「ALWAYS 三丁目の夕日」をみました。

久々に、いい映画でした。

いや、私の中では、今年見た映画の中では NO1 です。


正直言って、実際にこの映画を見るまでは、

たいしたことないだろうと思っていました。

でも、前言撤回です。


昭和30年代の東京下町を舞台に

日本の古き良き時代が描かれていました。

この頃が、日本が一番元気だった時代、

モノがなくても、心が豊かだった時代だったのかもしれませんね。


テレビがくれば、近所中大騒ぎ。

冷蔵庫なんてものもなく、氷でビールを冷やしていた時代。

洋服はすぐに新しいのを買うんじゃなくて

お母さんがつぎはぎして繕ってくれた時代。

なんだか忘れかけていたもの、

心にホッとするものを感じました。


私が子供の頃は、これよりもう少しモノが豊かな時代だったので

でも、それでも、テレビや車は一家に1台。

洋服も親戚や兄弟のおさがりでした。

夕食時には、家に1台のテレビのチャンネルを競いながら

食卓を家族みんなで囲って一家団欒というものがありました。

学校から帰ってくると、お母さんが家にいて

「お帰りなさい」と言ってくれた時代です。


今はモノこそ巷にあふれ、車もテレビもエアコンも

一家に何台もあったりするけれど

みんななんだか疲れていて

日本全体が元気ないよね。

犯罪の動機が、どうも理解できないような妙な事件も多いし

子供を安心して学校に預けられない、

そんな時代になってしまったんだね。


この映画は、本当にオススメです。

不覚にも、泣けてしまいました。

夫は「鬼の目にも涙」とか言ってましたけど。


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