「鉄オタ」「バスおたく」などと呼ばれる交通ファンが増殖している中、東京都交通局が毎年実施している「都営交通巡回モニター」への応募者が年々増加している。毎年300人の募集に対し、20、21両年は1000人を超える人気ぶり。今年の応募はどこまで延びるのか-。

 モニターの対象は、都営の地下鉄、バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーで、年3回都合のよい時間にサービスを評価したり、年2回の懇談会や年1回のアンケートなどを通じて気付いた点を報告する。活動1回につき図書カード1000円分と交通費として1日乗車券が支給される。

 「最大8000円分の図書カードと一日乗車券7枚がもらえる。これは大きい」とは、過去にモニターを経験した女性会社員(44)。

 その上で、この女性は「最寄り駅の都営新宿線東大島駅のエスカレーターが帰宅ラッシュ時になっても上りのままになっていることを指摘すると、すぐに下りに改善された。また、モニター向けの施設見学会では、車庫や倉庫など普段立ち入れない場所に案内され、写真が撮れたりするのも大きな魅力」と話す。

 「モニターの意見がサービス向上に役立っている。表示がわかりやすくなった、駅員のあいさつや対応が良くなったとの評価もいただいています」と都交通局も感謝の弁。

 モニターの対象者は満18歳以上で、都内在住、在勤、在学あるいはふだん都営交通を利用している人。都交通局は「交通ファンらしき方も目立つが、主婦や高齢者の意見も反映されるよう老若男女のバランスを考慮して選定しています」と話している。

 今年の応募期間は25日までで、同局のインターネットホームページから受け付けている。

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