昨日、五島美術館に行ってきた。
ギャラリートーク「近代日本画の世界」を聴講した。
家を出たときは帽子をかぶっていたほど日差しがあったが、上野毛の駅を出た頃に、ぽつ、ぽつ、と雨が当たってきた。
これは、ギャラリートークの行われた美術館別館の講堂から撮影した。このときは小雨だったが、次第に土砂降りに・・・。
☆ メモ ☆
・日本画には岩絵具を使う。中指を使って膠と練るらしい。(指で練るとは・・・知らなかった)。岩絵具は色が少ないので、画家は工夫して表現。
・今は合成岩絵具もあるらしい。
・日本画の良いところは、「何が描いてあるか分かる」、「身近な題材」、「年数が経つと色が悪くなるが『今は』良い状態である」。
今のうちに沢山見ておきましょう、とのことだった。
お話に「東京国立美術館」、「山種美術館」、「足立美術館」がしばしば登場。お勧めの美術館のようだ。
※ 足立美術館は島根県にある。(私はてっきり・・・・)
スライドを使って、本展覧会以外の絵画も紹介された。
これは良い!
☆ メモ ☆
・竹内栖鳳 「ベニスの月」(大阪・髙島屋史料館)
ターナーみたいだが日本画っぽい。実物が見たい!
「班猫」(山種美術館)
全体の配置に注目。ほほう。これは「日本画の教科書 京都編」展で見た。
・横山大観「生々流転」(東京国立近代美術館)
本物が見たい!全長40メートルあるらしい。
・菱田春草 「黒き猫」(永青文庫美術館)
「賢首菩薩」(東京国立近代美術館)
点描が使われている。第1回文展
・川合玉堂 「行く春」(東京国立近代美術館)
空が描かれていない
・小林古径 「髪」(永青文庫美術館)
一気に線を描いているように見えるが本当は違う。これは高い技術。
※ 前田青邨、安田靫彦と共に日本美術院の三羽ガラスといわれた。
ギャラリートークの間に雨が上がっていれば良いと思っていたが、帰るときもまだ降っていた。いつもは門の外側から記念撮影するが、雨なので出口から門を内側から撮影。こう見ると、広い。