2006-02-13 23:59:11

オリバー・ツイスト

テーマ:あ行の映画

オリバー・ツイスト

公式サイトはコチラ→

【原題】OLIVER TWIST
【制作年】2005

【制作国】イギリス
【監督】ロマン・ポランスキー

【原作】チャールズ・ディケンズ

【主なキャスト】
○バーニー・クラーク(オリバー少年)
○ベン・キングスレー(少年泥棒団の長:フェイギン)

○エドワード・ハードウィック(ブラウンロー氏)


【あらすじ】

19世紀の英国。

救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイストは、粗末な食事に

腹をすかせた孤児を代表してお粥のおかわりを要求し、

追放処分になる。

一旦は葬儀屋に奉公するが、不当な仕打ちに耐え切れず逃げ

出してしまう。行く当てもない天涯孤独な身の上では、目の前に

延びる街道を遥かロンドンまで、目指すしかなかった。

7日間歩き通して大都会に辿り着いたオリバーは、スリの少年に

拾われ、食事と寝床にありつけるからとフェイギンという男に

引き合わされる。

goo映画 より)


【鑑賞場所】ユナイテッドシネマキャナルシティ13
【評価】★★★★☆☆☆
【ひと言】
予告編でのイメージでは観ない方がいい映画。
---------------------------------------------


「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督作品。

ジャーヘッドとどっちを見ようか悩みましたが、こちらが

先に終わるだろうと思い鑑賞。


オリバー少年の話と思ってみるとちょっと「??」な感じが

するかもしれません。

何しろ、このオリバー君は、次々と身の上に降りかかる

災難に立ち向かうどころか、為すがまま。

そこから這い上がろうという意志も行動も今一歩。

そしてどういうわけか災難は消えうせ、そしてまた次の

災難が・・という感じなのです。

ただの「不運な少年」です。


超辛口に言うなら、

【不幸な境遇に負けることなく戦う子供の話と思いきや、

不幸がつぎつぎと襲ってきては知らぬ間に回避されると

いう、ただの不運な少年の話】でした。


(ここまでが観たあとすぐの感想)

----------------------------------


一日経って、改めて思い出すと、これはオリバー少年の

話ではないですね。

言いたかったのは、オリバー・ツイストという少年を取り巻く

時代や社会や環境への痛烈な批判。

人を出身や育ちで判断してしまう階級社会。

イギリスという国は、島国のせいか日本と似てますね。

閉鎖的なところ、排他的なところ。

溢れんばかりの才能を持っていても、その風潮のせいで

開花させることなく生涯を終えた人とかいるんだろうな。

決められた枠の中でしか生きられないって、生きる希望が

あるのかな。


育ち盛りの男の子がおかわりを求めるだけで、問題児と

みなされ、母の悪口を言われケンカしたのに、孤児だから

とムチを打たれる。

見方を変えれば、こんな環境でオリバー少年はよく歪まず

育ったなぁと、感心してしまいました。

イギリスのどんよりとした感じと風景はとても見事に再現

されていました。


テレビ版シャーロックホームズのワトソン役のエドワード・

ハードウィックがいたせいか、ホームズの風景とかぶって

みえました。

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コメント

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14 ■yamasanさん。

たしかに奥が深いですねー。
見終わってから自分なりに考えてみたり、時間が経つと大きく印象が変わる映画でした。こういう印象が変化する作品は意外にいつまでも心に残ってしまう作品になるのかも・・と思いました。
でも、チラシとか予告とかは「オリバー物語」って感じだったので肩透かしをくらった感じでしたね。

13 ■さわわさん。

たしかに見終わると同時にすべてが解るものだけが「いい映画」とは限らないですね。
最後のシーン、私もウルウルときちゃいました。

12 ■ポランスキーの奥深さに

TB有難うございます。

僕もこの映画を見てしばらくたってから、同じように、監督の意図が、オリバー少年を描いたのではなく、あの時代、環境を描いたのかなと、思えるようになりました。
そう考えると、ポランスキーや奥深いですよね。

11 ■TBありがとうございました★

さわわもこの作品は特に時間がたってから考えるとこうかも・・ああかも・・と考えられました
こういう意味で、いい作品じゃないかなぁと思うです
感謝の心を忘れないと言うことをきちんと守った最期の謁見のシーンは特に好きです

10 ■satiさん。

コメントありがとうございます。

>相手の気持ちを考える心のゆとりが
ラストのフェイギンを思いやる
涙だったのかなぁ~と・・

なるほど。心の成長ですね。
映画見た直後は「あんな仕打ちを受けながらもオリバーなりに好きだったのかな」なんて思ってましたけど、たしかにそうかもしれませんね。

9 ■たましょくさん。

コメントありがとうございます。
オリバー少年のお話と思っていたので、違和感は大きかったですね。
もっと別のタイトルだったりしたら印象も違ったかもしれませんね~。

8 ■charlotteさん。

ありがとうございます。
そういえばフェイギンはユダヤ人でしたね。
彼にもイギリスで生きていくには苦労があったのでしょうか・・。それはそれで別の物語になりそうですね。

7 ■cyazさん。

コメントありがとうございます。
同じ映画でも人によって感じ方が違うのはもちろん、自分の中でもその時のコンディションで全然違ったりしますよねー。
他のブロガーさんのレビュー読んで「なるほど。そういうことだったのか」と思うことも多々ありますし。

6 ■ミチさん。

コメントありがとうございます。
私も基本的には直後に書いてますが、確かにあとで見ると「浅いなぁ」と思うこと多いです(泣)

5 ■TBありがとうございました

孤児のオリバー君が
なすがままに流されるように
生きた過酷な人生でしたが・・・
あの悪党フェイギンや
親切な老人夫婦に
初めて人の温かさや信頼を受けて・・
相手の気持ちを考える心のゆとりが
ラストのフェイギンを思いやる
涙だったのかなぁ~と・・
映画を見た後で考えたりしています~!
★TBありがとうございました!

4 ■同感

 TBありがとうございますm(_ _)m

 オリバーに物語を進めて行ってない
のはすっごく腑に落ちなかったです。
それでも、当時の雰囲気みたいなモノ
は伝わってきたかなぁ~と。

3 ■TBありがとうございました

時代背景はかなり現在とは違った感じですものね。私もよくオリバー君がすれてないなあと思いましたよ。
フェイギンという人物像もユダヤ人というところが興味深いです。

2 ■社会背景

TBありがとうございましたm( )m

同じ映画を時間が経ってから観ると感じ方が違うってことがありますね^^ 今こういったブログで他のブロガーさんのレビューやコメントを見るにつれて、どんどん感じ方も変化してくるものだと思いながら、でもこの映画は多分もう観ないでしょうねぇ・・・。 ただ、バーニー君は素直に大きく育って欲しいと思います^^

1 ■TBありがとうございました

こんにちは♪
見た直後の感想と一日経った感想ではずいぶんと違うものですよね。
私も記事を書くのは見た直後のことが多いので、後から振り返って読みが浅いと嘆くことが多々あります(汗)
オリバーが美しい心を失わずに育ったことは奇跡に近いかもしれませんね~。

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