NHKの大みそかの定番番組「第66回紅白歌合戦」をじっくり拝見させていただきました。
月並みですが、紅白歌合戦の影響は大きく、CDの売上やネット配信のランキングでは、紅白放送の週のランキングが大きく変化するのが常です。
春先に流行った、さらには、数年前に流行った歌が、紅白により、再ブレイクして、ランキングを押し上げるからです。
また、演歌歌手など地方営業が多い歌手は「紅白出場歌手」「紅白での歌唱曲」というだけで、営業が非常にやりやすくなるそうです。
紅白歌合戦自体は、大物歌手でも、出演料自体は大したことがないそうですが、出場することが名誉出し、知らなかった人に存在を知ってもらうという「宣伝」という意味では、絶大な影響力があると思う。
私個人は、昔より、新しいアーティストさんや新曲の情報を入手しなくなったが、それでも、ミーハーですから(笑)、紅白出場歌手の顔と歌う楽曲のサビぐらいは、全部わかる、と思って、実際に曲を聞いてもそうでしたが、一点、反省した点がありました。
それは、紅白初出場の「Superfly」さんです。
「Superfly」のボーカルの越智志帆さんの歌声は、テレビドラマの主題歌となった「愛をこめて花束を」やNHKのサッカーテーマソングの「タマシイレボリューション」で聞きなれていたはずでしたが、紅白で披露された『Beautiful』を聞いて、圧倒されてしまいました。
この『Beautiful』も私の好きな女優さんのひとりである木村文乃さん主演のマザーゲームを何度か視聴したので、当然、知っている歌でした。
https://www.youtube.com/watch?v=tfeSwQ-iU0U
しかし、じっくり歌詞とテレビを通しての生歌を聞くと、越智さんの声量にびっくり仰天!!
日本でもっと評価されるべきボーカリストさんだと、いまさらながら(スミマセン)思いました。
早速、『Beautiful』が収録されているアルバムを購入しようと思います。
話は変わりますが、NHKといえば、2015年のドラマの視聴率ランキングの1~3位を独占したそうです。
◇1位 「あさが来た」:27.2%(12月4日)
◇2位 「マッサン」:25.0%(3月20日)
◇3位 「まれ」:22.7%
だそうです。
ちなみに、4位は、TBSの「下町ロケット」(最終回)で、22.3%。
2015年は、30%超えのドラマはなかったんですね。
目立つのは、トレンディドラマの凋落ぶりです。
「この俳優さん(女優さん)をみたい」という声は、無くはないと思いますが、昔より薄れ、作品の内容によって視聴率を取る時代だと思います。
つまり、「主演俳優(女優)を決めて話を作っていく」のではなく、「作品を企画してそれに合った俳優や女優を選ぶ」という本来の姿が求められているのでしょう。
その点、NHKの朝ドラは、作品が決まってから、ヒロインのオーディションをしています。
(最近は、オーディション無しのケースもありますが)
そして、脇役に、専門外の人気お笑いタレントなどを起用して、話題性も確保しています。
「あさが来た」の成功は、シナリオの秀逸さもありますが、主役の波瑠さんが、「あさ」にめっちゃハマったことも大きい要素でしょう。
NHKのワンツースリー独占を「異例」と評価しているメディアもありますが、ドラマ作りも基本を守った勝利と言えるでしょう。
お台場のテレビ局は、ドラマでも凋落ぶりが激しいですが、人気俳優女優や大手プロダクション主導のごり押し俳優女優ありきのドラマ作りを懲りずに作っているから、浮上しないのではないかと思います。
視聴者のニーズの変化を捉える習慣をつけないと、復活は、まだまだないでしょうね。
【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)