危機一髪

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前の晩、23時すぎまで仕事してたから?

朝+昼で、食パン1枚とスープしか摂っていなかったから?

そのスープが唯一の水分摂取だったから?


いや、それらが重なったからなのかもしれない。




今日は派遣社員さんの送別会を行なった。

アタシは幹事。


本人の希望でスペイン料理のお店だった。

とてもおいしくて、さらにお店の方の応対もすばらしく、みんな大満足!

宴会プランだと今なら1人あたり飲み放題付きで5,000円と、かなりお財布にも優しい!!


みんなとても気に入って、幹事としてもよかったなと思っていた(店を決めたのはアタシじゃないけどあせる)。




アタシに異変が起きたのは、最後の料理であるパエリアを食べていたときのこと。

急に血の気が引いてきて、周りの声が遠くなった。


ヤバい、と思った。


これはいつもの気を失う前兆。

今、立ち上がれば間違いなく気絶する。


でも、幹事だから倒れるわけにはいかない。


2、3分ほどその場で安静にして、トイレに行くことにした。


幸い、トイレはアタシの席から2メートルほどの位置。

無事にたどり着き、気を落ち着ける。


次第に周りの音が戻ってくる。



よかった、乗り切ったと思い、席に戻った。


ところが、次にアタシを襲ったのは腹痛、吐き気……。

食べかけのパエリアにはもう手をつけられず、皆の話に相槌を打つことすらできない。



瞬間、こみあげてくるものがあった。

なんとか押しとどめ、再びトイレへ。


危機一髪だった。



席に戻り、でもまだ腹痛は治まらない。

お店の人には申しわけないけど、出てきたデザートにもハーブティーにも手をつけることができず、ひたすら早く終わることだけを願う。


皆が談笑しているあいだに会計を済ませるなどして、忙しいふりをしつつ、人と話す機会をなるべく避けた。


腹痛は続いているもののずいぶんと落ち着いてきたころ、全員から、派遣社員さんへ一言ずつ言葉を述べることに。

アタシは幹事ということで、最後だった。


なんとかそれもクリアし、花束とメッセージカードを彼女に渡す。


「大丈夫ですか? 顔、真っ白ですけど」


彼女の言葉にひやりとしつつも、カメラを向けられ、うまくその言葉が流れた。

写真に写る自分の蒼白い顔を想像すると、憂鬱だったけど……。


そして、なんとか送別会が終了した。



いつもなら、そこから二次会へと行くのだけれど、今日はとても無理。


「明日、8時前に出社しなきゃいけないので」(←これはホント)


と言って、珍しく逃げてきた。




食べ物も飲み物もほとんど入れていなかったところに、少量だけどアルコールを入れちゃったから、こんなことになったのかもしれない。

あるいは、残業続きで身体が疲れていたのかもしれない。


とにかく、危機一髪乗り切れて、これだけはホントによかったと思った。



自分の身体を過信しちゃいかんね。


3月最終日に、身をもって学んだのだった。


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春なのに……

素直な女になるために……-CA3A0663.JPG

昨日は雪が降ってびっくりしました雪

今シーズン、ちゃんとした雪を見るのは初めてかも。
もう春なのに(笑)


昨晩は恋人の仕事場に潜入していましたが、今朝、車に乗り込むと、フロントガラスがこんなことになってました(☆o☆)
寒かったもん。



さ、これから帰宅です。
今月は、事業計画策定やら、昇格試験やら、業務引き継ぎやら、方針発表会の準備やらで、月末だというのに原稿がまだ仕上がっておらず、今まで残業(つけてないけど)でした。

ビル内の最終退館者だったようで、カードで最後のドアの施錠をすると、
「ただ今から、館内のセキュリティー……なんたらかんたら。すみやかに退館願います」
なんて館内放送が流れて焦りましたあせる

危うく閉じ込められるところだった( ̄○ ̄;)



昨日も割と遅く帰宅、恋人の仕事場に着いたのは23時でした。
明日は派遣社員の方の送別会だから、帰るのは日が変わってからかな。

♪春なのに お別れですか?

こんな歌、ありましたよね。



今日は先月亡くなった先輩の四十九日にあたります。
先輩とも、これで本当にお別れ。
寂しいけど、先輩に恥じないよう、先輩がされていた仕事を、そして思いを、しっかり受け継いで頑張らなきゃと思っています。

来月からは2人の新入社員の指導員を務めるので、さらに忙しくなる見込み。
いい子たちが入社してきますように☆彡
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ツルスベ旅行 ~箕面編~ (下)

1月27日(水)


「人の声がするね」


恋人の腕の中でつぶやいた。

“軽い運動”をしたあと 、浴衣を着直して眠り……すでに朝になっていた。


アタシがトイレに起きた物音で彼も起きたらしい。

腕枕をしてきたのだった。



「ホンマやな」

「やっぱり人、泊まってるんやね」


あまりホテル内で人と出会わないので、空き部屋が多いのかなと、前日に話していたのだ。

まぁ、平日だし、観光地でもないし、交通の便もいいほうではないし、そんなものなのかなと。

もみじの季節は満室になるらしいけれど。



「じゃあ、昨日の夜の声、完全に聞こえてたやろな」

「もう、やーだぁ。でも夜は人の声聞こえんかったやん」

「それはもうみんな寝てたんちゃうん。そやのにあんな声出して、みんな大迷惑してたと思うで」

「えー、だって……」


それはあなたが触るからじゃない、と思う。


「でもさ、きっとあの人たち、昨日の夜は宴会で、みんな部屋に戻ってきたの夜中やって!」

「いやいやいや、自分に都合よく考えたらアカンわ(笑) さっきの声、50代から60代ぐらいの人やったやろ。そのぐらいの年齢になると、夜寝るの早いですから! だからこんな朝早くからもう活動してるわけやん」

「んー、そっか……」

「残念でした(笑)」


最近、よく彼はこういうことを言う。

アタシが嫌がるのがおもしろいらしい……。


遊ばれてるようで悔しい。


「そしたら俺らも風呂行こか。朝の露天風呂もきもちいで」

「うん、そやね」


ベッドから這い出して、準備をすることにした。


「あ、電話しなアカンちゃうん?」


どうやら彼、仕事が完全に終わりきっていなかったらしく、ウチを出るとき「今日の夜と明日の朝に、家に電話入れなアカン」と言っていたのだ。


「あー、もう大丈夫になってん」

「そうなんや」

「うん。昨日の電話で解決した。なんとかうまいこといったみたい」


前の晩、食事から戻ってきてから二度目の温泉へ行くあいだ、彼は家に電話(親が経営者のため)をしていた。

相手はお母様だったようで、いつもアタシに対して話す口調と若干違っていたのがなんだかかわいかった。


「時間? わからん。――うん、夜は食べてくる。――いや、夜中にはならん。――はいはーい」


そんな感じで、アタシが近くにいるからか、ちょっとぶっきらぼうに電話を切ったり(笑)

男はみんな多少なりともマザコンだというけれど、このぶっきらぼうさからもそれがうかがえて、隣でニヤけてしまったのだった。



部屋を出ると、他の部屋の客が何組か出入りしていた。

またしても彼が、


「あの人たちも、絶対昨日のあなたの声、聞こえてたわ(笑)」


と言い出す。

部屋の中ならまだしも、廊下で言うなんて!


「もう、そんなこと言わんといて……」


声をひそめて彼に懇願する。

彼はニヤリと満足気な笑みを浮かべながら、スタスタと先を歩いていった。




そして、この旅、3度目の温泉温泉

現地からケータイで更新した のはこのときです。

せっかくなので、ケータイからアップした2枚の画像を除いて、あと2枚、露天温泉風呂の画像を載せておきます。



素直な女になるために……-箕面温泉露天風呂1


素直な女になるために……-箕面温泉露天風呂2


(どちらもクリックすると大きくなります)


向こうに見える街並みが、夜になると夜景に変わるんですよねー。

ホント綺麗でした。





朝風呂から戻ると、今度は朝食。

一般的なバイキングだったけれど、なかなかおいしくて、好き嫌いの多い彼も満足そうだった。


……というか、彼は一度、会社の旅行で来たことがある場所だから、どんなものか知ってるのかあせる

その後、部屋に戻って歯磨き。

アタシはてっきり、もう帰る準備をして、ドクターフィッシュをしにいくものだと思っていたのだけど……。



「なぁ、ちょっと横になろか」


チェックアウトは11時。

まだ2時間近くある……けれど……。


「小さいころ、食べてすぐ寝たらさ、牛になるとか言われんかった?」

「んー、言われた気もする……けど、寝るんじゃなくて、運動やったらいいんちゃう?」


彼は、ベッドに腰をかけたままのアタシを背後から抱きしめ、耳を軽く噛んだ。

そのまま、首筋に舌を這わす。


「最後にすべすべの肌を味わい尽くしたい」


帯をほどき、キス……。



「……ん、カーテン、どうする? 閉める? それとも開けたままにしとく?」

「え、どやろ。これだけ明るかったら閉めてもあんまり変わらんかな?」

「いや、そうでもないと思うで。1回、閉めてみよか?」


彼は立って窓のほうへ歩いていく。

カーテンが閉まると、なるほど、結構暗くなった。


「おぉ、なるね、暗く」

「そやろ。どっちがいい? 明るい中でしたいって言うんなら開けるし」

「えー。じゃあ……やっぱり閉めとく」

「え、あ、そう。じゃあ……」


戻ってくる彼。

ちょっと残念そうに見えたのは気のせいだろうか。


だって、明るいと恥ずかしいもんショック!

最近の彼、いろいろと変わったことをしようとするからよけいに……。



そう、年末のあの日 以来、彼のアタシに対する接し方が少し変わったけれど、行為においてもそうだった。

何かを言わせようとしたり、したことのない体位を試したり。

とにかく、彼の中で何かが変化したのだと思う。


この日も、アタシをひとしきり攻めたあと、「めっちゃすごいことになってるで」と、耳元でささやいたり。

それに対してアタシがうなずくと、「自分でわかるの?」なんて、興味津々な様子で訊いてきたり。


今までの8年が、セーブしていただけなのだろうか。

あの日以来、そういう面においてパワーアップした気がする。



そうそう、このときは驚きのハプニングもあった。

アタシが彼を攻めていると、ドアがノックされたのだ。

びっくりして、口を離すと、


「はーい、いまーす」


と、彼が返事をした。

清掃の方が、空いた部屋から掃除に回っているらしい。


こんなところ踏み込まれたらたまったものじゃない。

アタシはしばらくドキドキが止まらなかった。


「まだチェックアウトまで1時間あるっちゅうねん」


彼は平気そうな顔で文句を言っていたけれど。




結局、10時半ごろまでいちゃいちゃしていて、チェックアウトは11時ギリギリになった。


その後、アタシたちは隣接するスパーガーデンへ向かった。

ドクターフィッシュはここですることができるらしい。


いわゆる健康施設らしく、マッサージや温泉、プールにジム、イベントホールや宴会場もある大きなところだった。

お客さんも結構多い。


ホテル宿泊者は、ドクターフィッシュの無料券を見せると入場料が不要らしい。

アタシたちはさっそく、ドクターフィッシュを体験することにした。



いやぁ、足を浸けると寄ってくる、寄ってくる!!



素直な女になるために……-ドクターフィッシュ1

(クリックすると大きくなります)


太い脚をさらしてスミマセン……。

電気マッサージを受けているようなくすぐったさがありました。

彼も大興奮!




素直な女になるために……-ドクターフィッシュ2


(クリックすると大きくなります)


指の間やかかと、足首にも結構寄ってきました。




15分後、足を上げると、再び待っていた衝撃!!


「うわっ、すげー!」


タオルで足を拭きながら、彼が叫んだ。


「そんなにすごい?」


アタシも触ってみる。


「おぉ! つるつる~!!」

「やろ!? 俺さ、バスケやってたから、何やっても足の裏って硬かったんやけど……これ、すごいわ。自分の足じゃないみたい」

「ホント、すごいね、これ~。めっちゃ感動やわ」

「最後にして一番衝撃受けたな。まぁ、温泉は確かにすべすべになるけど、効果がだいたい予測つくやん。でもこれは想像以上やってびっくりした」


前日、彼に「やろうよ!」と言ってよかったなと思った。

アタシがそう言ったから、しかたなく来ているんじゃないかと、少し不安もあったのだけど、彼は喜んでくれている。

それがうれしかった。



足を拭いていると、通りかかったおばさんに、「これ、どうなの? やっぱりいいの?」と、話しかけられた。

やっぱ大阪だわ(笑)


「すごいですよ~! めっちゃつるつるになりました!」


アタシが答えると、「ホントぉ。あたしもいつもここ来るたびに興味はあったんやけど、どうなんやろと思ってねー」と、おばさん。


「すごくよかったですよ!」

「それなら今度1回やってみよかな。この汚い足を出すのがちょっとあれなんやけど(笑)」

「いえいえ、大丈夫ですよー」


会話するアタシたちを、彼がなぜかおもしろそうに見ていた。



せっかくなので、マッサージもしてもらおうかということになった。

ところが、受付に行くと、1時間半待ちとのこと。


「そんなに待ってまでは別にいいわ」と、彼。

でも少し残念そうだったので、


「じゃあさ、帰ったらアタシがマッサージしてあげるから、今日はそれで我慢して!」


と言った。


「マジで!? やった!!」


そんなことで喜んでくれる彼がかわいくて愛しかった。





彼の運転で、帰途につく。

せっかくの旅行なのに、観光もせずにもう帰ってくるのかと思われるかもしれないけれど、それがアタシたち流だった。


遠方へ旅行に行っているならともかく、車で1時間弱の場所。

彼は観光にはあまり興味がない人だし、アタシも、少しでも早く帰って、彼を休ませてあげたい気持ちのほうが大きかった。


朝も早かったし、これから高速道路を運転してもらうし、翌日も仕事だし……。

おまけに、アタシのウチからも2時間かけて帰らなきゃいけないわけだから、その前に体力を温存してもらいたかった。


なのに……。



「昼からどうする?」


運転席の彼が訊いてきた。


「どこか行きたいところがあれば行くし、何もなければまたDVDでも借りて部屋で観る?」

「え……大丈夫なん?」

「何が?」

「朝も早かったし、運転して疲れてるやろ? 休んだほうがよくない?」

「あぁ。まぁ、DVD観ながら寝るかもしれんけど」


彼はそう言って笑う。

「それに、この程度の運転、いつも2時間ぐらい運転してることに比べれば近いもんや」

「でも……高速やしさ、神経使うって言うやん」

「いや、むしろ高速のほうが楽やで。信号もないし、急なカーブもないし。ただ、そのぶん、睡魔との闘いやね。あまり変化がないから、ボーっとしてくるねん」

「そっか。――今も眠い?」

「今? 今は大丈夫やけど……まぁでも、部屋に着いたら即行寝てしまうかもしれんな(笑)」

「じゃあやっぱり、DVD借りて部屋でゆっくりしよ」


ホントは、DVDを借りても、彼はほとんど観ずに寝ちゃうんだろうなと思ったのだけれど、せっかく提案してくれているのに却下するのはあまりに失礼なので、借りることにした。


「昼ごはんはどうする? 何か食べたいものある?」

「えー、うーん……。なんでもいい……


後半、ばつが悪くてうつむくと、彼が苦笑した。


「相変わらず他人任せやなぁ(笑) ま、訊く前からそう言うとわかってたけど(笑)」

「だってぇ……」


言い返せない。


「じゃあ、またくら(くら寿司)行く? ビデオ屋も近いし」

「え、でも……食べれんの?」


海鮮系がまったくダメな彼。

昨年末に一度行ったときは、たまごやらハンバーグやら豚カルビやらコーンやら、子どもが好きそうな変わりネタばかり食べていたけれど……。


「俺はまたしても変わりネタばっかり食べるから! あそこ、変わりネタも豊富やし好きやねん。でも実家近くにないからさ、こっち来たときしか行けへんし」

そういうことならいいか、と思った。





「くら寿司」で食事をし、DVDを借りて帰宅。

DVDは、彼のリクエストで「名探偵コナン」だった(笑)


しかし、やはり途中から熟睡してしまった彼。

あとでストーリーの概要を説明してあげた。


それからしばし甘~い時間ラブラブを過ごし、約束のマッサージ。


「もっと強く! もっと激しく!」


なんて、どこかの変なビデオのようなことを彼が冗談で言うものだから、笑えて余計に力が入らなかった(笑)



18時ごろからちょっと歩いてお出かけ。

目的は近くのショッピングセンターだった。

26、27日とお客様感謝祭が行われているらしく、アタシにも招待状が届いていたのだ。


ちょうど買いたいものもあったので、その招待状を見ながら、「あとで(彼が帰ってから)行こうかなー」とつぶやくと、「それやったら俺も付き合うで。荷物持ちぐらいはできるし」と言ってくれたのだった。


ショッピングセンター内は、おそろしいほど人であふれかえっていた。

どこもかしこも人だらけで、歩くのがやっとなほど。

平日だというのに、みんな来るんだなぁ、と思ってしまった。

だって、主婦ならともかく、老若男女問わずの人出だったのだ。


食料品売り場は、各レジの列が売り場内にまで延びていて、並ぶと30分はかかりそうだったのであきらめる。

トイレットペーパーやボディソープの詰め替え用など、衛生消耗品を数点買って、退散した。



夕食は、彼が一度チャレンジしてみたいというホルモン焼き!

内臓系は苦手だというのに、何を思ったか、食べてみたいというのだ。

ウチのすぐそばに「情熱ホルモン」があり、通るたびにいい匂いがして、惹かれていたのだという。

トイレットペーパーなどを持ったまま入るのもあれなので、マンション前の空きスペースに停めてある彼の車の中に放り込む。


「忘れんようにせんと」

「忘れたら、俺がそのまま家に持って帰るで。おかんが喜ぶわ。『ええ子や~ん!』って言うで(笑)」


(“ええ子[=いい子]”って、アタシのこと!? アタシの存在、言ってあるんだ。ていうか、昨日と今日はアタシと一緒だってこと、お母様はご存じなんだ)


8年も付き合っていれば当然なのかもしれないけれど、妙にドキドキしてしまった。

「いや、そういうこと言う人じゃないけどな。俺ら家族全員B型やし、基本、人のことに干渉せんから。『ありがと』で終わりやな」

「へー、そうなんや。いいねぇ」

「うん、楽やで。みんな好き勝手やってるし」


彼の生き方を見てると、本当にそうなんだろうなと納得できる。

少しうらやましく思った。



店はいっぱいだった。

空いたら電話で呼んでくれるというので、彼の電話番号を伝え、一度外に出る。


コンビニで雑誌を読んだりするも、なかなかだったので、いったんウチに戻ることにした。

彼の車の中に放り込んだトイレットペーパー等を持って、部屋に入る。



さらにずいぶんと待たされ、彼が心配になった。

前日夜の電話で、お母様に「夜中にはならん」と言っていたのに、もうすぐ20時。

これから食事をして、DVDを返却し、すぐに帰ったとしても、24時近くにはなるに違いない。


アタシが買い物なんかに行かなければ……。

悔やんでももう遅い。

とにかく今は、待つしかない。



20時すぎ、ようやく彼のケータイが鳴った。


待ってましたとばかりに、いざ、「情熱ホルモン」へ。




素直な女になるために……-情熱ホルモン

(クリックすると大きくなります)


ジュージュー焼けてます。

これは「ホルモン」だったかな?



「内臓系は苦手だ」と言っていた彼。

「でも、おそらく食わず嫌いなんだ」とも言っていた。


ところが、食べやすいはずのテッチャンですら、


「んー、苦手な感じ……。焼き肉屋さんでは食べられるんやけどなぁ。ゴメンやけどあと食べて」


とのこと。


しかし、いくつか、食べられるものもあったようで、本人としては相当喜んでいた。

何せ、食べたことのないものにチャレンジするというのは、彼にとっては革命的なことなので。

「俺もいくつかはホルモンが食べられるっていう収穫があった!」だとさ(笑)


ホルモンはもちろん、キムチもとてもおいしかったなー。



会計のときに、棒付きの飴をそれぞれもらった。

それを食べながら、一度帰宅する。


「時間、大丈夫? めっちゃ遅くなってしまったよね……」

「思った以上に待たされたからな。まぁでも大丈夫やで」


並んでベッドに腰掛けながら、彼は、アタシの頭をポンポンとなでた。


「昨日、今日はホンマありがとうね。すごく楽しかった」

「俺も楽しかったよ。すべすべになったしな」

「うん。これがいつまで続くのかって感じやけどね」

「まぁ、今晩風呂入って、さらに明日入ったぐらいで効果は消えるんちゃう?」

「そっか。なんか寂しいね」

「ま、近いんやし、また行けばいいよ」


場所は違うけれど、この“また”というのが1カ月もしないうちにやってくるとは、このとき思いもしていなかった。


「えっと、これはどっちに捨てたらいいんや?」


彼が、飴の棒を持って尋ねた。


「それは紙やし、こっちのゴミ箱でいいよ。――ていうか、もうなくなったん!?」

「なくなったよ。俺、飴とか食べるの昔から人より早いねん」


それにしても……。

アタシはまだ、元の大きさの半分にもなっていなかった。

それを彼に見せると、今度は逆に驚かれる。


「それは遅すぎやろ!(笑)」

「アタシは逆で、人より遅いねん。いつもみんなに言われる。お昼休みに保険のおばちゃんが飴配ってはって、あと15分あるから食べきれるやろうって思って食べるんやけど、アカンねん」

「うん、想像できるわ(笑)」

「唾液の量が少ないのかも。だから融けへんのかな」

「あー、それはあるかもしれんな。俺、たぶん多いもん。それと、あれやな。……やっぱやめとこ」


一度何かを言いかけてやめる彼。


「え、何? 気になるやん。言って!」

「ん、いや、俺はいつも、ベッドの上で頑張って舐めてるからな、と思って」

「何それー!」


相変わらずの下ネタです(笑)


「だからやめとこって言ったのに」

「えー、そしたらアタシは頑張ってないから遅いの?」

「んー、まぁ、頑張ってもらってるけど、まだ足りんってことちゃう?(笑) 飴舐めるのが早いとキスがうまいとも言うし」

「そうなん? アタシ、あれなら聞いたことある。さくらんぼのさ、茎の部分あるやん。あれを口の中で結べたらキスがうまいって。中学のとき、みんなでよくやってたわ」

「へー、それは知らんわ。でも確かになんとなくわかるな。で、できたん?」


彼がニヤニヤと問いかけた。


「え? それはまぁ……。ていうか、練習すればみんなできるもんやねん。だからキスとか関係ないと思う……」

「ふーん」


アタシの腰に手を回す彼。

妙にドキドキしてしまう。


「ゴメンね、遅くて」

「気にせんと、ゆっくりでいいで」

「うん、ありがと」


彼が胸に顔をうずめた。

鼓動が聞こえてしまいそうで、焦る。


しばらく無言でそうしていた。



「アカン、こんなことしてたら帰るのが嫌になる」


彼が身体を起こした。

その言葉に、楽しい時間もいよいよ終わりかと、切なくなる。


ちょうど、アタシの飴もなくなった。


「そしたら、帰りたくないけど帰るか……。まぁ、今度、30日来るけどな」

「うん」


30日は、2つ目の職場の新年会が京都であるらしく、お酒を飲むため帰れないので、宿代わりにやってくることになっていた。



最後にハグ&キス。

幸せな時間の終焉はあっけない。


そして、彼は帰っていった。

彼との2度目の旅行が終了した。





――気がつけば、もう2カ月以上前の話となってしまいました。   

いやぁ、パソコン氏のご入院 により、2週間パソコンを触れないというハプニングに見舞われましたものでねぇ……(←言い訳!?)。


続く奈良編も、またぼちぼち書きたいと思います。

KinKi Kidsのコンサートの話もまだ途中だったな……あせる


今日は20時から、世界フィギュアの女子フリーを観なきゃですね!!

記念すべき第100回を、日本がジュニア、シニアともにアベック優勝、しかも日本初の快挙ですからねぇ。


しかし、いろいろなところの情報を見ていると、キム・ヨナ選手、ショートプログラム(SP)同様の精彩を欠いた演技で、転倒やミスもあったというのに、どうしてフリー1位?

どうしてほぼノーミスだった浅田真央選手を上回るわけ?

こんなジャッジ、許されるの?

ここに、バンクーバーオリンピックであれほどの点差がついた理由がうかがえる気がしました。


昨日のショートプログラムだってボロボロだったし、逆によくあんな点数をもらえたなと思いました。

あのジャッジ、他の選手に対して失礼極まりないと思います。


ていうか、キム・ヨナ選手本人は、本当にそれでいいわけ?

あんなボロボロの演技で銀メダルをもらって、トップアスリートとしてのプライドはないわけ?

「オリンピックじゃなくてよかった」ってインタビューで答えてたけど、そういう問題?

日本人選手のよきライバルだと思って好意的に見ていただけに、今日、すごく彼女を残念に思いました。


少なくとも、フィギュアというものは魅せるスポーツ。

自分だけでなく、観客の力も大きいといいます。


これは、アタシが好きな舞台でも一緒で、また、大好きな堂本光一君もよく言っていることですが、観てくれる人がいるから、1回1回手を抜かずに頑張ることができるんですよね。

観てくれる人に感動してもらいたい。

その純粋な気持ちが、根底にあるわけです。


でも、キム・ヨナ選手は、オリンピック後、戦意喪失だったといいます。また、引退も表明しています。

オリンピックで金メダルを取ることだけが、彼女の目的だったんだ、観てくれる人より自分のためなんだ、と感じました。


そこへきてあの演技……。


彼女には、原点に立ち返ってほしいものです。
そして、あの採点方式が一刻も早く改善されることを、長年のフィギュアファンとして切に願います。


長々と失礼しました。




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