何者かに連れ去られていたクレアが戻ってきますが、彼女は今までの記憶を失っています。一方、チャーリーはイーサンに捕まり、「クレアを戻さないと、一人ずつ殺す」と脅されます。


 相談の結果、見張りを立てて敵の襲撃に備えることにしますが、翌朝一人の男性の遺体が発見されます。遂にジャックたちは戦うことを決意し、例のケースの中に入っていた銃を使うことにします。銃は4丁。ジャック、ロック、サイード、ソーヤー、そしてソーヤーが持っていた保安官の銃をケイトが使うことになり、5人はクレアを囮にしてイーサンをおびき出そうとしますが…。


 何者かに仲間が殺されてしまい、このままでは犠牲者が増えるばかり。今まで受け身だったジャックたちが、遂に立ち上がるという緊迫の展開になりました。まずは、ロックさんやサイードが中心になって、罠を仕掛けたり見張りを立てたりするのですが、敵の方が上手。殆ど顔も見せないまま殺されてしまった仲間の一人が、大変可哀想だと思ったのは私だけではないのでは?もう、殆ど『スタートレック』に於ける、その他大勢の保安要員状態。とにかくそれが引き金となって、ジャックたちは自ら闘いを挑むことになるのです。ケースの中で見つかった保安官の銃を手にして。サバイバルの達人ロックさんや、元軍人サイード、元犯罪者?ケイトが銃を使えるのは当然として、まあやっぱりあまり芳しくない道に足を突っ込んでいそうなソーヤーが銃を使えるのも別にして(でも、腕は良くないですよね?白クマには当たったけれど、保安官、哀れ)、何でジャックが銃を使えるのかはやや疑問ではありました。アメリカではそんなに珍しくないのかな?お父さんに教わったとか?


 ただ、一致団結して事に挑もうという姿は、やっぱり感動的ではあります。特にそれが命を賭けた戦いであるなら、さらに。さすがのソーヤーも文句を言わず、彼らにしては本当に初めてと言っていいくらい、全員で団結した姿ではなかったでしょうか。この団結力で、今後も突き進めれば良いのですが……。


 今日は、ゲストのイーサンのお話です。最初は、何気なく生存者の中に紛れていたくせに、実は悪い奴だったというイーサン。ハーリーとしゃべっていた時ののんびりした様子からは、悪い奴には見えなかったのに、群れから離れた途端牙を剥くのは怖いですね。一体、どこの誰なのか?前から島にいた男なのか?謎は深まるばかりです。イーサンを演じてるのは、ウィリアム・メイポーザーです。1965年生まれ。1m85cmというから目を惹く大きさであるわけです。役者になる前は先生をしていたという変わり種。『M:I-2』や『サスペクト・ゼロ』に出ています。そして、この人の一番の驚く点はやはりこれでしょう。何と、トム・クルーズの従弟です。そう言われてみると、どことなく似てる??




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