風邪薬を使って覚せい剤を密造したとしてイラン人2人が逮捕された事件で、密造場所とされる相模原市のイラン人の自宅から、覚せい剤の製造方法を記したマニュアルが警視庁に押収されていたことがわかった。

 同庁科学捜査研究所で、このマニュアルに書かれた作業手順を分析したところ、覚せい剤の製造が可能だと確認されたという。同庁は、2人が密造に使った海外の風邪薬の入手ルートについて解明を進めている。

 発表によると、イラン国籍で溶接工のアリ・バフィ・モハマド(46)(同市緑区大島)と飲食店経営のガフレマーニー・フーシャング(39)(同市中央区中央)の両容疑者は昨年7月~今年4月、モハマド容疑者の自宅の屋根裏部屋で、海外の風邪薬から抽出した覚せい剤成分「塩酸プソイドエフェドリン」を含む物質を、他の物質と調合して結晶化させるなどして、覚せい剤を密造した疑い。

 モハマド容疑者は今春、別の事件で同庁に逮捕され、自宅の捜索から覚せい剤の密造が発覚。同庁は、2人が密造した覚せい剤を日本国内で販売していたとみている。

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