ブラック・ダイヤモンドとは?
テーマ:■ジュエリー&アクセサリーブラック・ダイヤモンド、少し前から流行っていますよね?
歩いていても、すれ違う女性のアクセサリーチェックを素早くしてしまう、
細川文@職業病です
こちらは、「the spirit of de Grisogono」
世界最大のブラック・ダイヤモンドです![]()
もちろん天然で、なんと、312.24カラットという大きさ。一般的な婚約指輪のダイヤモンドが0.3カラットですから、とんでもない大きさです![]()
![]()
その名の通り、de Grisogonoが所有していましたが、お売りになったみたいですね。※「de Grisogono」の記事はこちら。
ちなみに、買った方は・・・明かされていません。
さて、先日お客様から
「ブラック・ダイヤモンド買いたいんだけど、売られているのって本物なの?」というお問い合わせがありました。
「本物」というのは、「天然」かどうか、ということを心配されているのではないかと思います![]()
残念ながら、殆どは天然のブラック・ダイヤモンドではありません。天然は、恐らく世の中で販売されている内の1%位・・・o(_ _*)o
どうぞ、悲しまないで下さい!
ブラック・ダイヤモンドを造り出す技術がもし無かったとしたら、殆ど世の中に出回ることはなく、あの不思議な黒い輝きを楽しめるのは、ほんのひと握りの大金持ちだけ、ということになってしまいます![]()
もし、天然ものである場合、ある程度の大きさならば、とても簡単に買える価格は実現できませんから・・・。
それでは、天然でないブラックダイヤモンドとは、何なのか?
実は、傷が多いダイヤモンドを加工(トリートメントと言います。)して造り出しています。
◆ブラックダイヤモンドのトリートメント(処理)方法◆
1.非常に傷や内包物、割れ(専門用語でフラクチャーと言います。)が多いダイヤモンドを用意します。
2.こちらを耐熱容器に入れます。容器の空気を抜き、真空に近い状態を造ります。
3.容器ごと高温(900~1650度)で、数分から数時間加熱します。
4.傷やフラクチャー部分が黒鉛化(グラファイト化)し、外観が真黒になります。
5.ブラックダイヤモンドの出来上がりです。
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実は、天然のブラック・ダイヤモンドは、自然界で同様の現象が起きて、出来るものです。なので、このトリートメントは、半永久的に続く効果があり、安心してお使い頂けます![]()
そもそも、ダイヤモンドと黒鉛(鉛筆の芯ですね。)は同じ炭素から出来ています。ただ、結晶構造が違うために、「透明でキラキラしたもの
」と「真黒で柔らかいもの
」という、大きな違いがあるのですね![]()
ダイヤモンドが出来るときに、様々な自然環境の変化により、一部分が「黒鉛」になってしまうというのは、考えやすいことです![]()
ただ、それが均一になっていて、見た感じが美しい、ということがレアなんですけどね・・・。
さて、「私がブラック・ダイヤモンドのジュエリーを買ったとき、こんな説明してくれなかった!」と言って怒ってはいけません![]()
こんなに細かいことは、宝石鑑定士しか知りません。
「全部良く知ってから宝石を買いたいの!」という方は、私にご相談下さいね![]()
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