一匹狼な女

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久々の「可愛くない女」シリーズ!!
(実に4ヶ月半ぶりデス……)

このブログをはじめた当初はこれがメインだったのに、だんだん書きたいことが増えてきて、いつの間にかこのテーマで書く頻度が少なくなっておりました。
ネタはまだまだあるんだけど。
何せ“可愛くない女”なもので……(^^;



さてさて、そんなどうでもいいことは置いておいて、本題に移りましょう。


少し前に、取材へ行ったときの話 をしましたが、その日の夕方、意外な人から連絡をもらいました。
それは、短大時代、同じ寮で生活をし、ルームメイトだったこともある翔子ちゃん(仮名)。
なんでも、“いま京都駅で美絵ちゃん(仮名)といっしょにいるから、合流して食事をしないか”という話でした。

美絵ちゃんというのも、元・同じ寮の友達。
実は、アタシの知り合いの中で唯一彼女だけが、うちの彼氏に会ったことがあるのですが、その話はまたいつかします。(もう4年近く前の話なんですけどね)




彼女たちと最後に会ったのは、一昨年の11月のこと。
これまた元・寮仲間の結婚式二次会に招待され、はるばる東京まで同道したときだった。

(このブログを始める2ヶ月ほど前か……)


それから1年4ヶ月、アタシは大して何にも変わっていないのだが、翔子ちゃんはというと、なんと昨年暮れに、“できちゃった結婚” !!
仕事が終わったのが8時近くだったため、急いでかけつけると、彼女は8ヶ月になる大きなお腹で出迎えてくれた。

京都で就職したという寮の後輩・真弓ちゃん(仮名)も来ていて、彼女とは実に卒業以来の再会。
でも、5年も会っていなかったというのに、全然そういう気がしなかった。


うちの大学の寮は5つほどあり、学部はもちろん、四大生や短大生、はたまた院生までもがごちゃまぜになっているため、できる友達もいろいろ。
真弓ちゃんは四大だったし、美絵ちゃんは短大から四大に編入したし……。
価値観や趣味は異なるけれど、いっしょに生活する中で生まれる何かが、未だアタシたちを強い絆で結び付けているような気がする。

元々アタシは一匹狼タイプ(というか、拒絶されるのが嫌で人の輪に入っていけない臆病者)なので、授業はいつも一人で受けていた。
でも、そんなアタシでも、寮の子たちとはちょっと深い話ができた。
家から大学まで通えない距離ではなかったけど、寮に入ってよかったと、心から思う。



しかし、寮時代にはすることのなかった仕事の話を、そのメンバーでするのはすごく新鮮だった。
当時、男性と付き合ったことさえなかった翔子ちゃんが、できちゃった結婚しちゃうとは!!

でも、“仕事の話”にしても“できちゃった結婚”にしても、当時はまったく想像もしていなかったはずのことなのに、なぜだかそこまで違和感も意外性も感じなかった。
きっと、いっしょに生活していただけに、表に見えない性格や考え方を、無意識のうちに感じ取っていたのだと思う。
そこまで、お互いの心の内にまで入り込んでいたのだと実感した。

だからきっと、アタシ自身も、美絵ちゃんに恋人を会わせることができたんだろうな。


話をしていくうち、翔子ちゃんは、まだ式を挙げていないことがわかった。

「子供が産まれてからだと、さらに難しくなるよ」

なんて言うと、彼女は、

「う~ん、別に私はそんなに挙げたいってほどじゃないけど、まぁ、親のためには挙げないとダメかなって……」

と言った。


え~、そうなの?
そんなものなの?


「地味でいいねん。でも親はもっと盛大なのを望んでるみたいで」
「え~、一生に一度の晴れ舞台やん! まぁ、一度じゃない人もいるけどさ。あれもしたい、これもしたいって思わへんの?」
「だって、めんどくさいもん。いろいろ大変なんよ、準備とか。決めなアカンこといっぱいあるんやから!」
「いいやん、楽しいやん!! アタシ、そういうの考えるの大好きやわぁ♪ 予算内でどこにどう使うかとか、色合いや大きさのバランスとか、いろいろ計算してさ!」

夢心地なアタシ。

「うそぉ~、信じられへん!! もう私の結婚式、栞ちゃんに考えてもらおっと」
「うん、それいいやん!」

美絵ちゃんまでがうなずく。

「ていうか、ウエディングプランナーになったらいいねん」
「うんうん」

「そうですよ、先輩!」

調子に乗る3人。

「でも、アタシが好きなのは、それに限らず、いろいろと計算することならなんでもやねんな。だから、今の時期、仕事で事業計画やってるんやけど、楽しくて楽しくて!!」
「うわぁ、信じられへん! 私、経理部やからそういうことやってるけど、嫌で嫌で仕方ないもん」

「え~、楽しいよ~。エクセルで数式作るの大好き♪」


そんなことを話しながら考えた。

要は、アタシが好きなのは、全てを1人で1から10まで考えること。
計画を練り上げたり、数式のベースを作ったり……。

やはり、一匹狼なのだ。


複雑であればあるほど、燃える。
できあがったときの達成感がものすごく心地いいから。
ロジックや数独など、パズルゲームが好きなのも、そこに一因しているのかもしれない。

1人で考えていると、時間も忘れてしまう。

これがアタシのストレス解消法なのかもしれない。
あ、ストレスをあまり感じないのは、だからか……(笑)



そういえば、昔からなんでも1人でやりたがる子どもだった

バス遠足のとき、バスに乗っている間の企画として、ビンゴゲームをすることになった。
台紙は、クラスのみんなの名前をランダムに書いたものを用意する。

前日の放課後になっても準備が終わらなかったため、手分けをして持って帰り、家で台紙作りをすることになった。
しかし、アタシはそれを全部引き取り、何枚に1度、どのマスに誰の名前を書くかなどをすべて計算し、朝までかかって作った。
みんなからは感謝されたけれど、アタシはむしろ、やらせてもらえたことのほうに感謝したい思いだった。

そんなことは1度や2度ではない。
何かのポスターであったり、生徒会長選のたすきであったり、いろいろなものをそうやって作った。
周りも先生も、アタシがそういう作業を望んでいることが次第にわかってきたようで、利害が一致するということで、最初から任せてくれるようになった。


こういうことが好きだと話すと、いつも決まって、変わってると言われる。
女は、「アタシが1人でやります!」というよりも、「誰か手伝って~」って媚びるほうが可愛いことも知っている。

でも、仕方ないか、これがアタシなんだもん。
こういう人が1人でもいたら、みんな便利でしょ、ね!?(笑)




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アムウェイ ◆その後2◆

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久しぶりにアムウェイのお姉様からメールが入ってきた。
前に、アタシと友達が買って持っていったパンが、どこで売っているのかというような、何てことない内容のメール。

でも、アタシがはっきりと断ってから初めてのメールだったため、ちょっと嬉しかった。
やっぱりアムウェイ信者の人とアムウェイ抜きでつき合うのは無理なのかもと諦めていたから。。。
断ることばかりを考えて、相手の気持ちを考えられていなかったのかもしれない。




まずは2月の半ば、本格中華を食べに行くという話をしました

アタシが聞いていたのは、すごい料理の先生が、わざわざ神戸から本格の中華料理を作りに来てくれるからおいで、というだけ。
しかし、行ってみると、あまりにイメージしていたものと違い、驚いた。


まず、料理をする先生。
アムウェイの人たちにとってはすごい先生なのかもしれないけれど、アタシにとっては単なる主婦にしか見えないのだ。

いや、たぶん本当にそうなんだと思う。
他に仕事は持っていなくて、アムウェイの製品を使った料理を、各地を回って教えることだけで生計を立てている人。
だから、アムウェイの人たちにとったら、目指すべき姿なのだろう。

そこで最初の違和感を覚えた。


それから2点目。
いちいちアムウェイの商品である調理器具や調味料のすばらしさを語られ、聞いている人たちも、大げさすぎるほどに驚いたり感心したりするのだ。
1つ変わった作業をすると、みんな立ち上がって見に行ったり、熱心にメモを取ったり。
来ている人の半分は若い男の子で、「そんなに一生懸命聞いて、どうせ大半の子が料理は女任せのくせに……」なんて思ってしまった。

そんな異様な光景を目の当たりにし、ますます引いてしまうアタシ。
しかも、「鍋を持ってない人はいないよね?」と訊かれ黙っていると、お姉様から「栞ちゃんは持ってないよ」と言われてしまい、その後、何かと気にかけられてしまったり……。
お願いだから、放っておいてください(>_<)


そして、料理をしばらく加熱しなければならないということで発生した待ち時間。
これが一番苦痛だった。
なんと、アムウェイ講習会が始まったのだ。

内容は、前にお姉様から聞いたものと同じもの。
つまり、アムウェイの仕組みについての話だったのだ。

アタシ以外、全員アムウェイの人なのに、なんでそんな話をしているのかがわからない。
新規メンバー獲得のために必要なのだろうか。
でも、みんな当然知っているはずのことでしょ?
なのに、「へ~!」なんて声が沸きあがり、それがなんともわざとらしくて寒気がした。

終わった後、「いやぁ、何度聞いてもいい話やぁ!!」と言っている人がいて、ある意味驚いた。
やっぱり、アムウェイに入っていないアタシの来るところではなかったと、心からそう思った。


「芸能人でも多いよね、メンバーの人。有名なのは藤原紀香でしょ。スマップも、全員アムウェイの商品使ってるし。確かもうメンバーにもなってるはずよ。それから……」

延々と、そんな自慢をされ続けた。
有名人を使って人の気を惹こうとするのは、アタシはあまり好きじゃない。

だって、アタシたち、その有名人の何を知ってる?
テレビや雑誌やイベントでの姿しか見たことないのに、一体何がわかる?
彼ら、彼女らが使っているからって、それはいい商品なの?
それは間違ってると思う。

「もしKinKi Kidsがメンバーになったらどうする?」

アタシはそれには答えずに、曖昧に微笑み返した。
はっきり言って、アタシは「自分は自分」という意識が強い。
だから、訊かれたようなことがあったとしても、アタシの決断に左右することはない。

商品の良さを説いてもなびかない者に対しては、こういう方法で来るのかと思うと、少し悲しくなった。


そんなわけで、アタシはそういう気持ちをお姉様に伝えようと思った。
ただ、いきなりそんなメールをするのもあれなので、次にお姉様からメールが届いたときに、返信として送ることにした。

メールは、そのお食事会の翌日に入ってきた。
そこで作戦決行。

「やっぱりアタシ、メンバーの方ばかりが参加されてるようなのはちょっと苦手です……。誘っていただけるのは嬉しいですし、いろいろな方がおられて楽しいことも多いのですが、テンションについていけないというか……(>_<)」

最初はこんなふうに、ちょっぴり気を遣った書き方をしていた。

「皆さん、すでに深い付き合いをされてるので、深くつき合うのに時間のかかるアタシには少しツラいんです。面倒くさいヤツでスミマセン」

するとお姉様からはこんな返事が。

「みんな最初は栞ちゃんと同じ感じよ(^_-) 私もそうやったし。でもみんな積極的に友達になろうと声をかけてきてくれたおかげで、今何をしてもみんなで盛り上がるから楽しくなったの。人のつながりはおもしろい! 延長上にKinKiが出てきたらどうする? もう栞ちゃんは仲間入りしてるんだから、遠慮なく来てね」


あ~、伝わらなかった……と思った。
会員になるつもりで参加していたお姉様と、会員になるつもりはまったくなくて参加したアタシと、同じわけがないのだ。
でもそれはやっぱり言えないなと思い、次の言葉を考える。


「でもアタシの場合、苦手な場に行き続けると、平気になるどころか、もっと苦手になるんです。どんどん冷めてしまう……。『北風と太陽』の旅人にとって、北風は一層コートを脱ぎまいとさせたように。例えば、自分の好きなもの(キンキとか!?)を語るグループがあったとして、そこに入るのは割と抵抗ないんです。なぜなら、すでにグループの人たちと同じ温度だから。旅人にとっての太陽ですね」

なんとなく、yahoo!の掲示板やmixiのコミュニティを思い浮かべていた。
あれは、ホントに好きじゃなかったら話がついていけないから。

「でも、それについて好きも嫌いもなかった場合、グループの人たちのマニアックな話には拒絶感しか残りません。最初から温度が違うところに入るのは、自分を偽り続けない限り無理なんです。だからこの先、どれだけ参加したとしても、アタシの中の拒絶感が膨れ上がるばかりで、同じように楽しむことができません。アタシがアムウェイのメンバーであれば、温度も同じでそれが可能なんでしょうが、こないだもお話ししたとおり、そのつもりはありませんし……。このまま参加し続けると、アムウェイ嫌いになりそうで怖いです」

ちょっと言い過ぎたかなと思ったけれど、ズルズルならないためにはこう書くのが一番効果的だと思った。

しかし、予想に反して、お姉様からは相変わらず温かいお言葉が……。

「またいろいろお誘いするので、参加したい内容なら来てよ(^_-) イヤと思ったら全然断ってくれたらいいので。自分の気持ちをはっきり言ってくれるから、栞ちゃんのことますます気に入ったわぁ(^o^)」

問題は内容じゃないのよね~、と思いながら。。。
アタシが嫌なのはあの空気。
新興宗教に似た、あの変に活気づいた雰囲気なのだ。

仕方がない。
ここはもうこう書くしか!


「いろいろとご迷惑をかけてスミマセン。今後誘ってくださるときのためにも、アタシが苦手だと感じたことを具体的にお話ししておきます。この間のお料理のときであれば、アムウェイの仕組みについて、プチ説明会のようなものがありました。前に恭子さん(お姉様・仮名)からお聞きしたのと、全くと言っていいほど同じ話でした。参加されているメンバーの方は、『何度聞いてもいい話や!』と喜ばれていたのですが、メンバー外のアタシにとっては、何に活用するわけでもないので、誤解を解くための一度で十分な話なんですね」


とりあえず、最も苦手だと感じたことから。


「商品を褒め合うのも、メンバー同士でなら盛り上がれるでしょうが、外部の者には、身内の自慢話を聞かされているような気分になります。そう感じている時点で、アタシは今後もメンバーになることはないなって自覚しました」

これはちょっと言いすぎかもしれないとも思った。
しかし、もう二度とそういう場に居合わせたくないというのも事実。
ならはやり、書くしかない。
ちょっとフォローを入れることにする。

「ただ、メンバーの方がたくさん集まると、絶対そういう話になると思うんです。親戚がたくさん集まると、身内を褒め合うように。私も、光一ファンの友達とは、褒め合うことを楽しんでいます。でもそうでない人には、話を振られない限り、話題に出さないようにしているんです。どうしてもファンの贔屓目で話してしまいますから。それこそ傲慢になってしまいますしね」

ブログには、贔屓目満載の光一君を書いちゃってるなぁと、メールを打ちながら苦笑した。
まぁここは、誰に対するよりも自分の心情を正直に語る場所だからね。


「だから、そういう意味でアタシは、メンバーの方が集まるようなものが苦手だとお話ししました。そういうのがなければ、喜んで参加しますが……。恭子さんのお家では、全くそういうことを感じなかったのですが、やはりメンバーの方ばかりが参加されているものは、部外者意識を強く持ってしまいます。ですので、そういう部類のものは、やっぱりメンバーの方だけで楽しまれるのがいいのではないかと……」


そして送信。
丸一日経ってから、お姉様から返信があった。

「よくわかりました(^-^) イヤな思いさせてごめんなぁ。私はアムウェイ関係なくいろんな人とワイワイするのが大好きやから、今後誘ってもまたイヤな思いしたらかわいそうやから、もう誘わないようにするわぁ(^^)v」

そのメールを読んで、なんだか罪悪感を感じた。
こんなにいい人のことを、アタシは被害者面して傷つけてしまったんだなぁと。


「なんか、いろいろとよくしてくださってるのに、失礼なことばかり言って申し訳ないです(>_<) でも、決して批判してるわけじゃないので、どうか気を悪くされないでください。何にしても、自慢したくなるほど好きなものがあるってことはすばらしいと思います。アタシであれば、堂本光一や松下幸之助ですかね。これについて、人と語り合うことはまずないですが、様々な話題でワイワイと楽しむことはアタシも好きなんです。ああいったメンバーの方の集まりは苦手ですけど、恭子さんがいろいろと教えてくださることは全く拒絶感もなく、むしろ勉強になりました!(多分、恭子さんは、アタシがアムウェイのメンバーになろうがなるまいが、アタシ自身を受け入れてくださったからだと思うんです。でも、ああいう集まりの中では、どうしてもアタシのようなメンバー以外の者は浮いてしまうんですね。温度差がありすぎたんです) お気を遣わせてしまい、ホントにすみませんでした。恭子さんご家族はすごく大好きです」


こうして、お姉様は、アタシとアムウェイの縁を切ってくれた。


それ以降、ああいった会に参加したことはない。
すっきりした。

ただ、どうしてもすっきりしていなかったことがあった。
それは、お姉様を傷つけてしまったこと。

でも、冒頭に書いたように、先日久々にメールでやりとりし、それもようやく解消できた。


今回の件は、いろいろと考えさせられる出来事だった。
そういった意味においては、無駄ではなかったのかなと思う。




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「滝沢演舞場」に思う

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タッキーこと滝沢秀明君が座長を務める舞台「滝沢演舞場」が、昨日再開した。
火事の原因は、花火の火が舞台下に落ち、そこに落ちていた紙ふぶきに引火して出火したのだという。

22日の現場に居合わせたお客さんはもちろん、23日観劇予定だった人たちは、ものすごく悲しかっただろうと思う。
そしてなにより、タッキー本人や、その他のキャストおよび、舞台に関わっているスタッフの方々は、それ以上に悔しかったに違いない。

その4日前、タッキーの先輩である光一君の舞台「SHOCK」を観劇していたアタシとしては、能天気にブログを更新するのが心苦しく、再開されるまで自粛していた。
もちろん、アタシが自粛したって何がどうなるわけでもないけど……。



ニュースを聞き、まず一番に思い出したのが、2000年9月の出来事。
当時、アタシは19歳。
短大2回生で、教育実習を終え、今の会社にも内定をもらい、充実した夏休みを送っていた。

その日は確か16日だったと思う。
アタシは、寮の友達と3人で、横浜に来ていた。

目的は、KinKi Kidsのコンサート。
約2ヶ月にわたるツアーの最終地として、15日から3日間、初の横浜スタジアムで行なわれる予定だったのだ。


本当は、大阪ドーム公演に行けるとよかったのだけど、大阪は12ヶ所で行なわれるツアーのトップバッターで、7月末。
司書課程や教職課程など、取れる資格をすべて取っていたアタシは、周りの友達が次々と帰省していくなか、まだテストやレポートに明け暮れていた。

別の寮生に頼まれ、大阪公演のチケットも取ってあげていたので(KinKiはファンクラブでしかチケットが取れないのです)、「ホンマにありがとう、めっちゃ楽しかった! 席もよかったし、感謝してます」というメールをもらったとき、羨ましくもあり、自分たちが行ける2ヶ月後が楽しみで仕方なかったのを覚えている。



例のごとく、計画を立てるのが好きなアタシは、事前に横浜近辺を入念に下調べし、分刻みのタイムスケジュールを作っていた。

先にホテルのチェックインを済ませ、開場時刻まで、みなとみらい付近を散策しようと、電車に揺られていたときのこと。
アタシたち3人の前に座っているおばさんに声をかけられた。

「あなたたちもKinKiのコンサートに行くの?」

特に、車内でコンサートの話をしていたわけではないのだけど、耳慣れない方言、若い女の子たち、そしてその日、近くでKinKiのコンサートがあるとなると、間違いないと思われたのだろう。

「あ、はい」

アタシが答えると、そのおばさんは、「私もなのよ~」と言った。

「あなたたちは大阪のほうから来たの? 関西弁だから」

さらに、そのおばさんが質問する。

「あ、いえ、大阪ではないんですけど、関西方面です。アタシは滋賀で、彼女たちは……」
「私は福井です」
「私は四国です」


アタシ以外の2人は近畿地方ではないため、関西弁とは違うのだけど、そこはあえて何も言わずにおいた。


「そう、遠くから来たのね~。大変でしょう? でも多いのよね、遠くから来る人」
「そうなんですか?」
「そうよ~。私も栃木から来たんだけどね、このチケット、8万円で買ったの!」

アタシたちが驚くと、おばさんは満足そうな笑みを浮かべた。
(念のため言っておくと、そのころのチケットの値段は、1枚5千円でした)


「どうしても、アリーナの光ちゃん側がほしくてね、これでもいつもに比べたら安いほうよ。ホント、安い買い物だったわ! 普通だったら10万以上するんだから。ダフ屋から買ったらもっと高いしね」

チケットを定価以上で買おうなんて考えたこともないアタシたちにとっては、これは衝撃的だった。
会場前にはダフ屋のおじさんがわんさかいるけれど、そんなに高く売りつけてるんだ、絶対に関わらないようにしないと、と強く思った。

「じゃあ、お互い楽しみましょうね」

駅に着くと、そう言って去っていくおばさんの後姿を見ながら、改めて、KinKi Kidsの人気を実感したのだった。



みなとみらいで記念写真を撮りまくっていると、雨がぱらついてきた。
翌17日に、大型の台風が直撃するという予報だったため、とうとう迫ってきたようだった。

しかし、コンサートは雨天決行。
雨合羽もちゃんと持参しているし、何の心配もしていなかった。

むしろ、直撃するという翌日じゃなくて良かったと思っていた。


雨は結局、降ったり止んだりを繰り返しながら、コンサートの本番を迎えた。

席はアリーナで、花道の真横という、ベストポジション。
未だ、これ以上の良席に当たったことはない。


しかし、開演と同時に、バケツをひっくり返したかのような土砂降りとなった。
風も出てきて、雷もひどい。

雨合羽は着ているものの、服の中に水が入ってくるのがわかる。
雨足が強すぎて、目を開けることさえ困難。
せっかく良い席だというのに、ほんの2、3メートルのところに光一君がいるというのに、しっかりと見ることができない……。

せめて歌声だけと思っても、マイクが濡れて入りにくくなり、肉声だけでは雷の音でほとんど聞こえず。
雨で濡れたステージでは、KinKiの2人もジュニアの子たちも、ツルツル滑ってうまく踊れず、何度も転ぶ始末。
本当に悲惨な状態だった。


最初のMCのときに、スタッフから光一君へ、中止をするよう指示が下った。
しかし、KinKiの2人はそれを拒み、音がなくても続けると言い張った。

アタシたちも、たとえ見えなくても、音が聞こえなくても、その場に一緒にいられるだけでいいと思った。
中止なんて、絶対に嫌だと思った。


でも、神様は台風を遠ざけてはくれなかった。
状況はどんどんと悪化する一方だったのだ。

しまいには、モニター画面まで映らなくなり、照明機材からは煙が上がる。
かなり危険な状態になっていた。

お客様の安全を考えると、中止にせざるを得ない、そうスタッフに言われると、2人も反論できなかった。


よって、コンサートは約30分で打ち切り。
3時間、2人と一緒の時間を楽しめると思っていたアタシたちは、落胆した。

退場のとき、KinKiの2人は、最後の1人の客が出終えるまで見送っていたという。
途中、剛君が「夏の王様」だったかな、アカペラで歌い出したため、まだ退場の指示が出ていないブロックの客(アタシたちもそうでした)が、いっしょになって歌おうとする。
しかし、光一君に止められ、剛君もおとなしく見送ることにした。

ここには、2人それぞれの優しさが見えた。

打ち切られたことへのお詫びに、せめてアカペラでも歌おうとする剛君。
彼らしい、素直でストレートな優しさ。

でも、そうすると退場しかけていた客は戻ろうとする。
これから退場する客も、退場指示が出ても帰ろうとしなくなる。

だから光一君はあえてそれを制した。
こちらも彼らしい、冷静で賢明な優しさ。

そのときは、その優しさに気づく余裕なんてなかったけど、後になってこのときのことを思うと、ファンでよかったと感じる。


とはいえ、やはりその場は悲しくて仕方がなかった。
あまりのショックと怒りで、涙さえ出ない。

ホテルまでの帰り道、アタシたちは「交通費返せ~!!」なんて叫んでいたっけ……(^^;
チケット代は払い戻しされても、交通費は返ってこない。

せっかく買ったパンフレットも濡れてグシャグシャ。
ホテルで開けて乾かそうとするけれど、あまり意味なかった。

初の横浜公演記念にと、いつもは買わないペンライトを買ったというのに、中に水が入り、ライトが点かなくなった。
1週間後ぐらいにようやく復活したっけ。
これは今でも使っているけれど、錆びた電池を見るたび、あの日のことを思い出す……。


雨や風や雷が次第に弱まってきたのにも腹が立った。
お門違いだとはわかっていたけれど、代わりに取ってあげた別の寮生の子を恨めしく思った。

なんとか気持ちを切り替えようとするものの、自分ってこんなに嫌なヤツだったのかと改めて気づかされるほど、ドロドロとした部分が見え、余計につらくなった。


結局、台風が直撃するはずだった翌日は、何事もなかったかのように行なわれ、18日のワイドショーでその模様が映っているのを観ては、さらに悔しさが増す一方。

「KinKiのライブ史上、最初で最後の中止公演やし、そこに居合わすことができたなんて貴重やんな」

そう強がるアタシ。

「でも、それよりコンサートが観たかったよ……」

自分に素直な友達。
彼女は、そのショックを引きずって、冬のコンサートも辞退した。


アタシは、その1ヶ月半後に「Millenium SHOCK」を観劇、さらに1ヶ月半後に冬のコンサートへ行き、少しずつ傷を癒していった。

そして最も癒されたのが、翌年の5月に出た、シングル曲のビデオクリップ集。

ジャニーズ・エンタテイメント
Kinki Kiss single selection
ジャニーズ・エンタテイメント
Kinki Kiss single selection 1
ジャニーズ・エンタテイメント
Kinki Kiss single selection 2




アタシたちの体験した、壮絶な雷雨のなかでの模様が収録されているのだ。
彼らがあのときのことを語ることはないけれど、「なかったこと」にはしなかったんだとわかった。
映像を観るたびにつらくはなったけれど、少し救われた気がしたのも事実だった。


最後に気になったのは、8万円を出して買ったあのおばさん。
払い戻しになるのは、もちろん定価の5千円。
しかも、チケットの名義人宛だ。

ということは、あのおばさんに売った誰かが良心的な人でない限り、5千円はその人のものになるのだろう。
まぁ、良心的な人が8万円も出させるわけないだろうけど。

おばさんは8万円も払ったのに、公演は中止、払い戻しもされない。
皆さん、何があるかわからないので、チケットは正規のルートで買いましょうね。




タッキーの舞台は、4月に振り替え公演をやるらしい。
KinKiの場合、スケジュールが詰まりすぎていて(特に光一君がSHOCKを控えていたため)、それは叶わなかったけれど、本当は誰もがそれを願っていた。
まぁ、アタシたちは再び横浜に行くことはムリだっただろうけど……。

タッキーだって忙しいだろうに、ちゃんとスケジュールを調整して、偉いなと思った。
さすが座長。
もうすぐ24歳、4日ほど早いけどおめでとう!(関係ないか……)
ていうか、その日(29日)は「SHOCK」の千秋楽だ……。





誕生日といえば、我らが光一王子を愛してやまない同志、MA(Musical Academy)の町田慎吾君が、昨日25歳になった。
おめでと~!!

彼の日記によると、光一君にも「おめでとう。めでたい、めでたい」と言ってもらえたらしく、かなりはしゃいでいた(笑)

同い年だけど言わせて。

あなたかわいすぎます(爆)
光一君がしゃべっているのをずっと見つめているくせに、話をフラれると緊張してどもっちゃうところが特に!!

いつまでも、舞台上で光一君大好きオーラを放っていてください。
今回は役柄まで「コウイチ大好き」キャラになっていて笑えました。。。



しかし先週、観劇したあと、地下鉄乗り場付近で出会った彼は、ものすごく細かった!!
あれより光一君のほうが細いなんて、どんなだよ……。

あ~、町田君に出会えるとわかってたら、ファンレター(同志レター?)用意しといたのに。
来年は念のため、ちゃんと用意しとこっと。



あ~、話がどんどんマニアックな方向に……(>_<)


そうだ、誕生日といえば、本田武史君!!
町田君の2日前、23日に25歳になりました~。

おめでと~!!

昨日、今日のフィギュアの解説、ずっと聞いてました~♪




はい、かなり暴走しました……。
大変失礼いたしました。



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