2014年7月12日(土)先負

今日は、グリーンインフラ、について、話を聞いてきました
大手町、丸の内、有楽町の地域で、このグリーンインフラについて動き出しているようですが、外国の事例を主に聞いてきました。

グリーンインフラの対極にグレーインフラがあるようですが、丸の内の街並みは、完全に外国のよう。ここから、グリーンインフラを普及させるのは大変だろうなー、というのが、正直な感想。印象的だったのは、講演してくれた人が、今までは、右肩上がりの経済成長をベースに法律やルールが作られていることの指摘をしていたことでした。残念なのは、経済の専門家がいなかったことかなー。このグリーンインフラについての費用対効果における評価軸が必要とのことの話がありましたが、ここはやはり経済の専門家の話なんだろうなー、と。なんとなく

生物多様性を充実するためのグリーンインフラ。いい動きなんだと思う。でも、そこには、なぜ経済成長が必要だったかの指摘が薄い気がしました。経済の動きの中心は、富の創出。その富とは、モノが充実した社会だったわけです。そのモノの多くは、石油がベースになっている。驚くのですが、アイスやチョコレートに使われるバニラ。この基は、植物のバニラではなく、今やそれさえも石油由来だそうです。我々は、平気で石油を食べているんですね。化学的には、同一、という話らしいのですが、その化学は、自然のすべてを分析できているわけではない。ということは、同一、というのは、ある一方の視点からの話のはずなわけで。。。

さて、そのグリーンインフラの話の中で、廃村になった場所が、放っておけば、自然に帰るのかという話もしていました。その中では、45年経った今、いまだに自然は戻ってきていないようです。(使った以上、人間の手を加えてあげなければ、自然には戻らないようです、、、あしからず。。。)

アスファルトやコンクリートで固めたグレーインフラ。ここからグリーンインフラを追加していって、生物多様性の形を作っていきたい意向のようですが、ここには、住民の合意を形成することが必要なのでしょう。そのためには、住民が望む形というものを見せてあげなければいけないのではないだろうかと、密かに思うのでした。。。