本日早朝に配信された記事をご紹介します。
■ 広い範囲に高い線量、なぜ? 福島第一2号機の格納容器:朝日新聞デジタル
http://digital.asahi.com/articles/ASK2H6H2GK2HULBJ016.html?rm=1486
一部抜粋します。
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2011年3月15日未明。2号機の格納容器の圧力が設計上の上限の倍近くに達した。その後、圧力は急激に低下したが、なぜ爆発を免れたのか、いまだにはっきりしていない。
もし、爆発して核燃料がまき散らされていれば……。そんなことを思いながら2号機建屋の前に立った。二重扉のすぐ向こうに、格納容器がある。
「10メートル先は毎時8シーベルトの放射線量があります」
東電担当者が警告した。
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9日に投入されたロボットのカメラは、約2時間で視野の半分ほどが映らなくなった。放射線が強いと、電子部品はどんどん劣化して壊れていく。それに伴って現れる画像のノイズの量から、線量が推定できる。東電は最大で毎時650シーベルトの線量と推定。1分弱で致死量に達する値だ。
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これから、溶けた核燃料との長い闘いが始まる。
同様の例は1986年に爆発事故を起こした旧ソ連チェルノブイリ原発しかない。原子炉底部に核燃料が丸くかたまった「ゾウの足」がある。昨年、その原子炉全体を包む新シェルターができた。事故後30年でようやく完全な封じ込めが完成した。核燃料の処理は「50年くらいたってから考える。放射能も下がるし」という。百年作業なのだ。
福島に並ぶ炉心溶融した三つの原発は、「日本では過酷事故が起きない」という安全神話の帰結だ。
事故処理を通じて、私たちは原発への正しい恐れを身につけ、安全神話を消さなければならない。
しかし、東電は、2021年に「燃料取り出し」を始めるという。実際には核燃料をどう管理して、どこに運ぶかさえも決まっていない。無理だといわざるを得ない。
事故処理や費用では、しばしば楽観的な数字、スケジュールが示される。後に、小刻みに数字が変わる。早く終えたいのだろうが、廃炉の難しさについての誤ったメッセージになりかねない。
日本の原子力政策の最大の問題は「何があっても変わらないこと」と言われる。それは、事故後も続いている。日本はいま、ほとんど原発なしで社会が動き、再稼働への反対も強い。なのに、原発に多くを依存する計画を維持している。高速増殖原型炉もんじゅを廃炉にしてもなお、核燃料サイクル実現をめざすという無理な目標を掲げ続ける。
世界をみれば、原発は建設数が低迷し、建設費や安全対策費も高騰している。フランスのアレバ社や東芝のような原発関連の企業の苦境があらわになっている。しかし、日本政府は「今も近い将来も原発の発電コストは安い」と言い続ける。こうした無理な原発政策を続ければ、結局、ツケは未来の世代に回る。
日本をひっくり返した事故からほぼ6年。「のど元すぎれば」と関心も薄らぎつつある。そんな中で推定とはいえ毎時650シーベルトという衝撃の数字が現れた。私たちののど元に「忘れるな」と突きつけられた警告だ。
原発政策の虚構を取り除き、コストと民意を重視する政策に変える。事故を起こした世代の責任だ。
(科学医療部 竹内敬二)
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2011年3月11日以降、市民の意識は変わりました。
日本の原子力政策の最大の問題が「何があっても変わらないこと」だとしても、電力完全自由化が実現し、再生可能エネルギーの供給量がどんどん増えているんですから、「変わらざるをえない」状況を私たちの選択でつくれるんです。
民進党は2030年原発ゼロを打ち出すかどうか揉めているそうですけど、その頃に本当に原発が存在出来るのかどうかさえ疑問ではないでしょうか。
東芝の問題を見ても、原子力政策を続けようとすれば良くない連鎖に陥るだけではないでしょうか。
■ 明日に向けて(1437)東芝が海外での原発建設から撤退!核なき未来がまた一歩近づいた!
(フリージャーナリスト 守田敏也さんのブログより)
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/91b1e7b203ce3bea22fdf2190d5a638d
私は加入している生協が事業を起こした電力会社に変えて、現在100%再生可能エネルギーで暮らせています。
内訳は、太陽光1%、水力2%、バイオマス97% です。
■ 電力会社紹介:【パワーシフト】デンキを選べば社会が変わる!
http://power-shift.org/choice/
エネルギーシフトはすでに起きています。
日本政府も現実を受け止め、リスクもコストも高い原発は早く諦めるように伝えて行きませんか?
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★サンデーアクションNO.322
「エネルギーの選択肢から原発を外そう!」
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■ パワーシフト宣言に参加しましょう。
自然エネルギーを買いたい!という意思表示を視覚化出来ます。
コチラから参加出来ます。
http://power-shift.org/declaration/
■ ご意見・お問合せ:資源エネルギー庁
https://wwws.meti.go.jp/enecho/about/form.html
■ ご意見・ご感想:首相官邸ホームページ
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■ 国会議員検索 ぷぶりすてら http://publistella.jp/
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