トランジットガールズ Another Story

ドラマ トランジットガールズの・・・・だったらいいな物語。
色々話は前後しますが、それもご愛敬ってことで。
登場人物の設定はドラマと同じですが、内容は変わります。
あくまで、フィクションなお話です。
ご本人さん達には関係ありません。

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先に家に着いたゆい。
9時過ぎに小百合からLINEが入る。
『今終わったけど、ゆいは?』
『今家に帰ったとこだよ。バス停まで迎えに行くからね』
『うん、分かった』

ゆいは、とりあえず、炊飯器のスイッチを入れ、浴槽にお湯を張った。

「そろそろ時間かな。さてと、迎えに行きますかね」

ゆいがバス停に着いて1~2分後、バスが来て小百合が降りてきた。
「お帰り~」
「ただいま♪ゆい、思ったより早かったね」
「うん、晩ごはん、どうするか分からなかったけど、ご飯だけは炊いておいたから」
「うん、サンキュー!今日は何にしようかな。ねぇ?今朝は間に合ったの?時間」
「セーフだったよ。先に先生が来てたけどね」
「良かった。じゃ、明日も同じ時間でいい?」
「うん、良いけど、小百合は寝ててよ」
「なぁ~に?私が一緒に起きるのイヤなの?ふ~ん」
「違う、違う。小百合、眠いでしょ?学校も行って、バイトもして、疲れてるのにって、思ったからさぁ~」
「ゆい、自分で起きれるの?」
「あ~~ごめんなさい、無理です」
「こんな時くらい私に甘えてよ」

家に着いて、着替えた後、小百合は冷蔵庫を開ける。
「野菜が残ってるから、炒め物でいい?」
「うん、いいよぉ~。お風呂、入れてあるから」
「早いね。ありがとう~」

二人はご飯を食べながら、ゆいの撮影の話をしていた。
「ねぇ?今日の撮影って何人くらい来てたの?」
「入れ替わりで常に20人くらいはいたかな」
「そうなんだ。映さんは?」
「来てないよ。でも佐伯さんの所に出入りしてたモデルさんとは久しぶりに会ったかな」
「ゆいがいたからビックリしてたんじゃない?」
「うん、手伝いに来たの?って言われちゃった」
「だよね。明日も?」
「そうだよ。結構バタバタしてるかな」
「じゃあ、疲れたね。ご飯も終わったし、今日もお風呂入って早く寝よう」
「うん」

ゆいはお風呂に入ってる間、何度もあくびをする。
「ゆい、眠そうだね、もう出ようよ」
「うん、眠い。でも、もう少しだけ、このままでいさせて」
「じゃ、もう少しだけね」

「・・・ゆい?寝ちゃダメだよ。ほら、出るよ」
「うん・・・」

小百合は強引にゆいを引っ張りゆいの体を拭いた。
「髪乾かしてあげるから、もう寝て」

小百合は、洗面所でゆいの髪を乾かし、その間、歯磨きをさせた。

「はい、終わったよ」
「うん、ありがとう。小百合も乾かしてあげるよ」
「私はいいから。早くベッドに入って」
「うん・・・」
「明日も起こしてあげるからね。安心して寝てください」
「おやすみ」

小百合も髪を乾かし、歯を磨いた。
明日の自分の準備をした後、部屋の電気を消してベッドに入った。

すると、寝ていたはずのゆいが、小百合を抱きしめて
「小百合、今日はこのまま眠りたい」
「うん、いいよ。でも、どうしたの?」
「ううん、何もないよ。小百合が恋しいだけ」
「そっ?おやすみ」

ゆいは、紗良に言われたことがショックで、気持ちが落ち着かなかった。
佐伯に気がないのに付き合っていたこと、そのせいで佐伯を傷つけていたことを紗良に言われ、分かってることとはいえ、自分の無責任な態度を悔やんだ。それでも、人を好きになるということはこういうことなんだと自分に言い聞かせていた。

小百合は、ゆいの一言に、
『今日会ったモデルさんに何か言われたんだろうな。きっと佐伯さんのことなんだろうな。何を話したのか知りたい。でも聞けない。ゆいが佐伯さんと寄りを戻したらどうしよう』

二人とも、眠れぬまま、朝を迎えた。
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いつもは広いスタジオも、今日だけは人の多さにとても狭く感じる。

モデルさん、専属のヘアメイクさん、スタイリストさん、バタバタした中での撮影。
ゆいは、佐伯の所で慣れているので特別気にはならないが、他の4人は初めてのことなので、少々面食らっている。

そんな4人を見かねて、ゆいは何をしたらいいのか耳打ちで教えていた。

そんな中、午後2時過ぎ、やっとキリが付き、休憩に入った。

ゆいが、一度、床を掃除しようと、ほうきで掃いてると後ろから
「ゆいちゃん!」と呼ぶ声が。
振り返ると、佐伯のスタジオにも来ていたモデルの「紗良」だった。

「あ~紗良さん、お久しぶりです。今日来てたんですね。知らなかったです。お元気でしたか?」
「うん、相変わらず、堅っ苦しいね、もっとフランクになってよ。それはそうと、何でゆいちゃん、ここにいるの?今日は手伝い?」
「いえ、佐伯さんのとこ辞めたんです。で、今月からここでお世話になってるんです。先生の技術を学びたいと思って」
「え~!そうなんだ。でも、よく佐伯さんOKしたよね。だって、佐伯さん、ゆいちゃんのこと好きだったんでしょ?」
「え?」
「え?って、私、知ってたよ、佐伯さんとゆいちゃんが付き合ってたこと」
「どうしてですか?どうして知ってたんですか?」
「ゆいちゃん、興奮しないで。誰にも話してないから」
「でも、もうとっくに終わったことですから」
「それも知ってる。私、何年も前から佐伯さんが好きだったの。告白した時、ゆいちゃんと付き合ってることを言われたわ。それでも良いって言ったんだけどね。それから、ゆいちゃんが一人で帰るようになったのを知って、再度告白したら、まだゆいちゃんを諦めてないからって」

「ゆいちゃん、一つだけ聞きたいんだけど、一度でも佐伯さんのこと好きになった?」
「どうしてそんなことを聞くんですか?」
「佐伯さんが、ゆいちゃんが本心を見せないからって」
「そうですか。好きだったのかと言われればそうとは言いきれません」
「じゃ、どうして佐伯さんと付き合ったの?」
「佐伯さんの写真に憧れて、佐伯さんのことが好きだと思い込んでたのかもしれません」
「ゆいちゃんの気持ちが佐伯さんを傷つけたとは思わなかったの?」
「何度も思いました。でも、自分の気持ちに嘘を付きたくないので、私から別れを言いました。佐伯さんには本当に申し訳ないって思ってます」

「紗良さん、佐伯さんのことを今でも好きなんですか?」
「うん、だから、そんな態度のゆいちゃんに腹が立つの」
「紗良さん、私、今大切な人がいるんです。佐伯さんとはここに来る時に、ちゃんと話をしてお別れをしました」
「佐伯さんは何て?」
「今までありがとう、って、握手しました」
「そう、ゆいちゃんの大切な人って、どんな人?」
「どんな小さなことでも全力でぶつかってくれて、どんな感情も隠さずに出してくれる人です。もっとありますけど言っていいですか?」

「もういいです。ゆいちゃん、誤解しないでね。私、ゆいちゃんのその態度には腹が立ったけど、ゆいちゃんのこと嫌いじゃないから。これからも見かけた時は声掛けたいし」
「ありがとうございます」
「じゃ、またね。掃除中ごめんね」

話を裏で聞いてた先生がゆいのそばに来て
「もう、話長いよ~~。物取りに来たら、深刻な話してるからさぁ~」
「・・・・先生・・・・」
「ゆいさん、これはゆいさんが悪いわけじゃないから。誰かが傷つくのは仕方がないことだから」
「そうかもしれませんが」
「ちょっと、止めてよ、これで佐伯さんに気持ちが傾いたとか言うのは」

ゆいは笑顔で
「先生、それだけはありませんから、先生が一番分かってくれてると思うんですけど」
「冗談じゃないわよぉ~。それだけは勘弁してよ!」

「ところで、ゆいさん、ここで何してたの?」
「あ~、今のうちに少し掃き掃除しておこうって」
「ゆいさん、そういうこともあの子たちに教えた方が良いんじゃない?」
「そうですけど、何か、雑用を押し付けたって思われるのもって。私の方が後から入ったわけですし」
「でも言わないと分からないわよ。あの子たちもきっと思ってるんじゃない?だって、午前中さ、ゆいさん、耳打ちして教えてたでしょ?」
「先生、見てたんですか?何か、戸惑ってるようでしたから」
「本当は、向こうから聞いてくるもんなんだけどね」

「ゆいさん、昼ごはんまだでしょ?早く食べてらっしゃい」
「はい。ありがとうございます」

撮影は順調に進み、スタジオを出たのは夜8時を回っていた。

帰り際、先生がゆいを呼び止め
「ゆいさん、今日のことは忘れなさい。もう終わったことなんだからね」
「はい、ご心配ありがとうございます。私は大丈夫です!お疲れ様でした!」

『この時間だったらバス停で待ってた方がいいかな。迎えに行った方がいいかな?晩ごはん一緒に食べれるかな。先に帰って、晩ごはんの準備したほうがいいかな。うん、そうしようっと』
ゆいはダッシュで家に帰った。
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朝、ゆいのスマホのタイマーが鳴る。
「ブッブッブーブッブッブーブッブッブー・・・・・」
「ゆい、朝だよ、起きて。はい、タイマー切って」
「小百合ぃ~眠い」

小百合は、朝ごはんの支度をしながら、もう一度ゆいを揺さぶり起こす。
「ゆい、遅れるよ、起きて」
「うん、起きる・・・」

「小百合は凄いなぁ、昨日遅かったのに」
「気合いです!!ゆいが遅刻しないようにね」
「ありがとうございます♪」
「早く食べて支度して」
「いただきまぁ~す」

「ねぇ?どうして朝早いの?」
「今日から、webカタログの撮影とかで、たくさんのモデルさんが来るんだって」
「一人でいくつもの衣装を着るからって、朝イチからやらないと間に合わないって」
「そうなんだ。映さん来るの?」
「さぁ~?分からないな。あの人は女優さんだから来ないんじゃない?」
「そっか」
「ゆい、時間」
「ホントだ。歯磨いてくる」


「小百合、行ってきます!」
「ゆい、頑張ってね!のチュー♡」
「ありがと、小百合!」
「いってらっしゃい」

「さてと、片付けたら、もうちょっと寝ようかな。寝たら返って、寝過ごすかも。でも眠い。どうしようかな」
結局、洗濯機を回して、テレビをザッピングしながら、占いを見ていた。

小百合が洗濯を干してる頃、ゆいはスタジオに着いた。
「おはようございまぁ~す」
目の前には先に出勤していた先生がいた。
「ゆいさん、おはよう、時間、間に合ったわね。始発のバス?」
「はい、そうです。今日は5時半に起きました」
「良く起きれたわね。小百合ちゃんに起こしてもらったとか?」
「どうして分かるんですか?はい、そうです」
「そう言う点では小百合ちゃんはしっかりしてそうだからね」
「・・・・ですよね」

「おはようございます。あっ!ゆいちゃん、顔が眠そうだよ」
「あきさん、おはようございます。私?眠そうに見えますか?」
「うん、眠いんでしょ?」
「ちょっとだけですよ」
「小百合ちゃんも大変よね、毎日ゆいちゃんを起こさなきゃいけないんだから」
「え??それは私が寝坊する前提の話ですか?」

先生は
「そういうことじゃないの?小百合ちゃんがゆいさんを起こすイメージしかないけど」
「あ~もう、否定できない自分が悔しです」
「見た目のギャップが良いんじゃない」

その頃、小百合は
「さて、洗濯物も干したし、そろそろ行くかな」


学校前でバスを降りるとユイが小百合が降りるのを待っていた。
「やっぱり、小百合ちゃん、乗ってた♪おはよ!」
「ユイちゃん、ビックリした。おはよう~」
「あれ?ゆいさんは?」
「今日から土曜日まで始発のバスで出勤。私も一緒に起きたから、眠くて」
「へぇ~そうなんだ。小百合ちゃん、頑張るね」
「まぁね、私が先に起きてゆいを起こさないと、ゆいが起きないのよ」
「そんな風には見えない。時間が来たら、目覚ましよりも早く起きるイメージ」
「そう言う点ではゆいは得してるよなぁ」
「それだけ、小百合ちゃんに素を見せてるってことだね」
「ちょっとぉ~照れるじゃないのよ」
「はいはい、そうですね~」

「じゃあ、ユイちゃん、今日もお昼は学食でいい?」
「いいよぉ~。また後でね~」

小百合は久しぶりの早起きに
『朝ごはんが早かったから、お腹空いちゃったなぁ。昼まで持つかなぁ~』
と、お腹が鳴らないかと心配になった。
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