12月30日深夜から翌朝未明にかけて渋谷区長・桑原敏武氏の指示により、宮下公園のテント内で休んでいた路上生活者や支援者が警官隊によって追い出された。指揮をとったのは土木清掃部長の黒柳氏である。

 この事件に関連して、さきほど宿直室に電話取材した。用件は黒柳氏の肩書き・氏名を確かめることにあった。というのは、区議会の議事録・会議録閲覧のHP で確認しようとしたところ、まったく閲覧できない状態になっていたのである(2014年1月5日23時現在)。


   


 税金をつかってつくった会議録・議事録閲覧HP なのに、機能していないのである。開庁日であれば、区議会事務局に電話して修理を求めた上で、名前を確認するところである。だが閉庁日だからできない。やむをえず宿直に電話したのだ。

 --区議会会議録のHPが閲覧できない。土木清掃部長の名前を確認したいのだが、それができない。氏名を教えてもらえないか。


 電話にでた岡野秀彦氏という職員に筆者はたずねた。岡野氏はまずこういった。

 岡野 職員の名前は公表していません。

 あきれてこう言い返した。

「部長の名前がいえないはずがないでしょう。議会の答弁に出てくる人ですよ。本来なら会議録を閲覧してすぐにわかるはずなのに、渋谷区のシステム不良で見ることができないんです。だから聞いているんですよ」
 
 折り返し電話をする旨岡野氏は言い残して電話をいったんきった。




  数分後、岡野氏から電話があり、こう言った。

 岡野 渋谷区のHPでは確認できないのですが、渋谷オンブズマンのHPにありました。黒柳貴史です。

 --黒柳貴史ですね。

 岡野 正しいかどうかわかりません。あくまでオンブズマンのHPにそう載っています。

 筆者は再びあきれた。オンブズマンのHPの記載を伝えるだけで、正式にはわからないというのだ。 

--渋谷区として正式に回答してほしいんですが。

 筆者は言ったが岡野氏は「わからない」と繰り返す。だれか電話で尋ねる人もいないのか、あるいはその気がないのか。とにかく調べる気になればすぐにわかるはずだと迫った。しかしらちはあかない。とうとう岡野氏は「取材なら明日にしてほしい。もう切らせていただきます」と迷惑そうな口調で言い、電話は終わった。

 会議録のHPに不具合が生じていることについて、詫びはもちろん、不具合を知らせたことに対する謝辞の類もいっさいなかった。担当部署に申し送りをするような話もいっさいなかった。

 職員名簿や緊急連絡先の一覧すら宿直担当者の手元にないとすれば、かなりお粗末である。大災害なり大事件・大事故があったときにどうやって連絡するつもりなのだろうか。

 渋谷区の区長ら幹部が、ひごろ職員をどのように教育しているか、まざまざと見せられた気がする。


 
 
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