「ボク、運命の人です。」第5回 感想 | 感想亭備忘録

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いい感じです。

前回の終わりから晴子(木村文乃)の表情が一変しました。

笑顔、笑顔、笑顔です。

 

前回以前の晴子は憂い顔、醒めた顔、斜に構えた表情が基本でした。心が表情に現れていないというか、自分の事でも突き放して他人事のように感じているようでした。端的に言えば「諦めてる」という事。

それが一気に花開いたように表情で楽しさを表現し始めました。

運命の人と深く関わる前と後で、印象を一変させようという演出意図なんだと思います。大成功してますね。お見事。

 

凍りついたような晴子の心が溶け出してきたのであれば、今後は楽しさや喜びだけでなく、悲しみや怒りなんかも加えてもっと喜怒哀楽が表に出てくるようになるのかもしれません。どのよに演出するのか、木村文乃さんがどんなふ風に演じるのかとても楽しみです。

 

晴子の両親の結婚披露宴のエピソードに重ねて、誠(亀梨和也)と晴子の初デート(関取大寒山の断髪式への参加)が描かれます。両親の思いに重ねて晴子が誠に惹かれていく様子を表現していました。晴子の母が父を好ましく思う部分が、晴子が誠に惹かれる部分と同じで母娘のつながりも感じさせるうまい演出だと思います。

 

かなりいい感じに接近した晴子と誠ですが、まだ第5回。このまますんなりとゴールインというわけには行かなそうです。次回予告も何か起きそうな予感を感じさせます。ここからの二人に起きる出来事の良し悪しがこのドラマの評価を大きく左右することになりそうです。