26. ガンランパの出会い
テーマ:初中国の旅3ヶ月間 中1986.秋 10月 西双版納 景洪 → ガンランパ(メコン川) 7日目
観光しては1-2日休み、また観光というペースで、かれこれシーサンパンナにも2週間以上はいたかもしれない、季節はそろそろ11月になろうとしていました。次の目的地を決めなければいけないし、わたしのビザは3ヶ月間だから、11月下旬帰国の鑑真号に合わせて上海へ戻る算段もしなきゃいけないんです。
北京で買い求めた列車時刻表によると、昆明-上海の特快があって3泊4日で途中に桂林を通るので、とりあえず桂林で途中下車して山水の世界に酔いしれることにしました。その後、上海に戻りそこを基点に近郊の無錫や蘇州巡りをしても余裕の日程、そこで早速昆明行きの飛行機の切符を手配することに決定。
行きは何度もアタックしては玉粋の繰り返しだったのに、季節が進むと天候異変もなく、帰り便昆明行きはすんなりチケットが買えました。明後日の出発なので、もう一日観光が出来るとばかりに、宿の暇な人たちとまだ行ってなかったガンランパを見に行くことにしました。
ガンランパとはメコン川です。景洪からバスで1-2時間揺られるとそこはメコンに面した街、バス停からしばらく歩くとほどなく川のほとりに到着、水量も豊富な土色の濁った水の河が流れていました。「ああ、メコンだ!」と感激するかと思ってたんだけど、実際はそうでもなかったです(^_^;)。地元民はラオスやタイまで船に乗って国境を越えて行き来してるのかもしれないけど、ここは外国人にはクローズ。
河を見てたら別の日本人旅行者と出会い少し話を聞かせてもらいました。その人だったか、その人が会った日本人か忘れちゃったけど、その辺りで国境を越えようとしたか、うろうろしてて不審がられたのか、公安?に捕まって留置場?のような場所に2-3日拘留されてしまったとか・・・。
取調べらしきものもあったけど、何せ言葉も通じないし、ど田舎で通訳もいないので埒が明かない、当局にしたら意味もなく歩き回るというのは理解しがたい・・・特に重要な施設もない、スパイにしても変、結局面倒になったんでしょうね、すぐ釈放と相成ったわけで・・・。
拘留されてたご当人は、珍しい体験をしたと喜んでて(笑、ただ飯食ってただけ。居心地は想像してたよりもずっと快適だったらしい・・・(=◇=;)、そんな人がほかに何人もいるとも聞いた・・・国境を違法に越えても見つかれば捕まるし、不法入国しても当然捕まるわけで、何が面白くてそんなことをするのかワケワカメ。それとも外国の留置体験したかったとか?ひょっとして頭が脳子壊了か?
その人ともお別れして店のある辺りをぶらぶらしてると、タイ族とも違う、全然雰囲気の違う衣装を身につけた少数民族のグループと出会った、お互いにめちゃくちゃ珍しいので「ニーハオ」と挨拶・・・でも、相手はなんだか中国語がわたしたちよりできない様子。自分たちの言葉なのか、中国国外の人々なのか・・・?
仕方ないので筆談ならぬ絵談に変更、熱帯植物園で蛇の絵書いてもらってから味をしめてるんですよ(笑、グループを代表して年長者女性2名と会話、絵によると橋を渡り河を越えてやってきた、自分たちは同じ村の部族で、その女性は姉妹同士で村の指導者の家の人間らしいと言うことがわかりました。
なるほどそれで身なりがよく、態度も毅然としているのか~、何の用事で来たのかまではわからないけど、そこまで話して相手が移動しなきゃならなくなってしまい話は終了、相手にはわたしたちは日本人と言うことは伝わったようです。とてもフレンドリィで聡明な人々でした。帰国後書籍で調べてみました、中国の少数民族は公式には漢族と55の少数民族とされていますが、弱小の2万人だか2千人以下の民族は55のうちにはカウントされていないそうです。
服装から調べても55のどれかに当たる感じもせず、一体あの人たちは何族なんだ?戸籍上は中国人としても民族名はないのだろうか、それともタイかラオス人なのかもしれませんね。不思議な出会いの後、またバスに乗り景洪に戻りました。
一夜明けてその日は予備日として、どこにも行かず荷物の整理をしたり、洗濯をしたり、翌日の移動に備えスタンバイ。宿で出会った人も皆それぞれ次の目的地へ旅立っていきます、ある人は昆明に戻ってから蛾媚山登山をする、その格好寒いよ、あるものは四川省へ行く、マーボードーフ食べに?中には海南島へ行く人もいました、それどこやねん?
お互いに別れを惜しみつつも、皆また自分の旅に戻っていくのです。出会いがあれば別れがある、旅はそれの繰り返し。そしてわたしはまた昆明へ戻って行くんだけど、残すところ一月となり、旅も終わりに近づいているのかと・・・なんだかとてもさみしい気分に捉われていました。 つづく
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1 ■無題
旅の終わりが近づくと、なんともいえない気持ちになりますよね~。
それにしても、絵談でそこまで聞き出すとは、すごいわ!(笑)