TIF2015まとめとBISHPOP | 慧青い愛阿の文化的日記

TIF2015まとめとBISHPOP

TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)に行ってきた。
朝から行って20時過ぎまでやったNegiccoを見てから帰ってきたから、けっこうな時間を過ごした。
そのライブレポである。

アサイチからHKT、リリカルスクール、ミスIDスペシャルステージ、清竜人25を観賞。
HKTはオープニングアクトとしては上出来。温まった会場にリリカルスクールというのがよかった。リリスクのあの少し古めの音は2015年に聞くとかなりPOPだ。振り付けも相俟ってあがるあがる。今更だが、リリカルスクールの基礎には恋愛サーキュレーションがあると思う。恋愛サーキュレーションは少し早めで声優としての花澤香奈の代表作だと思うが、アニヲタにはウケのいい曲だった。しかし、アイドルヲタにはそれほどでもないのか、もう少しのジャンプが少ない。こんなにいいのに。
なんてことを考えながらライブを見た。

完全に上がったところで、次がミスIDのスペシャルステージというのだが、冒頭にレディーベイビーが出た。
感動しすぎてもう何も覚えてないくらい。
泣いた泣いた。
気分はかなりアガってたので、コールや野次を飛ばしてもよかったと思うが感極まってしまってそんな余裕はまったくなかった。初めてレディービアードちゃんを見れた、生で!
大好き過ぎて、言葉もない。
ファーストシングル『ニッポン饅頭』のPVは公開一週間で50万PV。現在500万PVという好成績。でもそんなことはどうでもいい。
目の前のステージにはレディーベイビーがいる。
この日を待ってた。何の衒いもなくその存在に身を浸している自分がそこにあった。
ミスIDのメンバーなので、黒宮、金子だけが残留しそこに残って他の出番もあった。二人とも楽しそうだ。

感動が収まるころに清竜人25が出てくる。
カッコいい。女性アイドルがメインのはずのアイドルグループがおっさんメインボーカルという特異なこのユニット。
推しメンは第二婦人と竜人くんだったが、第一婦人もけっこう好みでかわいい。
そして7人の使い方がとてもうまい。このステージのパーティ感をうまく表現している。おそらく6人も奥さんがいたら楽しそうだし、その6人の妻がみな仲良くやっていたらこんな雰囲気になるというのをステージ上でうまくやっている。
音楽劇を見せられているような気分だ。
最後にやった新曲の入り方は全てのステージでそうするのかなんなのかわからないが、途中まで清竜人がステージ上に現れず婦人会のみでステージが進行した。
とても楽しいステージだった。

と、その後私は休憩に入った。夕方まで見たいアイドルがなかったのでそういうことにしたのだが、実際はそれがだめだったように思う。
フェスというものに初参加だった私はすっかりその辺を見誤った。
もっと知らないことを知らなければ。

軽い熱中症になりながら山口活性学園を見るためにZeppの中で待っているとちょっとよさそうな感じのアイドルがやっていた。Cheeky paradeだった。
想像していたよりもぜんぜんいい。むしろいい。
ああ、こういうことが起き得るのだなと感じた。
休憩をとりつつも食事は全部先に用意して楽しむべきだったのを後悔である。
山口活性学園は実際見てみるとぼちぼちな感じだった。チキパが凄すぎてなんだか拍子抜けしてしまったのかもしれない。

その次に見たのはゆるめるモ!だった。1,2カンフーの衣装らしく中華テイストな感じでわずか15分のステージだったが十分楽しめた。実際15分歌って踊ってはどれほど大変か想像に難くない。推しはもねちゃんだったが今日のステージにはいない。4人のステージ。よくあることのようだが少し寂しい。

頭がふらふらしていたので、次に見たい吉田凜音のステージの近くで寝ていようと横になっていると聞こえてきたのがスカっぽい感じのやつでとっても面白い。
聞いてて飽きないメロディーとアレンジ。
なんだなんだとスケジュールを調べるとばってん少女隊というアイドルだった。
ももクロの妹分の九州版だと思うのだが、これがなんともいえず良い。
近くを通る男女のカップルが「いやあ、今日イチいいわ。ばってん少女隊今年来るな」とか話し合っている。
確かにそんな感じがしないでもない。遠目にステージも見たが実に楽しそうな制服少女たちだ。
ただ、それよりもそのときは頭が痛かったのでそれどころの騒ぎではなく、それはそれくらいに済ませた。

さて、妄想キャリブレーションのステージがそのあと続き、その次が吉田凜音だ。
北海道の地方アイドルだったが、ビクターからメジャーデビューしたので週イチで東京へ通っているらしい。背が小さく広瀬すずみたいな顔をして若干14歳。
しかし、歌も踊りも大人っぽい。
お昼ごろ見たミスIDのステージで見かけてそれから私はファンになった。
北海道の橋本環奈と呼ばれているらしい。
本当に今年か来年、この子は来る。と思わせるものを持っている。
見てるだけでドキドキする。
実際このあとでんぱ組とNegiccoを見たのだが、そしてラストがNegiccoで本当によかったなと思ったのだが、そこは私の中ではひとつのコンサートと考えた場合のアンコール部分で、「続いての曲が最後の曲です。皆さん、ありがとうございます」みたいな部分がこの吉田凜音だったように思った。


さて、こうやって語ってきたTIF2015だが印象に残った事件もあった。
POPとBiSHの出禁事件だ。
何でも1日目でヲタが禁止されてるダイブしてモッシュして怒られたとかで出禁。
確かにライブが始まる前に何度もアナウンスが流れる。
ダイブやめましょうねー、モッシュもあぶないですからやめましょーねー
そんなアナウンスが流れる。一回だけじゃない。ステージが始まるときに必ず流れるアナウンスなので聞いてないとは言わせない。
屋内でぎゅうぎゅうならまだしも確かにそれは危険かもしれない。
ただ今ネットで議論噴出中のこの問題は様々な意見があると思われるが、私個人としてはよくやった!みたいなことを思ってしまった。
クソアイドルを自称するBiSHの清掃員(ヲタ)には特にそう感じる。
みんなで出禁というのもいいんじゃないだろうか?
そっちのほうがずっとカッコイイ。出禁上等くらいに思っているアイドルとそのヲタがあってもいい気がする。

その立場として少しモノを考えてみよう。
そもそもこれらのグループ。もともとはBISというグループの流れを汲む二組である。
BISと研究員と呼ばれるヲタたちのしてきたことは既知であるかもしれないが、端的にいえばこんなことはザラという連中だ。
モッシュもダイブも当たり前。当然その後継なのだからそういうライブが当たり前である。
アイドル側も客席もそれはある程度折込済みである。
しかし、他オタに関していえばそれを知らない人たちもたくさんいるだろう。
嫌なら出てけということもできるかもしれないが、それではフェスの意味がなくなってしまう気がする。
乱暴は承知で、モッシュ&ダイブ歓迎会場を作ったらどうだろう?
いくら暴れてもいいですよ、でも責任は取りませんよというのならいいのではないだろうか?

モラルも大事だが、ある程度のユルさも欲しい。
美は乱調にあるといったところか。