2009-06-03

TOKYO GOTHIC POP "MEN IN CHAOS"

テーマ:メンズファッション大革命

メンズファッション大革命

Surplus accessories showed him off to advantage.

メンズファッション大革命

I just say "KAKKOII".That's all.


メンズファッション大革命

A brand new fashion style of the men,
by the men, for the men.


メンズファッション大革命

A powerful silhouette made of delicate material.


メンズファッション大革命

High heel and skirt aren't representation of femininity.
Just sexy.


メンズファッション大革命

Tailored Down Vest:NUMBER (N)INE
Cut off Shirt:Tsuji's
Spangled Tweed Wrap Skirt(with leather belt):
SHINYA YAMAGUCHI
Cap:New Era×NUMBER (N)INE
Bandanna:ROEN
Sunglasses:80's Deadstock
Tie:Unknown
Fat Gold Chain:KICKS TYO
Necklace,Bracelet&Rings:
MUGEN-DOU,AMBUSH,Vintage,and more…
High Heel Sneaker:LONG TALL SALLY


・うーん、カッコいいですね。
 元も子もないですけど(笑)

 常に自画自賛タイプですが、
 このルックはヤバ夫中のヤバ夫だと思います。

 (最近多用してる「ヤバ夫」ですけど、要するに「ヤバい」とか、
 「ヤバいくらいカッコいい(メンズ)」ってことです。)


・このルックは本当に、これを着ている辻くんという人物の
 パーソナリティに助けられている部分が大いにあって、
 彼自身がストリートとモード、メンズとレディース、
 ゴシック的要素とヒップホップ的要素といった、
 目に見えないボーダーを、軽やかにすり抜けている人間だからこそ
 成立しているし、それが自然体でできるのが、
 今日の東京のストリートの成熟度、面白み、
 世界から見たときの新鮮さなんじゃないかと思います。


・女性の専売特許と思われているアクセサリーも、
 過剰に身につけることでむしろ男性ならではの、
 男性にしかあり得ない存在感を放っているし、
 彼が身にまとうスカートやハイヒールにしても、
 繊細さを感じさせこそすれど、
 フェミニンさや、なよっとしたナードな雰囲気は皆無で、
 逆にそれを身にまとう人の性的魅力を余計に引き立てている。

 それはあたかも、サンローランがスモーキングによって
 女性に与えた、新たなセクシーさの定義と同じように。


・この画像で分かりづらいのがほんと悔しいんですけど、
 このスカートの生地はツイードの上に
 スパンコールが縫い付けられていて、
 動くたびに本当にキレイな表情を見せるんですよ。

 ウェストベルトから長く垂らしたディアスキンの革ヒモと共に、
 着る人のアリュール(仕草)をエレガントに引き立てます。


・もちろん作る期間が限られていたというのはあるんですが、
 ハナっから、全身をトータルで、
 自分の作ったものでまとめる気はありませんでした。

 なぜなら、着る人は間違ってもそんな着方はしないし、
 ミックスコーディネートによって自己演出をすることが
 現代のストリートファッション(つまり、あなたのファッション)
 の基本であり、リアルな姿だと思うからです。


・50セント的なゴリゴリ・ブリンブリンなヒップホップとか、
 いま流行りの「悪羅悪羅(オラオラ)系」とか、
 それはそれで男性的な一つのスタイルとして好きなんですけど
 (なにしろ、その分かりやすさゆえに(^^;)、 
 どうもそれらは、「力強さ」を表現していると言うより、
 単なる「虚勢」を象徴してしまってるような気がして、
 ならないんですよね。

 「力強さ」とか、「力強い提案」っていうのは、
 僕からしたら「(自分の、あるいは他人の)弱さを知ってる」
 ってことなんですよ、どう考えても。

 自分の弱いところ、苦手なところ、繊細なところ、
 できれば目を逸らしたいくらい脆弱なところと、
 真正面から向き合わない上での力強さなんて、あるはずがない。

 それも含めて、認めて、受け入れて、
 それでも一歩前に踏み出そうとするからこそ、
 その一歩が「力強く」なるってことだと思うんです。

 そして、これからの時代を生きていく僕たちに必要なのは、
 虚勢ではなく、まさにそういった類の、根源的な力強さなんです。
 
 どこにも縛られず、囚われることもなく、迷い悩みながらも、
 それでも踏み出すその一歩の重さ、大きさ。

 そんなことを伝えたかった"TOKYO GOTHIC POP"の中でも、
 このルックは、もっとも雄弁にそのことを語ってくれている気がします。


シンヤヤマグチ

 



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