近日、落ち着かないニュースばかりですね。しょぼん
ウクライナ東部での親ロシア派がマレー航空機MH17便を撃墜し、乗客、乗組員全員が死亡するという悲しいニュースが18日(金)にありました。


ウクライナ
Photo credit: Shamil Zhumatov/Reuters
(http://www.nytimes.com/2014/06/15/world/europe/ukraine.htmlより)


本日、21日(アメリカ東部時間)にオバマ大統領が会見を開き、プーチン政権を批判し、
直ちに調査に協力するようにと促しました。

また、日本時間22日(火)の記事によりますと、安保理で親ロシア派が事件に関して調査協力を求める決議が採択されたようです。
以下、読売新聞からの記事です。

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【ニューヨーク=水野哲也】マレーシア航空機撃墜事件で、国連安全保障理事会は21日午後(日本時間22日未明)、事件を非難し、原因調査への協力などを求める安保理決議を全会一致で採択した。

 決議では、マレーシア機撃墜を「最も強い言葉で非難する」とした上で、親ロシア派武装勢力に対し、国際的な調査団の現場への立ち入りを全面的に認めるよう要求している。
ーーーーーーーー以上抜粋ーーーーーーーーーーー


マレー航空機の事故現場に関して、また、イスラエルのガザ地区攻撃激化い関して、心痛む話題ばかりです。
わたしはアメリカでジャーナリズムを学んで以来、こういった世界で起こっている紛争などの
報道記事、映像を多く目にする機会が増えてから、日本で見ていたそれらと、アメリカで伝えられているものは違うなと感じるようになったのですね。

例えば、アメリカではニューヨークタイムズなどが制作、提供しているヴィデオには強烈なイメージ(重傷者や布などに覆われてはいるが死体とわかるようなものなど)を含むものも視聴者に公開するのですね。ビデオの場合最初に注意事項がきちんとありますから、そういうものが苦手な方々は勿論、視聴することを避けられます。

昨年のシリアでの紛争が激化したときに、幼児が白い布に覆われて並べられている映像を、数々のアメリカの主要メディアで目にしました。それを見たときに、ものすごい衝撃を受けて、1週間くらい落ち込んでしまったことさえもありました。

他にも授業でナチのホロコーストの映像を見たときも、死体が写ってるんですね。わたしは目を背けたくなったのですが、クラスメートにそのことを伝えたら、「アメリカでは小さいうちからああいう映像を見させられるよ~。」って普通に返されましたが。笑

日本では、アメリカにくらべで、割とマイルドなものしか目にしないですね。新聞記事でもブロードキャスティングでも。
あれくらいの映像だと、「遠い国だし、関係ないんじゃないって。」思うのも仕方がないのかもしれないな…って感じます。

日本は、せっかく多くの人たちがインターネットや情報へアクセス出来るのに、うまくそれを使いこなせていなかったり、与えられている情報を読み取り、疑問をなげかける、メディアリテラシーが欠落しているのではないかなと思う事があります。

アメリカで最近、YouTubeやオンラインを主体にしているマルチメディアの報道機関、
Vice Newsというものがあります。
彼らのジャーナリズム魂は、凄いと感じさせられます。
結構、強烈な映像を含むものが多々ありますが、これが「現実」に起こっていて、
これでさえ全てが報じられているわけではないのかもしれないと思うと、
こうやって机に向かい、パソコンのキーボードをタイプしている現実を疑いたくもなります。

もっと、世界のメディアが報じているものに触れる機会が、日本でも増えたらいいのにな
と思います。得意げ
日本とアメリカのメディアの違いについて感じたことです。

今日はニューヨークはお天気がとっても良く、日差しが強いです~♫