何で違うんやろう。。もしかして、
ジイサン作るのがヘタなんかなぁ。。」とまで、
チビッコなので思っていた。

なので、妹と「すきやき」をかけてここまで育った。
未だに「ふりかけ」はかけてしまう(笑)
別になくても「なんでないとよ~~」とはさすがに言わんくなった。

その、美味しくない理由が、昨年じいさんが死んで分かった。
なんと、百姓なのに、新米を食べずに古米から食べていたからだ!!
じいさんの意向で、「古米を食べてから」というのがあったらしい。


なるほど、じいさん。。


一緒に作ってたが、ほんとにヘタクソだと思ってたぞ(笑)
ちとは贅沢してもよかったんじゃない?!




著者: 熊谷 真菜, 日本ふりかけ懇話会
タイトル: ふりかけ―日本の食と思想