3000日の道のり

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恋人と出逢ってから 、今日で3000日。


早いような、でもやっぱり、そのぐらいは経っているような……とても不思議な気分。



出逢ったばかりのころは、21歳だったアタシも、すでに29歳。

アタシの20代のほとんどは、隣に彼がいたことになる。


相手が彼じゃなきゃ、こんなに長く付き合うことはできなかっただろうし、彼と出逢えてよかったと心から思う。

この3000日、彼に対して嫌な気持ちになったことがないのも、すべて彼のおかげだと思っている。



GW最終日の5日、いつものように彼の仕事場に行ったときのこと。

その日はトラブルがあり、夜中も作業をしなければならないらしく、朝まで一緒にはいられないとのことだった。


その代わりに、と思ったのか、着いて早々、彼は、屋上につれていってくれた。

1年半ほど前、オリオン座流星群のピークの日につれていってもらった屋上


「寒くもないし、暑くもないし、虫もおらんし、こういうときにしかつれてきてあげられへんからな」


景色もすごく綺麗でよかったのだけれど、それ以上に、彼がこうしていろいろと考えてくれていることがうれしかった。


「ホントはこの柵の上から見たほうが綺麗なんやけど、持ち上げて見せてあげるわけにもいかんからな(笑)」

「えー、いいなー。柵、邪魔ー」



長く付き合うと、マンネリ化しやすいというけれど、少なくともアタシはそれを感じたことがない。

それは、こうした些細な気遣いや思いやりの積み重ねによるものなのかもしれない。



そういえば、少し前のアメーバニュースに、こんなものがあった。



つきあいの長い彼氏を惚れ直す瞬間8パターン
つきあいも長くなり、ずっと連れ添った夫婦のように落ち着いてきたふたりの関係。良く言えば「安心できる..........≪続きを読む≫


おっと、思い当たるものがいくつか……。



【1】いつもコンタクトの彼氏が、めがねをかけた瞬間。


これはちょうど1年前に実証済み (笑)

レーシックしちゃったので、もうメガネ姿の彼を見る機会はないんだなと思うと、寂しい限りですべーっだ!



【2】スーツや白衣など、仕事をするときのスタイルを披露された瞬間。


これも経験済み。

何せ、3年半ほど前から、彼の仕事中に会いに行っておりますんでねぇ(笑)


ただ、毎度のことなので、もういちいちときめかなくなったかな。

スーツ姿や、本業のときの仕事着なら、またドキドキしそうやけど。


スーツ姿はまだ付き合って間もないとき(記録によると、出逢いから54日後、3度目のデートとなっている)に一度、本業の仕事着も5、6年前に一度見ただけなので。



【3】「高所恐怖症」や「猫舌」など、ひた隠しにしていた弱点が明らかになった瞬間。


これについても以前に書いている続編 も。


まさに高所恐怖症の彼。

昔はカッコつけてたのかそんなこと一切言わなかったけれど、最近は普通に「怖いわー」と言う。


気を許してくれているんだなと思うと、すごく愛しい。

ま、お決まりですから、からかいますけど(笑)


【4】「実はピアノが弾ける」など、知られざる特技を明かされた瞬間。

【5】ひそかに勉強して、手料理を振る舞ってくれた瞬間。


これは未だ経験ないなぁ。

特技なんてあるとは思えないし、手料理もねぇ……なさそう。



【6】旅先で頼もしい行動力を目の当たりにした瞬間。


一昨年、初めて彼と旅行をしたとき 、そして今年1月に行った2度目の旅行 、翌2月に行った3度目の旅行(こちらはまだ記事が書けてません)、いずれもドキドキしっぱなしだった。


いつもは人前で手なんてつながないのにつないできたり、高速道路を運転する横顔にもキュンときたり。

あと、友達との旅行(SHOCK遠征とかにひひ)では、夜行バスやホテルの予約はすべてアタシがやっているのに、彼と行くときは何もする必要がなくて、手配の段階から当日まで頼りっきりだった。


「頼りになる人やなぁ」って、確かに惚れ直したかも。



【7】彼氏が仲間内で実力を認められていることを知った瞬間。

【8】彼氏の友だちの前で自分の自慢をしてくれた瞬間。


第三者と接する機会がないので、これもありません。

一度だけ、彼の友達と会ったことがあるけれど、まだ付き合い始めのころ(記録によると、出逢いから72日後、4度目のデートとなっている)やったしなぁ。


ただ、彼から“友達に(アタシに関する)こんなことを言ったらこう言われた”というような話は聞いたことがある。

「『お前最悪やな。そんなこと言ってくれる女おらんぞ。もっと大事にしろ』って怒られたわ」と言われたとき、(友達にアタシの話をしてくれてるんや)と、うれしく思ったことを覚えている。




この8つの項目で見えてくるのは、“変化”“思いやり”

逆に言うと、これが失われることによって、マンネリ化しやすくなるということなのだろう。


先日、彼が屋上へつれていってくれた行為、これはそのどちらも当てはまる。

毎回事務所で会うばかりのところに“変化”をつける。

そして、アタシに夜景を見せてあげようという“思いやり”


やっぱり、この3000日の道のりは、彼とだったから歩めたのだと思う。




ただ……彼はどうなんだろう?

彼にとってアタシは、必要な存在なのだろうか?

彼の人生の邪魔をしているんじゃないだろうか?


特に、“変えられない女” であるアタシ、彼に“変化”は与えてあげられていないだろう。


3000日というと、彼にとっても、相当な時間をアタシに費やしたことになる。

もっと住むところの近い子と付き合っていれば、あるいは仕事好きな女じゃなければ、すでに結婚してパパにでもなっていたのかもしれない、と思うことがよくある。


アタシと付き合っていなければ、2つ目の仕事だって引き受けなかっただろうし、遠距離通勤による彼の身体の負担も減っただろうな、とも。



1カ月ほど前、彼が気になる発言をした。


「そういえば、あなた今年、みそみそやろ?」


“みそみそ”というのは、三十路のことらしい。


「早いでー、30になったら。俺も30までにやっておきたいこと、いろいろあったんやけどなー。もう手遅れや」

「手遅れなん?」

「手遅れやね~」

「例えば何が?」

「ん?」


そこで彼は、少し考えるように黙った。


「……まぁ、いろいろや。とにかく手遅れやねん」



アタシに気を遣って、具体的に何なのかを言わなかったんじゃないかと思えた。

間接的にでも、アタシが彼のやっておきたかったことを“手遅れ”にしてしまったんじゃないかと。

アタシと付き合っていなければ、それは叶っていたことなのかもしれない。


でも……たとえそうだったとしても、それは彼自身が考えて結論を出したこと。

“手遅れ”になることを承知で、アタシと付き合い続けることを選んでくれたわけであり、だったらアタシは、“この選択は間違いじゃなかった”と彼に思ってもらえるようにすればいいだけじゃないか。



こんなふうに考えられるようになったのも、昨年末の、彼の心の内 を聞いてから。


あの日、彼は、かなり弱気だった。

アタシが別の男性から告白された話 をしたことがきっかけとなり、いろいろと後ろ向きなことを考えてしまったらしい。


「もっと近くに住んでるヤツやったら、何かあったときでもすぐにかけつけてあげられるし、もしそういうヤツに言い寄られたら、そっちに行ってしまうのはしかたないと思う。だって、俺はどうやったってかなわんもん、そばにいるヤツには」


あのとき書いた記事はずいぶんと省略したのだけれど、実はこんなことも言ってくれていたのだ。

休みの日は出歩かず、ウチに引きこもってばかりいるアタシのことだから、告白をされるような交流のある男性の存在なんて想像もしていなかったのだろう。

それで、ぐるぐるとさまざまなことを考えてしまったのだという。


実際には、告白してきた男性は、友達の結婚式で出逢った、知り合って間もない(=そこまで親しくもない)人だったわけだけれど、それは彼にとってはたいして意味のないことで、要するに、今回に限らずこれからもそういうことが起こり得るという事実が、彼を不安にさせたのだと思う。


「そっちに行ってしまうのはしかたないって思うんやけど、そのほうが栞にとっていいのかもしれんけど……俺、ワガママやからさ、矛盾するようやけど……失うのが怖い」

「俺にとって栞は、もうそばにいるのが当たり前で、だから俺から栞を取ったら何も残らんと思う。そういう自分を想像できんくて、だからものすごく怖い」


彼はいつも飄々としているものだから、ずっと、アタシばかりが想っている気がしていて、いつまで彼がアタシなんかに付き合ってくれるのか、いつ終わりを告げられるのか、不安で不安でしかたなかった。

でも、彼もアタシを必要としてくれているのだとわかり、この先もそばにいることを望んでくれているとわかり、ずいぶんとホッとしたのだった。


「俺さ、前にも言ったことあるけど、“変わらんもん”が好きやねん。俺にとっては栞も“変わらんもん”やと思ってる」


飽き性の彼。

ケータイでも何でも、自分はコロコロと変えるくせに、いや、だからなのかもしれないけれど、好きなのは“変わらないもの”だという。

“変わるもの”に、彼は飽きてしまうのかもしれない。


先にも述べたように、アタシは変えるのが苦手な“変えられない女”。

“変わらないこと”には自信がある。


彼がそれを望んでいるのなら、このまま変わらず彼を想い続けて、彼の隣を歩いていけばいいのかもしれない。


4000日(2013年2月1日)、5000日(2015年10月29日)を目指して……。



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唯一無二の存在

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“体調あんまりよくない感じやったのに、俺ばっかりが寝てごめんなあせる ちょっと心配してるし、今日はゆっくりして体調整えてくださいパー



今朝、帰宅後に恋人からもらったメール。

心配は“ちょっと”なの!? って感じだけど、ま、いいでしょう(笑)



それにしても……と思う。

アタシ、彼には言えるんだ、と。


昔から、体調が悪くなっても、親や友達、先生に一切言えなかったアタシ。

今回も、このブログには書いた けれど、リアルに会う人たちには誰にも言わず、むしろひたすら隠すことに必死になっていた。


まぁ、そんなだから、年に1、2回、気を失うのかもしれないけれど。


でも昨晩、彼に会い、最初はやはり黙っていたのだけど、抱きしめられているうちに心の扉が少しずつ開かれたようで、話すことができた。



「春は、寝ても寝ても眠いわ……。今日も昼間、仕事早く終わらせて寝てたんやけどなぁ」

「今も眠い?」

「うん、眠い」

「そっか(笑) ……アタシは逆で、最近、眠れへんくて」

「そうなん?」


アタシは、先月末の送別会の一件以来、気分が悪くて、その影響で眠れないといういきさつを話した。


「でも、昨日の夜はちゃんと眠れたし、食欲はまだないけど、もう大丈夫!」

「そっか、それならよかった」


不思議だった。

これまで、親にすら、自分から体調が悪いことを言えなかったのに、彼にはこうして言えた。


アタシにとって、やはり彼は、唯一無二の存在なんだなと実感した。




深夜、まだ寝つけていなかったアタシが、彼の腕の中で体勢を変えたとき、半分目を覚ましたらしい彼が、


「大丈夫? 寝られてる? ――わけないか」


と、耳元でささやいた。


「うん、寝てない(笑) でも、気にせんと寝てな」

「ま、俺はいつでも気にせんと寝てるけどな」


そう言って笑ったかと思うと、次の瞬間にはもう寝息をたてている彼。

それが逆に安心材料になって、いつの間にやらアタシも、眠りに落ちていった。




夢を見ていた。


眠りの浅いアタシは、よく夢を見る。

いや、覚えていると言ったほうが正しいのかもしれない。


夢は誰もが眠っているときに見ている。

しかし、起きたときには忘れていることが多いのだという。


アタシの場合、夢を見ている途中で目を覚ますことが多いので、覚えているのかもしれない。



その日、夢に登場したのは、なぜか米寿司(まいず・つかさ)君だった。

おっと、知らない人のためにもちょこっと解説を。



米寿司君というのは、堂本光一君の「スシ王子!」(テレビ朝日系ドラマ&映画)での役名でございます。

こ~んなの。




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まぁ、とにかく、なぜかこの司君が、アタシの夢の中で、一生懸命、「反射角」について説明をしてくれていたのだった。

腕を使って、「こう入ってきたらこう反射する」

曲げる角度を変えて、「こうならこう」、って具合に。


(夢ってホント不可解ですよね……。なんで米寿司君だったのか……)



それで、アタシも同じように腕を曲げながら反射角をつくっていたところ、手首に無数のアリが!!!!!



「いやぁー!」


叫んで手を必死に振ると、


「……どしたん?」


彼がアタシの手をつかまえてくれた。


夢だと気がついた。


「また変な夢でも見た?」

「うん……」


彼は、まるで子どもをあやすかのように、ギュッと抱きしめて、背中をトントンと叩いてくれた。

1分もしないうちに、その手も止まり、寝息が聞こえてきた。




心配ごとがあるとき、体調の悪いときには、決まって見る“虫”の夢。

アタシが一番苦手な存在だからなのかもしれない。


でも、誰かがそばにいるとき――実家では妹と同じ部屋だったし、寮生活をしていたときは誰かと相部屋だったし、友達が泊まりにくることもあるし――には気が張っているからか、叫んで目を覚ますなんて醜態をさらしたことはなかった。


ところが、彼の前では少なくとも、今年に入ってから3回はさらしてしまっている。


またしても、アタシにとって、やはり彼は、唯一無二の存在なんだなと実感した。




もしこれが、心配しすぎる人なら、アタシは他の人同様、体調が悪いことを言うことができないに違いない。

「“ちょっと”心配してる」と言う彼だからこそ、言えるのだと思う。


もしこれが、気にして寝ないようにしようとする人なら、アタシは未だ、彼の前でちゃんと眠れないに違いない。

何があってもすぐに寝てくれる彼だからこそ、安心して眠れるのだと思う。



感謝の気持ちを込めて、メールを送った。



“昨日右矢印今日もありがとうキラキラ やっぱりそばで寝てくれると落ち着くみたいニコニコ おかげ様で眠れましたチョキ 心配かけてゴメンねあせる 今日も部屋でゆっくりしとくわ。ちゃんとご飯食べられるようになったらすぐ復活すると思うしにひひ




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☆ 祝 ★ 祝 ☆ 祝 ★ 祝 ☆

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高橋大輔選手、やりましたねぇ!!

日本人男子初のメダル!!


それまでは、アタシが大好きだった本田武史君のもつ4位(ソルトレークシティオリンピック)が最高位だったところを、1位上げての3位でした銅メダル


(実は高橋選手、ジャンプのコーチでもある本田君のスケート靴で演技したらしいですね。本田君の思いを受け継いでの悲願のメダル。師弟愛。いやぁ、感動やわしょぼん


大のフィギュア好きとしては、こんなにうれしいことはありません。

4回転ジャンプに果敢に挑んだのも素晴らしいと思いました。


銅メダル、おめでとうクラッカー



エバン・ライサチェクは、もうパーフェクトとしか言いようのない演技でしたねぇ。

不動の王者・エフゲニー・プルシェンコを下すとは!!

しかも、4回転を跳んでないのに。

すごすぎる……。


今日はもう、お昼休みはずっとワンセグで観てました。

そのあとも、ケータイ持参でお茶を淹れたり、トイレに行ったりしつつ、音を消して密かに観戦べーっだ!

気になって気になって、仕事どころじゃなくて。


アカン、フィギュアバカになってきてる……。

まぁ、ファン歴かれこれ20年ぐらいなんでねぇ。


一昨日も今日も、気がつくと、同期の子や上司に熱弁をふるっていて、F1について語りたくなる堂本光一君の気持ちがよ~くわかりました(笑)


好きすぎて、プーペガールも今日はご覧のとおりの衣装でした。



素直な女になるために……-プーペスケート



お昼休み中に観ることができたのは、小塚崇彦選手だけだったのですが、彼の演技もめっちゃよかったラブラブ!


4回転を成功させたのももちろん素晴らしかったですが、流れるような伸びやかなスケーティングに見惚れてしまいました。

ここ1、2年でメキメキと力を上げてきている小塚選手。

次のソチでは、彼がさらにいい色のメダルを取ってくれるんじゃないかと思わずにはいられません。


8位入賞、おめでとうクラッカー



そして、織田信成選手、スケート靴の紐が切れてしまったのは残念ですが、ホントにいい滑りでした。

あそこで最後まであきらめずにやりきるその精神力に脱帽でした。


きっと、世界中の人の記憶に残ったはず。

“Nobunari Oda”というその名前を、これまで知らなかった人にも知らしめることができたんじゃないかと。

本人は悔しくてたまらないでしょうけど、日本人として、誇らしく思いました。


さすが信長の子孫!!

さすが清洲城城主!!


4年後のソチでリベンジだ!!


彼がコミカルな演技をしたり、泣いたりしているのを見て、「かわい~!」と言ってしまうのは、アタシがオバサンになったということでしょうか……(苦笑)


なにはともあれ、7位入賞、おめでとうクラッカー



8位入賞圏内に3人の選手が入っているのはもちろん日本だけ。

ホンマすごいことですよねぇ。


高橋選手、織田選手、小塚選手、お疲れ様でした。

感動をありがとうございましたバンザイ



あ、そうそう、新聞を読んでいて思ったのが、この3選手ってみんな、親が比較的、歳いってからの子どもなんですね。


高橋選手(23歳)の母親は60歳。

→37歳のときの子ども。


織田選手(22歳)の父親は67歳。母親は62歳。

→それぞれ45歳、40歳のときの子ども。


小塚選手(20歳)の父親は63歳。

→43歳のときの子ども。


こういうのって何か関連性あるのかなぁ。






それから今日は、アメーバピグ が1周年なんだそう。

メッセージボードに自分で書いた記録によると、アタシがピグを始めたのは2009年2月21日となっています。

実は、ピグがスタートしてまだ3日目だったんですねぇ。


始めたのは早けれど、ヘビーユーザーじゃないので、進化についていけていません(笑)

ピグだけじゃなく、なんでもそうかも。

メロメロパーク だって、始めたのはサービススタートしてすぐの2005年5月だったしなぁ。



ピグ1周年ということで、街にはこんなものが出現していました。


素直な女になるために……-ピグ1周年記念



お友達のお部屋に「きたよ」をしに行くと、これまた1周年仕様。

素直な女になるために……-祝ピグ一周年

いやぁ、めでたいクラッカー




そして、ここからが本題(前置き長すぎ!?)。

実は今日、2月19日は、恋人と出逢った日でもあるのです。

アタシたちの場合、明確に「今日から付き合おう」というものがなく関係がスタートしたので、アタシは、この出逢った日をそのまま付き合った日と解釈することにしています。


なので、今日はアタシたちの付き合って8周年記念日。

これから9年目に突入いたします。


おぉ、なんか1ケタ台最後の年って感慨深いなぁ。



ま、記念日とか書いてますが、な~んにもしないんですけどね。

そもそも、向こうは認識してもいないだろうし(笑)



昨年末、彼が心に引っかかっていたことを吐露したあの日 、アタシが「(付き合って)もう8年やなーと思って」と漏らすと、彼は少し驚いた様子でした。

そういう話をこれまでしたことがほとんどなかったので、何年付き合っているのかなんて、意識もしていなかったのだと思います。


その次に彼の2つ目の仕事場(京都)で会ったとき――確かクリスマスイヴの前日でした――に、彼は自分からその話題を振ってきました。

「そういえば、こないだ、付き合って8年って言ってたよな」と――。





「2月で丸8年やで」


アタシがそう言うと、


「そっかぁー」


と、彼は何か考えるように黙り込んだ。


「どしたん?」

「ん、いや、8年前って言ったら、俺、何歳?」

「えっとね、24歳やね。まだ四捨五入して二十歳やで!」

「おぉ。てことは、こっち帰ってきて間もないころか……」


彼は、今の仕事(実家の仕事)に就く前に、一度、京都で一般企業に就職をしていた。

“帰ってきて”というのは、そこを辞めて、実家に帰ってきてという意味なのだ。


「ちょうど荒れてたころやな。いや、2月やったら、もうだいぶ落ち着いてたころかな」

「荒れてたん?」

「んー、荒れてたというか……まぁ、荒れてたね……」

「えー、それはなんで?」

「そりゃ、だって……帰りたくなかったからやん」


初めて聞く話だった。

実家に帰ったのは、彼の意志だとばかり思っていた。

でも実際はそうじゃなかったらしい。


「『そろそろ帰ってきて、こっちの仕事手伝え』って、半ば無理やりやったからな。俺、前にも言ったと思うけど、京都好きやしさ、専門学校も京都やったから、こっちに友達もいっぱいおったしな」


今思うと、もしかしたらそのせいで、当時付き合っていた彼女と別れる破目になったのかもしれない。

だから今まで、話そうとしなかったのかもしれない。


「それに、実家のほうはな~んもないもん。飲みに行ってもカラオケ行っても、こっちみたいに朝までやってへんやろ。とにかくつまらんねん。だから、荒れてた……というか、すさんでたっていうの? 半分引きこもり状態やったね」


これは意外だった。

今なんて、まぁ、仕事をかけもちしているというのもあるけれど、予定のない日がないというぐらい出ずっぱりだというのに、その彼に、半分引きこもり状態の時期があったとは。


「そのころはボード(スノーボード)もやってなかったしさ、楽しみといえば車だけやったなぁ。――あ、そのとき(8年前)の俺の車って覚えてる?」

「えっとねぇ、黒い車やった。名前何やったっけ……」

「あぁ、レガシィか」

「そうそう!」

「ていうか、よう覚えてんな」

「アタシ、結構覚えてるよ」


女性慣れいている彼――初めて逢った日の数日後に電話で話したとき、付き合った人数は、すぐに終わった人を除くと8人ぐらいだと言っていた――にとっては、きっとそうでもなかったのだろうけれど、それまでちゃんと付き合ったのが2人しかいないアタシにとっては、何もかもが幸せな記憶だった。


「なんかそれ、俺が悪い人みたいやん。俺だってある程度は……あれ、待って。――あ、なんか思い出してきた。最初に出逢ったときさ、俺、白のシビックで行った気がする。うん、そうやわ。間違いない!」

「そうなん? でも、最初に出逢ったときは、アタシ、車見てないよなぁ。車に乗せてもらったのはその次に会ったときやし。その間に車を換えたってこと?」

「んー、出逢ってから最初のデートまで、そんなに日、空いてた?」

「えー、どやろ。まぁ、すぐではなかったと思うけど、1カ月は経ってなかったな。2月の半ばに出逢って、次は3月の初めぐらいじゃなかったかな」


記録によると、次に会ったのは2週間後の3月5日となっている。

アタシの記憶も捨てたもんじゃない。


「その間に車換えたっけなぁ……? あ、でもあり得るかも。確かに寒い時期やったねん、換えたの」

「じゃあ、きっとそやねんて。その2、3週間で換えたんやって」

「可能性は高いな」


2人して昔のことに思いを馳せるのは、なんだか楽しかった。


「そう思うと、今の車、結構長く乗ってるなぁ」

「そうなん?」


今、彼が乗っている車は、すでに黒のレガシィではなかった。


「これまではずっと、車検前に換えてたねん。今の車は1回車検迎えたし、もうすぐ2回目くるしなぁ」

「車検って、初回3年やっけ?」

「そう。だから、3年ごとに換えてたねん。あのレガシィは3台目やで」

「えーーー、3台目!?」


彼と出逢ったころのアタシは、まだ免許を取って1年足らず、自分の車も持っていなかったので、あれがすでに3台目だったのかと驚いてしまった。


「だって、18(歳)で免許取ってスカイライン買って、3年後……だから21(歳)か。のときにシビックに乗り換えて、24(歳)のときにレガシィに換えたからなぁ。あ、やっぱり24(歳)に換えてるから、出逢った時期と合ってるな」

「ホンマや! じゃあやっぱりその数週間で乗り換えたんやって、きっと」

「そうかもな。――そっか、そうなると、(実家に)戻ってきてから1年ぐらい後になるんか。もうだいぶ落ち着いてたころかも。夏ぐらいまではかなり荒れてたけど。まぁ、俺も若かったからな。腹立つことあったら態度に出まくってたから」

「えー、そうなん!?」


それは興味深い話だった。

彼とは未だ喧嘩をしたことがないので、どんなことで怒るのか、怒ったらどうなるのか関心があった。


「そうやってん。仕事でも、なんか腹立つこと言われたりしたら椅子蹴ったり」

「えーーーーー!!」

「若気の至りやな、俗に言う。今はそんなことせんけど」

「椅子蹴るとか、激しいねぇ……」

「いやいや、もっと激しいことあったで」

「えー、うそ~、すごーい!!」

「何がやねん(苦笑)」


なんだかドキドキしてしまう。

そんな一面もあったんだと。


「ま、俺、基本ワガママやからさ、我慢とかできんかったねんな。今はもう、社会人になってだいぶなるし、そのへんコントロールできるようになったけど。そのぶん、あなたには結構ワガママ言ってるけどな」
「そう? そんなふうに感じひんけど」

「いや~、言ってるで。自分で言うのもなんやけど(笑) ご飯食べるときもさ、自分、店決めたことある?」

「んー、ないけど。でもそれは、アタシそういうの決めるの苦手やから、決めてくれてホント助かってるし」


心からそう思う。


「じゃあ、家行くときもさ、結構急に言うやろ。『今日、そっち行ってもいい?』とか。まぁ、仕事の都合でどうしても直前にならんと状況がわからんっていうのもあるんやけど」

「それは仕事の都合やししゃあないやん。ワガママでもなんでもないよ。アタシは来てくれるだけでうれしいし」

「んー、そしたら、せっかく会ってるのに、部屋ばっかりやん。どこか遊びにつれていってあげたりとか、全然できてへんやろ。つれていってあげたいっていう気持ちだけはあるんやで。でも身体が休みたいって言うから……(笑)」

「仕方ないよ、疲れてるんやから。疲れてるのに無理してどこかつれていってもらって、それで体調崩すとか、アタシはそっちのほうが嫌やもん」


アタシは、彼の心地いい存在になりたかった。

それは、都合のいい女と紙一重かもしれない。

それでもよかった。

彼に、必要以上の無理をさせるのが嫌だった。


ギュッと抱きしめられる。

静かな時間が流れた。



しばらくして、


「ゴメン、覚えてろって話やけど……


と、彼が口を開いた。


「……最初のデートはどこへ行ったん?」


遠慮がちなところがかわいらしい。


「最初は、京都駅の伊勢丹の中にあるお店でご飯食べたねん」

「あー、そやそや、思い出した! 京都駅の近くで働いてるっていうから、じゃあ仕事終わりに京都駅で待ち合わせようってなって、ちょうど伊勢丹の中に行きたい店があったから予約したんや」

「あ、そうやったん?」

「そうそう。あの店、東京にもあって、安室とか芸能人御用達の店が関西初進出とかいう触れ込みでオープンしたねん。でも男同士で行けるようなところちゃうから、行ってみたいと思いつつ、ずっと行けてなかったねんな。それで、ちょうどいいなと思って」


そうだったのか、と思った。

そこまで覚えていてくれて、うれしかった。


「で、食べてすぐ帰った?」

「ううん、そのあと、琵琶湖を見にいったねん。――そうそう、だからさっきのお店でワインとか飲んでたからさ、完全に飲酒運転やったで(笑)」

「うっそ~、あれはジュースやったで(笑)」
「いやいや、飲んでた飲んでた。まぁ、もう時効でしょ」

「まぁまぁ、なるほどね。それで、飲酒運転じゃないけど(笑)、車で琵琶湖へ行ったわけか。浜大津のあたりかな?」

「わからん。まだアタシ、車持ってなかったし、そのへん自分で走ったことなかったから、どこ走ってるのか全然わからんかった。暗いのもあったし。どこやったんやろなぁ」

「まぁたぶん、浜大津あたりやったと思うで」


彼がそう言うのならそうなんだろう。

運転した本人なんだから。


「そこで車停めて、外出て琵琶湖見てただけ?」

「外は、1回出たけど寒くて、すぐ車の中に入った気がする」

「そっか、冬やったもんな。じゃあ、車の中で少ししゃべって、その日はそれでバイバイしたわけか」

「んーーーーー」


言いづらい。

5年前、3周年のときにもこのブログに書いている けれど、実はそれだけでは終わらなかった。


「違う? もしかして、初デートの日にホテルに行っちゃった?」

「いや、それはなかったけど……」

「なかったけど、キスぐらいはした?」

「ていうか……キスを強要された」


アタシが言うと、彼は思い出したのか、爆笑する。


「お酒飲んでたのもあったのかも。『眠くなってきたからキスして起こして』とか言われて、そんなん冗談やと思ってたらホンマに寝るし、どうしたらいいんやろうって感じで……。『騙されたぁ』とかずっと言ってたもん。結構ね、1時間ぐらい粘ってて、でもホンマに起きひんしさ、早く家帰らんと怒られるっていうのもあって……相当頑張ってキスしたねん」


彼はまた笑った。


「言っとくけど、お酒は関係ないで。そんな程度のワインで酔うも何もないし」

「そっか、めっちゃ強いもんね」
「特に、20代前半やろ。そのころは無敵やったね」

「すごっ。え、じゃあさ、お酒関係なく、あんなこと言ってたわけ?」

「あのときはそうやったね。思い出してきたわ(笑) まぁ、ホンマに酔ってたら、理性がなくなって、たぶんキスじゃ止まらんかったやろな。そのままホテル行くか、あんまり好きじゃないけど車の中で襲うかしてたと思う」


確かにその後、「このまま襲ってしまいたい」と、彼は言っていた。
だけど、それからすぐ、ちゃんと自宅(実家)まで送り届けてくれた。


「で、その次に会ったのは?」

「その次は、どっかファミレスやった気がする」

「あ、ココスやろ。なんとなく覚えてるわ」

「お、すごい!」

「バカにしてる?(笑) いや、なんかピンポイントで覚えてるねんな。いつかは覚えてないけどここ行ったなとか。神戸も行ったよな?」


神戸??

1年ちょっと前 には行ったけど……。


「それは、去年の有馬のときじゃなくて?」

「じゃなくて、もっと付き合ったばっかりのころ。行かんかった?」

「えー、行ってへんよ。生駒は行ったけど」


4回目のデートで、お互いの友達をつれて生駒山頂へ夜景を見に行った。

いわゆるダブルデート。

彼の友達に会うことで、彼女として扱われていると実感でき、うれしかったのを覚えている。


「生駒は確かに行った。でも、えー、行かんかったっけ、神戸? 夢やったんかなぁ?」

「クリスマスの日に大阪には行ったことあるよ。アタシが夕方からキンキのコンサートがあるから、それまで大阪で遊ぼうってなって」


初めてデートらしいデートをしたあの日のこと がよみがえる。


「あ~、そんなこともあったなぁ。それと混同してるんかなぁ……。なんか行った気がしてたんやけど……」

「ふふふ、誰と行ったのかな~?(笑)」


ちょっとからかってみる。


「いや、俺そういうのは一切ないから」


意外にも、かなり真剣な口調で答えられてしまった。


「やっぱり夢やったんかもな。俺、結構リアルな夢見るから、現実なのか夢なのかわからんくなることも多いねん」


一生懸命に理由づけをしている彼が可笑しかった。


「で、2度目のデートはココスへ行って?」

「そのあと、『どこ行きたい?』『何したい?』とか訊かれて、アタシはまたいつものごとく『なんでもいい』とか言ってて(笑)」

「出た、他人任せ!(笑) で、また琵琶湖へ行ったんか」

「いや、じゃなくて……」


言い淀んでしまう。


「今度こそ、ホテル行った?」


アタシはうなずく。


「なんか、『ホンマにどこでもいいんやな』とか言って、『そしたら俺の行きたいところでいい?』って」

「で、ホテル? 自分で言うのもなんやけど、最悪やな、詐欺やん(笑) ようそんなんついてきたな。……って、そんなとこから1人じゃ帰れへんか。でも、騙されてるんちゃうかとか思わんかった? 結果的に騙してはないけどさぁ」

「うーーーん」


好きになりかけてたから、それでもいいと思ったのかもしれない。


「で、まぁ、その夜に、俗に言う“結ばれた”わけか」

「そやね」

「そっか、2回目のデートやったか。俺の中では3回目ぐらいの感覚やった。まぁ、あんまり変わらんけど(笑)」


アタシは当時のことを思い出していた。


「その日ね、帰るときさ、ナビにうち(実家)の住所が登録されてて、なんかそれがうれしかった」

「だって、あそこわからんもん。ナビなしで行けって言われても行けんし、登録しとかんとと思って、最初送っていったときに、その場で現地登録したねん」


単に、登録されていることがうれしかったのではない。

登録をするということは、今後も会うつもりがあるということで、それがうれしかったのだった。


確かに、彼が言うように、騙されているというか、遊ばれているんじゃないかという不安はあったと思う。

でも、身体の関係をもったあとではあったけど、そのナビの登録を見た瞬間に、その不安が少し軽減したのだった。



「最初のころは、自分の車持ってなかったから、いつも送ってもらってたもんね。そっから帰るの、めっちゃ遠かったでしょ?」

「とお~~かったで。途中、何回も吐きそうになったもん(笑) だって最初送っていった日、あれ時間遅かったやろ?」

「うん、2時やった」

「やろ!? 俺、だから、帰ったらもう朝の6時ぐらいやったもんな。若かったからなんとかなったけど」

「それでも懲りずに、その後も会ってくれたんやね……」

「その代わり、頻繁には会えんかったけどな」


必要以上に無理をさせたくないと思いながら、最初から、彼には無理ばかりさせていたんだなと、少し胸が痛む。


「ありがとう」


そんな8年前があったからこそ、今の自分たちがあるわけで、あらためて彼に感謝をした――。





8年を経て、初めて知った話も多かったこの日。

そして、思い出を共有できる喜びを感じたのでした。


月曜日(22日)の夜から火曜日(23日)にかけて奈良へプチ旅行に行きますが、9年目最初の思い出をつくってこようと思います。


(記事を書いているうちに寝落ちしてしまい、無理やり19日にしました。笑)

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