福岡県柳川市の私立杉森高校(鐘江茂光校長)で、40代の男性教諭が昨年1学期の中間・期末試験で、飼い猫の名前や車のナンバーなどを出題していたことが分かった。教諭は「授業中の話を生徒が聞いているかを確認するためで配点はしなかった」と説明しているという。

 1学期中間の食物科3年の「生物1」と期末の同科1年の「総合理科A」の試験。教諭の飼い猫の名前や猫が好きな食べ物、教諭が乗る車の愛称やナンバーを出題した。教科と関係ない北朝鮮のミサイル問題なども問うていた。

 外部の指摘で、昨年11月に発覚。教諭は「『理科は分からないが先生の話は聞いている。答えられる問題を出してほしい』との一部生徒の要求に答えた。○×はつけるが、配点しないことを事前に伝えて実施した」と説明したという。

 また、配点した設問は、複数の選択肢から正解を選ぶ問題のみで、ほぼ正解の順に選択肢を並べていた。そのため、両科目の平均点は通常70点程度が約90点に上がったという。2学期も同様に出題し、平均点も90点近くになった。職員会議で「単位認定できない」との意見も出たが、鐘江校長が単位を認めた。

 同校は「簡単すぎる試験で不適切な試験だった」と認め、理科に関係ない設問については「白紙で出す生徒もいる。授業に関心を持たせる教諭の工夫と思う」と説明。

 鐘江校長は「努力した者としない者で格差がつかないでは、努力した生徒がかわいそう。この点で改めるよう、教諭に厳重注意した」と話している。

 3学期は改善され、両科目の平均点は約70点に下がったという。

 同校では3月末、非常勤講師2人が04年度から約5年間にわたり臨時教員免許の期限切れ後も授業をし、教諭3人が免許外の授業をしていたことが分かっている。【近藤聡司】

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