先日は米粉を使った豆乳シフォンケーキを載せていましたが、今回は薄力粉で作るシフォンケーキの豆乳使用バージョンです。
プレーンなものとの違いとして、豆乳を使ったシフォンケーキはややもちっとした弾力が加わると言われますが、そのプレーンなものというのは人によって水分に牛乳を使うのか水を使うのかで感じ方は微妙に変わってくるはずです。
しかも豆乳の濃度によっても弾力の出具合は変わってきます。
ただ使用する豆乳が相当濃厚でない限りは、実は水分を豆乳に代えても、言われなければ(言われても)豆乳を入れているということがわからないほどプレーンな味になるんです。
でも水で作ったものよりもほんのり甘い風味が増し、牛乳ほどのクセは出にくいことから、あっさりすぎず濃すぎないバランスのとれた仕上がりになるのが魅力。
ちなみに私自身は豆乳をお菓子作りや料理には使っても、そのまま飲むのは苦手です。
それでもこのシフォンに関しては、豆乳のおかげでそれ自体の風味は出にくいのに味のバランスのとれた焼き上がりになるところが、作ってでも食べたくなるポイントです。
◆シフォンケーキ・シフォンロールケーキレシピ一覧はこちら
→http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12032681845.html
~材料~
17cm シフォン型
☆卵黄 M3個分 (約45g)
グラニュー糖 50g
サラダ油 30g
無調整豆乳 50g
薄力粉 65g
ベーキングパウダー 2g
バニラ 3~4cm※
☆卵白 M3個分 (約100g)
グラニュー糖 25g
※バニラがない場合、バニラビーンズでも可。
また、風味はあっさりしたものになりますがバニラ自体を使わなくても作れます。
~下準備~
・材料はすぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく
・薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
・バニラのさやを開き、種を削いで取り出す
・卵白は使う直前まで冷やしておく
・オーブンは180度に予熱
~作り方~
①豆乳をレンジに1分ほどかけて温め、バニラのさやと種を加えたらラップをして、10分たったらさやを取り出してサラダ油を加える
★バニラエッセンスを使用する場合は、豆乳は温めなくてもよく、バニラエッセンスを③の最後に加えて混ぜる
②冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらグラニュー糖1/3量を加えて更に泡立て、混ざったらまた1/3量のグラニュー糖を加えて泡立て、残りのグラニュー糖を加えたら更に泡立てて、持ち上げた時に下に落ちず角がぴんと立って少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲを作る
→あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意
→メレンゲは暑さで分離しないようにすぐ冷蔵庫へ
③卵黄→グラニュー糖→①→薄力粉+ベーキングパウダー→メレンゲ1/3量の順に、都度だまができないようなめらかに混ぜる
→卵黄を白っぽくなるまであわ立てるレシピもありますが、そこまですると卵の風味が消えてしまうので、グラニュー糖は馴染めばok
④残りの卵白を全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで大きく混ぜる
→卵白の粒が残っている場合はへらの先でなじませる
⑤型には何も塗らずに生地を入れて、型を台の上でまわしてある程度表面をならし、型を2~3cmの高さから落として大きな気泡を抜く
→あまり高いところから落とすと底がずれて生地が漏れるので注意
⑥180度に予熱したオーブンで25分焼成
→割れ目にもうっすら焼き色がついていればOK
⑦焼けたらオーブンから取り出し、すぐに逆さにしてしっかり冷ます
→ケーキクーラーの上に置いたり、筒の部分を瓶に立てたり、逆さに置いたコップの上に立てるなど
⑧完全に冷めたら、生地と型の間にパレットナイフを差し込んで外す
→パレットを差し込んだままスライドさせる取り方もあるもののえぐれやすいので、慣れるまでは一回一回都度都度差し込んで引き抜くやり方を繰り返すとえぐれない
◆シフォンケーキ作りの主な失敗と原因、その対策
→http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12126605395.html
◆シフォンケーキ作りの工程の理由や材料についてなど《逆さに冷ます理由・BPや型についてほか》
→http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12126125996.html