銀幕と緑のピッチとインクの匂い

映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。トラックバックは承認制を取らせて頂いておりますので、掲載まで少しお時間を下さい。


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 北島選手、200m平泳ぎでも連覇です。つまり、アテネ、北京と、100m、200m連覇したということです。これは大変な記録ですね。100mでは涙にくれた北島でしたが、今回は殆ど独泳状態だったこともあり、余裕の会見でした。ブレンダン・ハンセンがいなかったこともありますが、向かうところ敵なし状態。100mでも200mでも、銅メダルだったフランスのデュボスクは、北島と一緒に練習をしていたことあるそうで、常に寄り添うといえば変ですが、満面の歓びを顔に浮かべている彼の姿は、ちょっと癒しを与えてくれるような気がします。


 最も早い男を決める男子100m自由形の決勝も、白熱したレース展開となりました。世界記録を持ってオリンピック入りしたフランスのベルナールの記録を、4×100mリレーで、オーストラリアの第1泳者サリバンが塗り替え、100m自由形準決勝第一組で泳いだベルナールが、またその世界記録を塗り替え、第2組で泳いだサリバンがさらに塗り替える、という展開。二人で、世界新記録の塗り替え合戦をしているようです。その二人が、第4、第5コースで激突する決勝戦。面白くない筈がありません。そして、第3コースには、シドニーとアテネの王者だったファンデンホーベンバンド。30歳を迎えたそうで、この一本に絞っての出場だけに意気込みにもまた格別の物があったでしょう。試合は予想通りのデッドヒート。そして、勝ったのはベルナールでした。世界記録は塗り替えられたけれど、オリンピックの金メダルは手に入れました。まあ、記録はいつでも作れるので、彼らが今一番欲しかったのはやはり金メダルでしょう。ベルナールは、4×100mリレーで、アメリカとデッドヒートを繰り広げ、僅差で負けた悔しさがここで晴らせたでしょうか。そして、ミスター・リレーのアメリカのレザックが銅メダルを獲得出来たのも良かったです。


 ベルナールが優勝した時、1コース向こうのファンデンホーヘンバンドが、ベルナールを祝福して抱擁にやって来ました。記録は信じられないような進化を辿り、アテネの優勝記録では今回の準決勝にも残れない、と言われるようなとんでもない世界の中で、新しい王者を素直に祝福した元王者に脱帽です。そういえば、北島が100mで勝った時も、永遠のライバルのハンセンが祝福の抱擁にやって来ましたね。アテネ以降ずっと北島に勝ってきた彼が、オリンピックだけでは勝てない。さぞかし悔しいでしょうが、それでもライバルの栄光を祝福する彼らの姿に、強き者の度量の大きさを見た思いです。



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