バニシング・ポイント | むすめの右フック

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バニシング・ポイント (1971)
原題:VANISHING POINT
時間:106分
製作国:アメリカ
ジャンル:犯罪

【監督】リチャード・C・サラフィアン
【出演】バリー・ニューマン / クリーヴォン・リトル / ディーン・ジャガー / ポール・コスロ / ボブ・ドナー / ティモシー・スコット / ギルダ・テクスター / アンソニー・ジェームズ / アーサー・マレット / カール・スウェンソン / セヴァン・ダーデン

「挑戦者。」

とりあえず走ってますって映画。
もう、ひたすら走ってますってお話。

冒頭、爆走する車が突然消えて、
いきなり場面が2日前に戻ります。

これ、なんとも印象的な冒頭ですが、
所々に入る回想シーンと相まって、
どこか暗い行末を暗示してるようにも感じますね。

サンフランシスコまで15時間で「ダッヂ・チャレンジャー」を
陸送するっていう賭けをした男のお話。

警察の執拗な追跡や検問を
物ともせずに爆走を続ける男。

もう賭けなど関係ない、
いや、もともとそんなコトはどうでもよかった。
うん、そんな感じがしてきますね。

カーラジオからDJが口喧しく語りかけてくる。
それがうっとおしくもあり、また心地良くもある。
純白の車が彼自身にも見え、また長く続く道が人生にも見える。

なぁんてね。

そんなモノで俺が止められるかよ!
がんじがらめな社会をぶっ飛ばす爽快さはたまらない。