ジャーナリスト三宅勝久公式毒舌ブログ 借金、自衛隊の虐待・自殺、記者クラブ、デタラメ行政を斬る

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 けさJR阿佐ヶ谷駅に向かったところ、。駅頭で民主党の区議が演説をしていた。近くには都議の門脇文良氏が散らしをまいていた。あまり受け取っている人もいなかったこともあって声をかけることにした。門脇氏とは初対面だが、政治家を育てるのもだめにするのも有権者ら国民の責任だと思ったからこそである。

 話題はなんでもよかったのだが、まっさきに思いついたのが原発のことである。筆者は門脇氏に近づき、まず手にもっているチラシを受け取ろうとした。ちらしまきに慣れていないとは思えないのだが、どういうわけか門脇氏はチラシを取りにきた筆者をあまり歓迎している様子ではなかった。手にもったままを出そうとしないので、こちらから手を伸ばしてチラシをもらった。それからこう言った。

「民主党を支持している電力総連は原発のことをどう考えているんですか」

 東京電力労組をはじめとする電力10社の労組は、労使協調路線の延長として原発推進を掲げている。そして事実上同じ組織である「東電労組政治連盟」を通じて活発な政治活動を行っている。社員を立候補させて、地方議会や国政に議員を送り込んでいる。献金や票まとめは「労組」で全面支援するという格好だ。杉並区では安斉あきら氏という東電OBが電力総連の支持で民主党から立候補し、現在2期目を務めている。もっとも現在は表向き「民主党」から離れているが、たもとをわかったわけではない。

 ちなみに、この安斉議員は民主党の同僚議員とともに、東電のカネと杉並区の政務調査意(=税金=3万円)で六ヶ所村などの原発施設を視察し、青森県作成の冊子や電力会社のHPを丸写しして「原発は必要不可欠」などとした報告書を議会に出しことが明らかになっている。(詳しくは拙著『日本を滅ぼす電力腐敗』 をお読みください)
 

 原発政策が今後どうなるのかは日本に暮らすあらゆる人の重大関心事である。だから筆者は上の質問をしたのである。大震災と原発事故を機に、民主党に対する国民の信頼は大きく揺らいでいる。だからこそ真摯な回答を筆者は期待した。

 だが門脇氏はこう言った。

「電力総連に聞いてください」

 は? と筆者は耳を疑った。電力総連が原発についてどういう方針か知らないというのは不自然である。門脇氏自身、東電労組の集会で発言したことがある旨、自分のホームページで公表している。

不信に思いながら質問をしていると、門脇氏はこういった。

「電力総連などよくご存知ですね。普通の人は知らないですよ」

「誰でも知っているんじゃないですか」

 筆者は答えた。

「いえ、知りませんよ」

 門脇氏は否定した。

 知ってほしくないのだろうか、と筆者は思った。そして、国民をいささかバカにした発言だと少し腹がたった。そこで安斉区議のことを持ち出していった。

「電力会社のOBがたくさん議員になっているでしょう、安斉区議もいるし。東電のOBですよね」

 これに対して門脇氏は言った。

「安斉議員はOBじゃないでしょう。組織内議員ですよ」

「東電OBでしょう」

 東電社員を辞めて議員に立候補したのではないか。そう思っていたからである。だが門脇氏はあくまで「OB」を否定し「組織内議員」という言葉にこだわった。その言い方に「まさか」と思った。

「まさか、安斉さんはまだ東電に籍があるんですか」

「そんなこと私は知りませんよ」と門脇氏は言った。ずいぶん無責任な言い方である。

「OBではない、組織内議員だ、といったのはあなたですから、ちゃんとはっきりしてください」
 
 筆者は名刺を渡して
言った。門脇氏は名刺を受け取り、いぶかしげにながめた。

 「東電に籍があるのかないのかは私からお知らせします。おっしゃるとおり公職の身ですから」

 門脇氏はようやく言った。だが「報酬が東電から出ているのかどうか」については「個人情報ですよ、無理です」と即座に否定した。

 「記事を書かれるときは連絡をください。有名なところに書かれるんでしょうから」

 嫌味のつもりかどうか、別れ際、門脇氏はそんなことを言った。それでいて最後まで自分の名刺を出そうとはしなかった。いささか社会人としての常識を欠く感じを受ける。もっとも筆者も他人のことを言えたほど立派な社会人ではない。

 ともかく、東電OBだとばかり思っていた安斉区議が、まだ東電に籍を置いている可能性があるというのは興味深い話である。門脇氏の回答がまちどおしい。



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