ロシアぶろぐ(仮)~目指せ1日1ロシアネタ~

不定期に気ままに更新していくロシア関係のブログ。まったり推奨(´・ω・)


テーマ:
ミーシンコーチインタビューのつづきですー。


プルシェンコ

―エヴゲーニイ・プルシェンコはドルトムント大会に出場しますか?

―まだ決定はしていません。最近ドイツでジェーニャは麻酔を伴う定期メディカルチェックを受けました。その後、彼は1週間トレーニングを休みました。この大会が評価点にとっても、経験にとっても必要なものだとよく理解しています。それに彼が生きていると示すためにもね。だって、選考会以外で彼をまともに見ることがなかったのですから。その一方で、準備ができていない状態のジェーニャを、戦いの場に投げ出すことはしたくないのです。ショーで短い演技を見せることと、プログラムを全て滑り切ることとは全く別なのです。そのために必要とされる準備の度合いは違います。私たちはもう少し遅く、ペテルブルグで特別なスタートを切ろうと計画しています。ちゃんとした選手、ジャッジを招待し、ジェーニャの仕上がりの状態を確認してもらおうと考えています。


―最近、プルシェンコは記念日を迎えました。サンクトペテルブルクの祝賀ショーで、あなたは教え子に、彼と奥さんが描かれた絵画をプレゼントされましたね。

―ジェーニャは裕福な人間です。彼に時計や指輪を贈ったり、自動車を贈ることさえ意味が無いでしょう。彼は車を買う必要がありません。企業が彼に車をプレゼントする権利を争うぐらいですから。彼は人生のそういう時期に入っています。なぜ私が絵画を贈ったかって?絵画では彼の奥さんのヤーナは守護天使の姿で描かれています。記念日に、私がジェーニャに望むことは何か、とよく尋ねられました。スポーツ選手としての彼には勝利を望んでいます。それには何も説明はいらないでしょう。一人の男性として、そして人間としての彼には、もちろんヤーナと築くしっかりとした家族を望んでいます。ジェーニャの人生で出会ってきたあらゆる女性の中で、彼女が一番正しい。


―モスクワで行われた彼の誕生パーティーに、あなたはいらっしゃらなかったと言われていますが。

―私はカナダから戻ったばかりで、次の土曜日にはトレーニングの予定が入っていました。ですから行かなかったのです。それは正しくないだろうと思いました。

―エヴゲーニイが腹を立てるとは思わなかったのですか?

―腹を立てるなどという時期はとっくに過ぎています。そんな時期はありもしなかったと思いますよ。多くの人は失敗した時、それを時間、音楽、リンク、邪魔なズボンのせいにしがちです。ジェーニャにはそれが全くありません。上位の選手としても、人間としても類まれなる資質です。例えばソルトレイクシティといった、私たちにとって辛い時期でさえ、私は彼から非難の声を一つも聞いたことがありません。

―バンクーバーの後は?

―バンクーバーの後も聞いたことがありません。

―彼は自分自身を責めたりしがちなのでは?

―もし彼が自分を責めるとして、それは声明として公に発表するものではないでしょう。どんな困難も、彼の中でさらなる力を生み出すのです。例えば、今ジェーニャは、ソチでどれほど高いレベルの競争が彼を待っているかを非常によく理解しています。ですから彼の自分に対する要求、労働能力が高まってきています。年齢についても申し上げたい。30歳というのは、スポーツ選手にとっては行き過ぎているように見えます。しかし、これまでジェーニャには、調整上の老化の兆しは私には全く見ることができません。彼のスポーツに対する態度、いわゆるfun of skating(滑る喜び―筆者注)に目を向けるとすれば、彼の中には実際にそのようなfunは存在します。もしトレーニングでうまくいかないことがあると、よくジェーニャは両足で跳ねたり、おどけたり、からかったりし始めます。彼の中には尽きない若さが見えます。今、もしかしたらトリノでの大会の時よりもそれは多いかもしれない。当時、彼は今ほど楽天的でダイナミックではありませんでした。

―あなたはパーティーや祝賀会が好きではないと、かつて仰いましたね。一方、プルシェンコは一見それを好むように見えます。それによる軋轢が起こったことはありませんか?

―それは当てにならない印象です。ただ、彼の奥さんはショービジネス界の人ですし、森へ引きこもってテントの中に暮らすわけには行かないでしょう。ある程度の雑誌記事、テレビの話題など無くしては、この世界では生きられません。しかしスポーツ選手として、プルシェンコはコミュニケーション手段を非常に厳しく選んでいます。

―彼が今シーズンの世界選手権を欠場するという決定は、最終的なものですか?

―できれば、その質問にはまだ答えないでおきます。

―では質問を変えましょう。世界選手権の男子シングルで、ロシアは1人しか選手を出せません。わが国の選手が何人ソチ大会に出られるかは、その選手の結果にかかっています。当然、プルシェンコが考えを改め、ホームでの大会で、私たちに2つないし3つの出場枠を獲得してくれることを多くの人が望んでいるでしょう。それに関してあなたと彼にプレッシャーはありませんか?

―私たちにとって必要なのは、2つないし3つの悪い枠ではなく、一つの良い枠なのです。これが私たちの立場です。



***めも***
наркоз:麻酔
толком:まともに、ちゃんと




補足しておくと、ロシアでは数字の切りが良い誕生日(10歳とか20歳とか)をюбилей(記念日)といって盛大に祝う習慣があります。プルシェンコは今年の11月3日に30歳の誕生日を迎えました。

2014年、母国ロシアで開催されるソチオリンピックを最後に引退を表明しています。同年代ということもあり、個人的にはとても応援したい選手の一人です。

次のガチンスキーのコメントでラストです。
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