若い人のうつ病-軽いうつ病と重いうつ病 | ヨハネのブログ

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先回、「若い人のうつ病-その原因」をアップしました。今回は、軽いうつ病と重いうつ病についての記事をアップしたいと思います。


症状を認める


うつ状態の程度はまちまちです。若い人は,何らかの衝撃的な出来事で一時的に気持ちをくじかれることがあるかもしれません。その種の憂うつな気分は比較的短時間に薄らいでいくのが普通です。


しかし,うつ状態がいつまでも続き,何事にも消極的な気持ちになり,自分は価値のない人間だという考えや,不安,腹立ちなどが解消しなければ,その症状は進んで,医師たちの言う軽い慢性うつ病になる可能性があります。冒頭で取り上げたマークとメラニーの経験から分かるとおり,症状はかなり異なることがあります。不安に襲われる若者もいれば,いつも疲れが取れない,食欲がない,よく眠れない,体重が減る,次々と事故に遭う,といった若者もいます。


また中には,快楽に身をやつし,パーティー,乱交,蛮行,大酒などを際限なく繰り返して,うつ状態を隠そうとする若者もいます。「なぜいつも外出せずにいられないのか,本当に分からないんです。僕に分かるのは,自分独りでいるとひどく気がめいるということだけです」と,14歳の少年は正直に言いました。「笑っていても,心の痛むことがある」と聖書が述べているとおりです。(箴言 14:13)


重いうつ病でしょうか


 大した問題はなくても,下に掲げた症状の一つや二つを一時的に経験することはだれにでもあります。しかし,もし幾つかの症状がいつまでも解消しないとか,いずれかの症状が通常の活動を妨げるほど著しいようであれば,(1)体の病気があって医師による徹底的な検査を必要としているかもしれず,あるいは(2)油断できない精神障害―つまり重いうつ病―かもしれません。


・何をしても楽しくない。以前は楽しかった活動も楽しいと思えません。現実感がなく,霧の中にいて,生きているふりをしているだけのように感じます。


・自分に全く価値がないと思える。自分の生活には人の役に立つ重要なものは何もなく,全く無用であると感じます。自責の念を強く感じるかもしれません。


・気分の激しい変化。かつて外向的であったならば内向的に,あるいはその逆になるかもしれません。そしてよく泣くかもしれません。


・希望が全くない。事態が悪いことを感じますが,自分にできることは何もなく,状態は決してよくならないと感じます。


・死んだほうがましだと思う。苦痛が激しいので,死んだほうがましだとしばしば感じます。


・集中力がなくなる。あることを繰り返し考えます。あるいは本を読んでも理解できません。


・食習慣や便通に変化が起きる。食欲を失うか,または食べすぎます。時々便秘か,または下痢をします。


・睡眠の習慣が変わる。よく眠れないか,または眠りすぎます。しばしば悪夢を見るかもしれません。


・うずきや痛みがある。頭痛,けいれん,腹部や胸部に痛みがあります。大した理由がないのにいつも疲労感があります。


ただの憂うつではない場合


軽い慢性うつ病をほうっておくと,もっと重い障害―つまり重いうつ病に進む危険があります。「私はいつも,自分の内部が『死んでいる』かのように感じていました。何の感動もなく,ただ生きていたにすぎません。しかも絶えず恐れにつきまとわれていました」と,重いうつ病にかかったマリーは説明しました。


重いうつ病の場合,重苦しい気分は晴れることがなく,何か月も続くことがあります。したがって,十代の自殺の原因の中で最も一般的なのは重いうつ病です。若者の自殺は今多くの国で“隠れた疫病”と考えられています。例えば日本では、15歳から25歳までの若者の死因の第一位は自殺です。



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日本では若者の死因の第一位は自殺でその原因はうつ病



重いうつ病と関連のある,一番しつこくつきまとう感情―最も致命的なもの―は,深い絶望感です。ジョン・E・マック教授は,重いうつ病の犠牲になった14歳のビビアンについて書いています。彼女は見たところ,愛情深い両親のいる,申し分のない若い娘さんでした。ところが彼女は,失望の果て,首をつって死にました。「自分のうつ病は果たして治るのか,苦しみから最終的に解放される希望が少しでもあるのか,それを予見できなかったことが,彼女に自殺を決意させた重要な要素である」と,マック教授は書いています。


重いうつ病にかかっている人は,決して治らないだろうといった,明日がないような気持ちになるものです。専門家によると,その絶望感はしばしば自殺行為につながります。


しかし,自殺は解決策とはなりません。不幸なことに,多くの若い人は絶望的になると,自殺以外の道,あるいは良い結果がもたらされる可能性を頭に描くことさえできなくなります。生活が現実に悪夢と化したのを経験したマリーは,「自殺を考えたことも確かにありました。でも,自殺しないでいる限り,希望がいつもあることに気づいたのです」と言いました。


重いうつ病の人の場合,自殺の危険があるため,ほとんどの医師は,専門家の援助を受けるよう助言します。例えば,医師にしかできない薬物治療の必要があるかもしれません。イエスは「丈夫な人に医者は必要でなく,病気の人に[必要]なのです。」と述べられて、病気の人に医者の助けが必要であることを認められました。(マルコ2:17)




今回の記事は、エホバの証人発行の「若い人が尋ねる質問 実際に役立つ答え」の第13章「なぜこんなに憂うつな気分になるのだろう」から抜粋されています。次回は「若い人のうつ病-小さな苦痛を処理する実際的な方法」をアップしたいと思います。




サムエル第一28章:死者の霊が存在するか


詩編55編・憂うつを克服する



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