ブログネタ:最近みつけた「春」
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「だけど、そんなんされたら困ると思って『今のままで大丈夫です』って言っといた。回数なんて減らされたら、こうして会えんようになるしな」
昇格試験、人事異動、送別会……そういう季節なんですね、もう。
“春”なのです。
お部屋全体は、昨日発売された梅のアイテムづくし。
身の回りの自然に春を感じ、さまざまな節目に春を感じ……いずれも、前向きな、すがすがしい気持ちにさせてくれるもの。
本文はここから
昨日は恋人の当直(2つ目の仕事)の日。
いつもなら仕事場に潜入するのですが、昨日は行けませんでした。
というのも、来週に迫った昇格試験の面接の練習を、先輩がしてくださったのです。
先輩が面接官に扮して、アタシにいろいろと質問を投げかけてくるという……。
彼には、あらかじめ行けないことは伝えてありました。
「何時までかかるかわからないから」と。
だけど、やっぱり申しわけないなと思いました。
前に彼は、「ここ(の職場)も実は、もう人足りてるねん」と言っていました。
元々、仕事を掛け持ちするようになったのは、そこの社長が亡くなり、人手不足になってしまい、友達から頼まれただけだったので、人が足りているのであれば、わざわざ遠方の彼が来る必要はないのです。
彼の家からそこの職場までは車で片道2時間。
朝は6時前に家を出ているといいます。
月6回程度ですが、当直なので24時間(残業で30時間以上になることも)勤務、肉体的にもかなりきついはず。
そんな彼を気遣ってか、あるとき課長さんから、「徐々に来る日数を減らしていくか?」と訊かれたことがあったそうです。
「だけど、そんなんされたら困ると思って『今のままで大丈夫です』って言っといた。回数なんて減らされたら、こうして会えんようになるしな」
つまり、彼が、人手の足りている今もそこの仕事を続けているのは、アタシに会うためということなのです。
確かに、そこの仕事がなくなれば、アタシたちはまた昔のように、会えるのが1、2カ月に1度、ときには3カ月空くこともある、という頻度に戻ってしまうことでしょう。
彼は、「あのころはそれでも平気やったけど、この頻度に慣れてしまった今、俺はたぶん耐えられへん」と言っていました。
そういう思いで仕事の掛け持ちを続けてくれている彼。
なのにアタシは、自分の面接試験の練習のために、彼の貴重な当直日のうちの1回を、会いに行けませんでした。
昨日、帰宅してからもずっともやもやしていて……。
まぁでも、アタシも社会人ですから、昇格試験は避けて通れない道。
「頑張れ。俺は応援してるから」
そう言ってくれる彼のためにも、今は試験に全力を尽くすしかありません。
彼の1日を犠牲にしたんだから、しっかり頑張らなきゃ!!
そんななか、一昨日には社内の大幅な人事異動が発表されました。
うちの部も、これまでにはない大きな変動があるようです。
そして、今月末で契約が終了する派遣社員の子の送別会を有志で行うことになり、今日、部のみんなに予定を訊いて回りました。
上司2人は海外出張中なので、実際に日程を決定できるのはまだ先の話ですが。
「もうそんな時期なんやねぇ」
みんなから口々にそう言われ、「そうか、彼女とももうお別れなんだ」と、あらためてしみじみと考えてしまいました。
昇格試験、人事異動、送別会……そういう季節なんですね、もう。
“春”なのです。
そんな今日は、ひなまつり。桃の節句です
アタシのうちはそれほど裕福でもなかったので、雛人形というものには縁がなかったのですが、ちらし寿司と、はまぐりのお吸い物だけは、いつも母がつくってくれました。
だから、アタシにとってはひなまつりというと、雛人形よりもちらし寿司のイメージが強いんですよね。
今日も会社帰りにスーパーに寄って、ちらし寿司を買いました。
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実家のちらし寿司は、海鮮の具材なんて載っていなかったので、「え、これがちらし寿司!?」って思ってしまいました。
調べてみると、海鮮の“ちらし寿司”は江戸が発祥で、東京をはじめとする東日本が中心。
関西をはじめとする西日本は、やはり生ものを使わない“ちらし寿司”が主なんだそうです。
東京では五目ちらし、五目すしと呼ばれるんだとか。
どうりでなんか違うと思った。
だって、レンコンも高野豆腐も刻みのりも紅ショウガも載ってへんもんなぁ……。
おそらく写真のちらし寿司は、東日本と西日本の折衷型なのではないかと思います。
東日本のは別名“海鮮丼”らしいので、それとも違う感じだし。
もっとひなまつり気分を味わおうと、メロメロパークのメロ、パセリちゃんもお着替えをしました。
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手には雛あられを持っています。
ぼんぼりの冠をかぶり、首には桃のリボン……なのになぜか顔には桜が降っているという(笑)
でもちゃんと、真ん中に雛壇も飾ってみました。
(あれ、人形がいないよ)
お部屋全体は、昨日発売された梅のアイテムづくし。
桃、桜、梅……そういう季節なんですね、もう。
“春”なのです。
プーペガールのお部屋には、おまけのように雛人形が飾ってありました。
かわい~
縁がなかった雛人形を、3月3日の自分のブログに、こうして載せる日がくるとは。
ま、平面的な雛人形ですが(笑)
ま、平面的な雛人形ですが(笑)
でも、アタシとしては大満足です。
今日は朝から、尼崎駅で起きた信号機トラブルの影響でダイヤが乱れていて大変だったので、こんな些細なことでも心が和みました。
だって、新快速が全滅でしたからねぇ……。
正午の時点で20万7400人に影響ですか。
(そのうちの1人です。笑)
こちらは片道1本の距離が長いから余計に、こういうときの影響が大きいんですよねー。
一番長いもので、敦賀(福井)発播州赤穂(限りなく岡山に近い兵庫)行きかなぁ。
走行距離265.5キロ、新快速なのに約4時間かかるのだそうです
それにしても149本が運休って異常ですねぇ。
01年以降、事故や災害を除くトラブルでは最悪ということらしいので、アタシが社会人になってから最も悪いトラブルということになります。
ま、かわいいお雛様たちに癒されたからいいけど
プーペガールのきせかえをしたあと、ちらし寿司以外にもう1つ買っておいたものがあったことを思い出しました。
それはこれ。
(クリックすると大きくなります)
「春の桜シュー」だそうです。
“季節限定”とか書いてあると弱いんですよねー。
それでなくても、今日は冒頭のとおり、会社でも春気分を感じていたので、なんとなく春物で締めくくりたいなと思ったのでした。
中にはピンク色のクリームが入っていて、それが桜の味なのかどうかはよくわからなかったけれど(笑)、とてもおいしかったです
そういえば、学生のころ、アタシは清水寺近くの学生寮に住んでいたのですが、桜の季節になると、寮生の子たちと清水寺のお土産物売り場へ繰り出し、「桜ソフトクリーム」を食べに行っていました。
刻まれた桜の花びらがちゃんと入っていて、すごくおいしかったんですよねー。
学生の身分には少し金額的に高かったんですが、「ご褒美、ご褒美」と言いながら、その時期限りのプチ贅沢をしていました。
あー、懐かしいなぁ。
14日(ホワイトデー)に友達の結婚式があるのですが、そのころの寮生が10名以上集結します。
卒業以来会っていない子がほとんどなので、すごく楽しみです。
なんか、こういうちょっと甘酸っぱい思い出というのも、“春”という感じがしますよねー。
だってほら、“青春”って言葉もあるぐらいだし。
アタシが尊敬する松下幸之助は、「青春とは、心の若さである」と言っていました。
いくつになっても、心を若く保てば――それは何かに果敢に挑む心であったり、自然を愛でる心であったり――それすなわち青春だというのです。
昇格試験が憂鬱だなんて思っていては、青春には程遠いわけですね……
身の回りの自然に春を感じ、さまざまな節目に春を感じ……いずれも、前向きな、すがすがしい気持ちにさせてくれるもの。
そうした気持ちで新たなスタートを切る。
一歩前進する。
それがきっと、“春”なのですね。
桃や梅や桜や、そうした形あるもの、目に見えるものばかりでなく、自分の心の中に、あるいは自分が進むべき先に、春を見つけた気がしました。