2010-01-25 23:20:04

ブラック・ダイヤモンドとは?

テーマ:■ジュエリー&アクセサリー

ブラック・ダイヤモンド、少し前から流行っていますよね?


歩いていても、すれ違う女性のアクセサリーチェックを素早くしてしまう、

細川文@職業病です心


ジュエリーアドバイザー 細川 文



こちらは、「the spirit of de Grisogono」

世界最大のブラック・ダイヤモンドです宝石紫


もちろん天然で、なんと、312.24カラットという大きさ。一般的な婚約指輪のダイヤモンドが0.3カラットですから、とんでもない大きさです溜め息溜め息


その名の通り、de Grisogonoが所有していましたが、お売りになったみたいですね。※「de Grisogono」の記事はこちら。


ちなみに、買った方は・・・明かされていません。


さて、先日お客様から

「ブラック・ダイヤモンド買いたいんだけど、売られているのって本物なの?」というお問い合わせがありました。


「本物」というのは、「天然」かどうか、ということを心配されているのではないかと思いますあせる


残念ながら、殆どは天然のブラック・ダイヤモンドではありません。天然は、恐らく世の中で販売されている内の1%位・・・o(_ _*)o


どうぞ、悲しまないで下さい!


ブラック・ダイヤモンドを造り出す技術がもし無かったとしたら、殆ど世の中に出回ることはなく、あの不思議な黒い輝きを楽しめるのは、ほんのひと握りの大金持ちだけ、ということになってしまいますひらめき電球

もし、天然ものである場合、ある程度の大きさならば、とても簡単に買える価格は実現できませんから・・・。


それでは、天然でないブラックダイヤモンドとは、何なのか?


実は、傷が多いダイヤモンドを加工(トリートメントと言います。)して造り出しています。


◆ブラックダイヤモンドのトリートメント(処理)方法◆


1.非常に傷や内包物、割れ(専門用語でフラクチャーと言います。)が多いダイヤモンドを用意します。


2.こちらを耐熱容器に入れます。容器の空気を抜き、真空に近い状態を造ります。


3.容器ごと高温(900~1650度)で、数分から数時間加熱します。


4.傷やフラクチャー部分が黒鉛化(グラファイト化)し、外観が真黒になります。


5.ブラックダイヤモンドの出来上がりです。


**********************



実は、天然のブラック・ダイヤモンドは、自然界で同様の現象が起きて、出来るものです。なので、このトリートメントは、半永久的に続く効果があり、安心してお使い頂けます指輪


そもそも、ダイヤモンドと黒鉛(鉛筆の芯ですね。)は同じ炭素から出来ています。ただ、結晶構造が違うために、「透明でキラキラしたもの宝石白」と「真黒で柔らかいものメモ」という、大きな違いがあるのですね目


ダイヤモンドが出来るときに、様々な自然環境の変化により、一部分が「黒鉛」になってしまうというのは、考えやすいことです合格


ただ、それが均一になっていて、見た感じが美しい、ということがレアなんですけどね・・・。


さて、「私がブラック・ダイヤモンドのジュエリーを買ったとき、こんな説明してくれなかった!」と言って怒ってはいけませんあせる


こんなに細かいことは、宝石鑑定士しか知りません。


「全部良く知ってから宝石を買いたいの!」という方は、私にご相談下さいね心


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