トランジットガールズ Another Story

ドラマ トランジットガールズの・・・・だったらいいな物語。
色々話は前後しますが、それもご愛敬ってことで。
登場人物の設定はドラマと同じですが、内容は変わります。
あくまで、フィクションなお話です。
ご本人さん達には関係ありません。

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今日のテストが終わり、アパートに帰る小百合。

途中、本屋で毎月買っているファッション誌、コンビニで紙パックのジュースを買い、家に着いた。

「まだ4時かぁ。1時間くらいなら勉強出来るかな」

小百合は、家のことを済ませ、勉強を始めた。
「・・・あ~ダメだ。ななっちの言葉が頭を過って集中できない」

小百合は菜々に「さゆっち」と呼ばれたことに、違和感があった。
「大体、言いにくくないでしょ?『小百合ちゃん』ってさぁ。そのうち慣れるかな」

「いかんいかん、とりあえず、集中しないと」
小百合はゆいの連絡が入るまで、勉強に集中していた。

夕方6時頃、ゆいからLINEが入り、もうすぐバス停に着くと。
小百合は、ドアのカギを閉め、バス停まで走っていった。

小百合がバス停に着くのと同時にバスが来た。

「ただいまぁ~」
「おかえりぃ~今日は早かったね」
「うん。予約の撮影も早く終わったしね」

二人は歩きながら
「小百合、今日のテストはどうだった?」
「うん、あのハンカチを持って行ったから、大丈夫だったよ。それはそうと、映さんは?」

ゆいは笑いながら
「小百合が思うようなことはないよ。今日も抱き着かれたけどね」
「またぁ~?なんなのぉ~?」
「私が食事の誘いを断ってばかりだから、『私のこと嫌いなの?』って。
嫌いとかそうじゃないんだけどね」

家に着いて、小百合は晩ご飯の支度を始めた。
今日は昨日作った「ロールドビーフ」の残り半分。

「ゆい、今日さ、ユイちゃんに会ったって?何かいいことあったの?って言われたよ」
「あ~私がユイちゃんにハイタッチしたからかな?」
「そう言ってた。なんで?昨日の夜のこと?」
「なんで?って・・・。そうだよ、昨日のことが嬉しかったから。小百合もやる?」

ゆいは両手を挙げて、小百合がタッチするのを待った。
「いいよ、私は」
「あれ?小百合ちゃ~ん?どしたのかな?小百合にやらないことをユイちゃんにしたからヤキモチ妬いちゃったのかな?」

ゆいの言ったことに図星の小百合は
「私は、ハイタッチよりもこっちがいいな」
そう言って、ゆいに抱き着いた。
優しく抱きしめるゆいに、小百合はしばらく動けなかった。

「ゆい、ご飯食べよう」
「うん、今日も楽しみにしてたんだ」

ゆいは嬉しそうにテーブルに座った。
「いただきまぁ~す」
「う~~~ん、美味しいぃ!」

小百合は、今日菜々に言われたことをゆいに話した。
「ねぇ?今日ね、ななっちにね、私のこと『さゆっち』って呼んでいい?って言われたんだ」
「『さゆっち』?可愛いね。ななっちとさゆっちねぇ~。でも、どうして?」
「何かね、『小百合ちゃん』って言いにくいって。そうかな?言いにくい?」
「う~ん、そうでも無いけどね。呼びたかっただけじゃない?」

ゆいは、小百合が思うほど、特に何も感じなかった。
「小百合は嫌なの?」
「あまり好きじゃない。でも、イヤだって言う理由もないし。そのうち慣れるかなって」

小百合は続けて
「それとね、ななっちが、ゆいに興味があるのか知らないけど、彼氏はいるのか?とか、凄いキレイだからモテるでしょ?とか」
「で、何て答えたの?」
「さ~?多分いるんじゃないかな?って」
「え?それだけ?」
「うん、それだけ」

「それでね、ななっちがゆいに会いたいみたいで、明日、いつもの時間に待ってるんじゃないかな?なんか変なの~」

「ごちそうさま。あ~美味しかった。小百合、作ってくれてありがとう」
「うん♪」

「でもさ~小百合。まだ『さゆっち』で良かったよ。これが『さゆたん』だったら、多分めっちゃ怒ってたかも。だって、私だけが使ってる呼び名だから。これだけは誰にも言わせたくないからね」

小百合は思い出した。菜々が言った一言
『じゃ、私だけなんだね』

このことをゆいに話すと
「ねぇ?まさかだけどさ、菜々ちゃんって、小百合のこと」
「まさか~。会ってまだ間が無いよ。そんなわけないじゃん。それにななっちは女の子だよ」
「だよね、そうだよね」

そんなわけないと言った小百合も一瞬、頭が過った。
前から「嫌な予感」がすると言っていた小百合。
「当たらなきゃいいけど」と

「小百合~昨日買ったプリン、食べようよ」
「うん、どっち食べる?」
「チョコレートにしようかな?」

ゆいは一口食べて
「美味しいね。小百合、テストが終わったら、夏休み始まるでしょ?日帰りでも良いから、どこか行こうよ」

小百合はゆいの提案に
「行きたい!行きたい!すぐ、計画立てようよ」
「うん、そうだね♪でも、とりあえず、テストのことを考えてね」
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お昼、お腹が空いた小百合は2科目めのテストが終わると、学食で何を食べようか考えていた。
いつもはすぐ決めるのに、今日は何だか迷っていた。

「う~ん。どうしようかな。今日はスパゲッティグラタンにでもしようかな」

小百合は時計を見て、
「そろそろユイちゃんたちが来る時間かな」

小百合はゆいからのLINEを読んで、返事を送った。
「へぇ~。午後から映さんが来るんだ。またチューされたりして」

『今日のテストはバッチリだよん!ゆいのハンカチ持ってきたからね!
ゆい~、またチューされないようにね!』

小百合がグラタンを半分くらい食べた頃、ユイと菜々が来た。
「小百合ちゃん、今お昼?」
「うん。テストどうだった?」

菜々が
「最後の問題が、説明分なんだけど、自信が無い」
ユイも
「あ~あれでしょ?私も一応書いたけど、あれで良かったのか分からない。
小百合ちゃんは?」

「私は丸暗記してったから、大丈夫だと思う」
「そっか。あっ、今日ね、ゆいさんに会ったよ。凄くテンションが高かったけど、何かあったの?
だって、挨拶したら、いきなりハイタッチしてきたから」

小百合はその理由を分かっていたけど、分からない振りして
「ん?特に何も無いけどなぁ~?たまに分からないことする時があるから」

そんな会話を聞いて菜々がゆいについて聞いてみた。
「ねぇ?小百合ちゃんのお姉さんって、凄いキレイだからモテるでしょ?彼氏とかいるの?」

小百合は一瞬「えっ?」と動揺した。
隣で聞いてたユイも、頭を掻いて横を向いたまま。

「さぁ~?多分いるんじゃないかな?たまに街を一緒に歩いてても、良く声掛けられてるし。
その度に『ごめんなさい』って。でもね、何度か、本当の大きな芸能事務所から名刺をもらった時もあったけど、どうしてか、その気にならないんだよね。私なら、ソッコー受けるのに」

「ユイちゃん、今日会ったんなら、明日も同じ時間にいたら私も会えるかな?」

ユイはちょっとヤバいと思ったのか
「私も今日たまたま会っただけだから、明日も同じ時間かどうか分からないし」
「そうなんだ。また今度だね」

小百合は
「ななっち、お姉ちゃんに興味でもあるの?」
「興味というか、あんなキレイなお姉さん見たことがないから、会えばご利益あるかなって。
ねぇ?」

「ん?なに?どした?」

「小百合ちゃんって言いにくいから『さゆっち』って呼んでいい?」

小百合はそんな呼ばれ方をされたことがないから、思わずユイを見てしまった。

「う、うん。いいよ。そう呼ばれたことがないから、ちょっとびっくりした」
「そうなの?じゃ、私だけなんだね」

ユイは『小百合ちゃん・・・って言いにくいかな?そんなことないよね』と不思議そうに菜々を見た。


今日の午後は撮影の仕事は入っていない。
その代わりに映が来月の打ち合わせでスタジオに来る予定になっていた。

ゆいたちが機材の手入れをしているとき、映がマネージャーを連れて、スタジオに来た。

「こんにちは~」

映はゆいを見つけると、一目散に駆け寄りゆいに抱き着いた
「ゆいさぁ~ん!」
ゆいは、「こんにちは」と言いながらも、冷静に「ちょっと、熱いんですけど~」と映から少し離れた。

「ゆいさん、いつになったら、ご飯行けるの?」
「う~ん、今はちょっと無理かな。小百合が今テスト期間で」
「じゃ、二人で行こうよ。ダメ?」
「人数が多ければ話も弾むし」

「ゆいさんは、私と行くのが嫌なの?」
「嫌じゃないですよ。本当に都合が付かないんですよ。映さんだって、これだけ売れっ子だと忙しくないんですか?」
「私は平気だよ・・・・」

マネージャーが
「映、打ち合わせするから、来なさい」と促され、渋々、別室に入っていった。

横でゆいの会話を聞いてたあきは
「あの子って、すごいね。あの時ゆいちゃんにチューしたことがなかったみたいになってるし」

隣で見ていた瞳は映のファンだったらしく、かなりのショックを受けていた。
「映さん、私大ファンだったんですよ。ゆいさん、キスされたんですか?」
「あ~、うん、いきなりね。キスって言い方、ちょっとあれだから、チューね、チュー」

あきは
「瞳ちゃん、ショックってどっちの意味?」
「どっちって、女の人にすることですよ。そんな人だなんて知らなかった」
「でも、人それぞれだし。それに、あの子前に写真誌に撮られてたじゃん。ゆいちゃんには憧れじゃないのかな?あっ、瞳ちゃん、このことは他言無用ね。絶対よ」

あきはゆいに耳打ちで
「気にしないの。そう思う人には思わせておけばいいから」

ゆいは、瞳の言ってることもわかるだけに、どんな顔をしていいのか分からなかった。
もし、瞳が小百合との関係を知ったらどう思うんだろうかと、なんだか悲しくなっていた。

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今日からしばらくの間、久しぶりに一人でバスに乗って出勤。

『今日のテストは大丈夫かな?小百合は頭が良いから、余裕かな?
そうだ、あのハンカチ持って行ったのかな?お守りにしてくれてるハンカチ・・・』

ゆいがバスを降りると、後ろからユイが叫んだ。
「ゆいさぁ~ん!おはようございまぁ~す!」
「あ~ユイちゃん。おっはよぉ~♪」

ゆいは何故かユイとハイタッチをした。

「今日からテストだけど、ユイちゃんは時間が違うんだね?」
「うん。でもお昼は一緒に食べれると思うよ」
「そっか。ユイちゃんはテスト勉強はしたの?」
「何とかなると思って、止めちゃった」
「でも、ユイちゃんは普段真面目に講義も受けてるみたいだし、大丈夫だよ」
「ゆいさんにそう言ってもらえると頑張れそう。んじゃ、行ってきます!」
「うん、頑張ってね!」

ゆいは手を振って、ユイと別れた。

その頃、小百合もバスに乗って学校に向かっていた。

小百合は鞄の中からゆいのハンカチを出して
『今日はこのハンカチがあるから大丈夫。きっと守ってくれる』

ゆいが貸してくれたハンカチ。
『このハンカチを持ってたら大学が合格した』お守りのハンカチ。
多分、気持ちの問題なんだろうけど、それでも小百合はこのハンカチを持ってると落ち着いてテストを受けることが出来た。

ゆいが傍にいるような気持ちなのかもしれないと、小百合はそのハンカチを握りしめていた。

ユイと別れたゆいは、スタジオに入ると、あきが電話を掛けていた。
「・・・はい、よろしくお願いします。失礼します」

「あ~、ゆいちゃん、おはよう」
「おはようございます。今、どこに電話してたんですか?」

「港の赤レンガ倉庫あるじゃない?そこにね。来月、雑誌の撮影で使いたくて許可申請の電話をしてたの。朝早いわよ。ゆいちゃんの天敵の映ちゃんもいるからね」

「あっ!忘れてました。今度、食事をする約束してたんですよ。小百合も一緒なんですけど」
「小百合ちゃんと言えば、土曜日はお店の料理美味しかったぁ。いつも美味しいけど、特別に作ってくれたの?」

そこに先生が出勤してきた。
「おはよう。土曜日がどうかしたの?」

ゆいは
「小百合が言うには、送別会だって聞いたから、別で使う予定の物を回してくれたらしく、どんな理由で帰るにしても、良い思い出を作って帰って欲しいからって」

あきは
「いいお父さんを持って、小百合ちゃんは幸せねだね、ねっ、先生」
「そうね♪。昨日は大人数で行っちゃったから、小百合ちゃんも大変だったんじゃない?疲れてなかった?」

「そうでも無かったですよ。でも今日からテストが始まるから、大丈夫かなって」

あきはゆいのことを『まるでお母さんみたい』と言う。
「ゆいちゃん、いつも小百合ちゃんのこと心配って、大丈夫かなって。ゆいちゃん、気にし過ぎだよ」
「やっぱり、そうなのかな?」
「案外、へっちゃらでテスト受けてるよ」

ゆいは苦笑いをしながら
「何だか、気が気じゃなくて」
あきは笑いながら
「それじゃ、名前で呼ばれる前に『お母さん』って呼ばれそう」
「止めてくださいよぉ~」

ゆいの心配をよそに、小百合のテストは順調に進んでいた。

先生が、ふと思い出しあきと同じように
「ゆいさん、今日の午後、ゆいさんの天敵が来るわよ。あれから随分懐かれてるみたいだけど」

そこがゆいにはさっぱり分からないことの一つ。
「私はモデルでもないし、タレントでもないのに。私といても何の得もないんですけど」

先生は
「多分、ゆいさんの物腰が柔らかいところじゃない?だって、私、ゆいさんが怒るところなんて想像できないから」
あきもそこには同感で
「ゆいちゃんって、小百合ちゃんに鬼みたいな顔をして怒ったことなんてないでしょ?」

ゆいはしばらく考えて
「そう言えば、ないですね。服を散らかしてガミガミ言ったりしますけど、それくらいですね」

あきは不思議そうに
「映ちゃんにチューされても怒らなかったでしょ?どうして?」

「どうして?って。あれでも私は怒ったつもりなんですけど、そう見えませんでしたか?」
「全然。それこそ、なんか、お母さんが『ダメですよ、めっ!』って言ってるような感じだったけど」

ゆいは冗談ぽく
「じゃ、もうちょっと、『ガツン!』っと言った方がいいですかね?」

「でも、ゆいちゃんが本気で怒ったらきっと怖いだろうから、今くらいでいいです」

でも、ゆいは一度だけ、小百合に怒って頬を叩いたことがあった。
だけど、それだけはあきには言えなかったし、ゆいも思い出したくない出来事で、小百合にも思い出して欲しくないことだった。

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