レスラー | むすめの右フック

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. おもに洋画・洋楽のはなしかな

 レスラー(2008)

原題:The Wrestler
時間:115分

【監督】ダーレン・アロノフスキー
【出演】ミッキー・ローク / マリサ・トメイ / エヴァン・レイチェル・ウッド / トッド・バリー / ワス・スティーヴンス / ジェダ・フリードランダー / アーネスト・ミラー / ディラン・サマーズ / マーク・マーゴリス

「80年代の男を70年代風に描く」

スターの末路ってお話。
昔の名前で出ていますって映画。

80年代、プロレス界のスターだったけど、
今じゃ、地方の興行で細々と暮らしているってお話ですが、
これ、苦いですねぇ。人生の苦いトコロを上手く描いてます。

とくに、80年代に、世界一セクシーな男と謳われた
ミッキー・ロークが演じてるトコロが、余計、苦い。
うん、あの猫パンチが絶頂期だったな。はっはっはっ

そして、この映画は、もう一つの
ロッキー・ザ・ファイナル』と言えるかも知れない。
または、もう一つの『グラン・トリノ』と言えるかも知れない。
さらに言えば、アメリカ版『男はつらいよ』とも言えるかも知れない。

うん、ま、その辺は、かも知れない運転でお願いします。はっはっはっ

ただ、私的には、父と娘の件は、
もうちょっと、時間をかけて丁寧に描いて欲しかったかな。
アレだけだと、ちょっと、娘の方にイラッとしちゃいましたよ。

しかし、ま、アレですね。
この男の苦みが分かる男でありたい。うん、そんな映画ですね。