◎立命館ミュージカルサークル2017年度​『ロミオとジュリエット』​以学館2号ホール

 

2018年1月16日(火)19時~

 

【説明】
シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を基にしたフランス発のミュージカル。
モンタギュー家の一人息子ロミオとキャピュレット家の令嬢ジュリエット。対立する両家で生まれ育った二人の「哀しくも美しい愛の物語」です。

 

【キャスト】
ロミオ:関山博子
ジュリエット:川田伊吹
マーキューシオ:安藤香鈴
​ベンヴォ―リオ:大村開
ティボルト:上村昌平
​乳母・ジョン:竹葉みなみ
死:今池有紀
愛:藤井彩香
​モンタギュー卿:中谷優介
​モンタギュー夫人:石川瑞希
キャピュレット卿:李建雨
キャピュレット夫人:小笠原有寿
​ヴェローナ大公:長野舞由子
​ロレンス神父:藤本明日実
​パリス伯爵:泉田麻衣
​ピーター:三瀬凪乃
 
【舞台美術】
舞台中央後部に大きな十字架が立っている。


【あらすじ】
≪第一幕≫
ヴェローナの町の二つの名家モンタギュー家とキャピュレット家は長年に渡っていがみ合いしばしば街中で暴動を引き起こす。腹を立てたヴェローナ大公は「ヴェローナ市内での闘争を禁止し違反したら死刑に処する」と告げる。モンタギュー家側のマキューシオ(安藤香鈴)は大公の甥らしいがヴェローナ大公は「お前であっても例外ではない」と言い放つ。キャピュレット家の荒くれ者を率いているのはキャピュレット夫人の甥ティボルト(上村昌平)。モンタギュー家の人間は「ティボルトはキャピュレット夫人と関係している」と悪口を言っている。モンタギュー夫人(石川瑞希)はモンタギュー家の唯一の後継者ロミオ(関山博子)がこの場にいないことに気づきベンヴォーリオ(大村開)にロミオを探しに行かせる。


その頃ロミオは恋に恋しているようでまだ出会えぬ愛を探し求めて森を彷徨っていた。ベンヴォーリオはロミオを見つけるも「母親が呼んでいる」というのを聞いたロミオはベンヴォーリオを撒く。


キャピュレット家ではパリス伯爵がキャピュレット卿(李建雨)を訪ねてきてキャピュレット家の娘ジュリエット(川田伊吹)との婚約を申し込んでいた。最初は「突然のことだから」と渋っていたキャピュレット卿だったがパリスは大金持ちらしくキャピュレット卿はジュリエットがパリスに嫁げば家の債務も無くなるからと承諾する。そして仮面舞踏会を開催することにしその場でパリスがジュリエットに結婚を申し込む計画を立てる。しかし従妹のジュリエットへ密かに想いを抱いているティボルトは釈然としない表情をしている。


一方キャピュレット家で仮面舞踏会が開催されることを知ったモンタギュー家のベンヴォーリオとマキューシオ(安藤香鈴)は相変わらずまだ出会えぬ愛を探し求めているロミオを誘い仮面舞踏会に参加し舞踏会に参加している女性をからかったりして仮面舞踏会をめちゃくちゃにしようとする。ベンヴォーリオとマキューシオの話によるとロミオはかなりモテるようである。


キャピュレット家では仮面舞踏会が開催されパリスがジュリエットと踊ろうとするもその度にティボルトが邪魔をしている。その隙にジュリエットとロミオが出会ってしまう(確かジュリエットがこけた時にロミオが助け起こしたような)。見つめ合う二人。お互いに運命の相手であることを悟ったのだろうか。そして少し踊ったりもした。そのうちベンヴォーリオとマキューシオが暴れ始め仮面舞踏会はめちゃくちゃになり始める。ティボルトはロミオの仮面をむしり取り「お前はロミオじゃないか。なぜこんなところにいる」と言う。ジュリエットは自分の部屋に駆け込み乳母(竹葉みなみ)に「あの方は誰?」と聞き仇敵のモンタギュー家のロミオであるということを知らされる。


ロミオはキャピュレット家の庭に忍び込みバルコニーに出ていたジュリエットと言葉を交わしロミオはジュリエットに求婚する。ジュリエットはロミオに花を渡し「明日乳母をロミオのもとに使いにやるから気持ちが変わっていないなら乳母に花を渡してほしい」と言います。ロミオは「枯れない花なら良いのに」みたいな気障なことを言ってる。


ジュリエットとの結婚が周囲の理解を得られないと分かっているロミオは教会のロレンス神父のもとを訪れ「結婚したい」と告げる。ロミオが結婚する年齢になったことに驚きつつも祝福するロレンス神父だが相手がキャピュレット家のジュリエットと聞いて「本気で言っているのか?」と驚嘆する。しかしロミオ後ジュリエットの結婚がひいては両家の和解につながるかもしれないと考え明日ロミオとジュリエットの結婚式をとり行うことを了解する。


次の日ジュリエットの乳母はロミオに会いにモンタギュー家にやって来る。モンタギュー家の家人たちにからかわれ囃されながらも乳母はロミオに会おうとする。マキューシオやベンヴォーリオは「自分がロミオだ」とも言うが乳母は「下品な方ね」などと言ってあしらう。そこにロミオがやってきて「私の気持ちは変わっていない」と言って花を乳母に渡す。また結婚式を明日ロレンス新婦の教会で行うので来てほしい旨を乳母に伝える。ジュリエットを自らの娘のように深く愛している乳母はジュリエットにそのことを伝える。次の日ロレンス神父のもとでロミオとジュリとエットは結婚する。

 

≪第二幕≫
ベンヴォーリオとマキューシオはロミオに会い「ヴェローナの町中でロミオとジュリエットが結婚したとうわさが流れているが本当か?」と訊く。「本当だ」と答えるロミオにベンヴォーリオとマキューシオはロミオを「裏切り者」と罵って去る。


ヴェローナの街頭ではティボルトがロミオを探しているがマキューシオたちと出会い諍いになる。ロミオがそこに来て止めようとするも二人はロミオを押しのける。マキューシオがティボルトをナイフで刺そうとした瞬間ロミオがマキューシオを押しとどめる。その隙にティボルトがマキューシオをナイフで刺す。マキューシオはロミオに「なぜ止めたのか?」と言いながら死ぬ。ロミオは復讐心に取りつかれ勝ち誇っているティボルトをナイフで刺し殺す。ヴェローナの町は大騒ぎになるがそこに大公がやって来て詳細を聞く。キャピュレット家曰く「ロミオがティボルトを殺した」,モンタギュー家曰く「ティボルトがマキューシオを殺した」とお互いの言い分を言いつのる。キャピュレット家はロミオの処刑を願い,モンタギュー家はロミオを守ろうとする。大公の決断は「ロミオをヴェローナから追放する」ことだった。

 

(この後執筆)

 

ジュリエットは自宅で乳母から「ロミオがティボルトを刺殺した」ことを聞く。最初は乳母の言葉を信じないジュリエットだったが 乳母はパリスと結婚するように勧める。

 

従兄弟への愛と夫への愛との間で悩まされる。ロミオはロレンス修道士のもとへ行く。ロミオは追放は死よりもひどいものであると考えている。

 

ロミオはジュリエットの部屋に忍んで行き明け方まで結婚初夜を二人で過ごした後ロミオはマントヴァへ逃亡する。ジュリエットの夫が去ったすぐ後,ジュリエットはパリス伯爵と結婚する予定だと両親から告げられる。ジュリエットが拒否すると両親はジュリエットと縁を切ると脅す。取り乱して,キャピュレットは自分の娘に対する愛を歌う。自室でジュリエットは,なぜ自分が従わなければならないのか問う。マントバでは,ロミオはジュリエットのことを考えている。絶望の中でジュリエットはローレンス修道士を頼りにする。そして,ローレンス修道士は巧妙な計画を考案する。ローレンス修道士は,その計画がついに恋人たちと彼らの一族の両方に幸せな結末をもたらすことを望んでいる。

ジュリエットは結婚の計画に従っていると思われたが,結婚の前夜,ローレンス修道士によって用意された彼女を仮死状態にする薬を服用する。ジュリエットは目が覚めて自分を待つロミオを見つけることを期待しながら,キャピュレット家の霊廟に安置される。不運なことに,修道士が書いたロミオへ計画を伝える便りが届かず。ロミオはベンヴォーリオから妻であるジュリエットが死んだことのみを聞く。

悲嘆に暮れ,ロミオはキャピュレット家の霊廟に押し入り,最愛の人の遺体だと信じているものを見つける。そして,死んでジュリエットに再会するために服毒する。そのすぐ後,ジュリエットは目を覚まし自分の夫が死んでいることに気づき,ロミオの短剣で自分自身を突き刺す。ローレンス修道士は霊廟に入り,二人の恋人たちの死に気づく。ローレンス修道士は神に愚痴をこぼす。そこに両家の人間がやって来てその様子を見て悲しみ両家は今後は平和に暮らすことに同意する。


【感想】
立命館ミュージカルサークルの本公演は『レ・ミゼラブル』に続いて2回目の観劇。


ミュージカルは総合芸術(歌唱・舞踊・演技)なんだとあらためて感じさせられました。劇団四季のものなど観ていると

難しいですよね。オリジナルの舞台(今回の脚本は宝塚のものを使用されたのかな?)を観ていないので何とも言えないですがダンスも簡単にしはったんではないかな?歌唱も音が外れていたり声が出ていなかったり声が掠れたりしたところもあったし。演技も悪くはないけれどもまだまだな感じがします。まだ発足4年目なので150分強の公演をやったことに意義があるかと(笑)どのレベルで公演をうつかですよね。プロ顔負けの学生劇団もあるのでついつい評価は厳しくなります。でもそのレベルでやったはるとおそらく留年必須という(笑)


出だし音楽の音が大きくセリフが聞こえずらかった。そのあとの全員がフードを被った服を着て出てくる場面も迫力に乏しい。舞台と客席の間が近いにもかかわらず遠くから眺めている感が拭えない。ロミオが舞台前方中央から左手に移動するときに死が離れたところからロミオ〔の首をつかんで〕引っ張る場面,おそらくメロディーで合わせたのだと思うがタイミングがとても良くきれいに決まっていた。ロミオとジュリエットについては流石に主役に選ばれているだけあって二人の場面は綺麗だな,と感じることが多かった。ワイヤレスマイクはジュリエットだけが着けていたみたいで他の方は素の声(舞台前方にマイクはある)ということもあって特に舞台後部で歌う場面で聞こえづらかった。女性が男性役をするのでやはり体型的に違和感があったり迫力がなかったりする。それに伴うことだが出演者の身長差や配役の適不適なんかも感じた。ただフォローするわけではないのですが学生劇団って後半になればなるほどノッてくるのか不思議と良くなってくるんですよね。脚本の良さもあるのかミュージカルということもあって150分持ちました。


シェークスピアものはあまり面白いと思わずそれほど好きではないのですがミュージカルにすると見やすいですね。

 

ロミオ役関山博子さん・・・女性が男役で主役。「観劇前はどうかなァ?」と思ってましたが充分観れましたね。『レ・ミゼラブル』のときは学生役だったんですよね。大役を果たされた感じ。


ジュリエット役川田伊吹さん・・・「良い表情されるなァ」と。せつなげな表情など男を虜にしますね(笑)『レ・ミゼラブル』のときはコゼット役か。


マーキューシオ役安藤香鈴さん・・・途中から動きが良くならはって後半はマキューシオの粗野で下品な感じを好演されていました(笑)『レ・ミゼラブル』のときはマダム・テナルディエ役だったんですね。覚えてます。


ベンヴォ―リオ役大村開さん・・・上手いのか下手なのかわからなかった。『レ・ミゼラブル』のときはマリウス役


ティボルト役上村昌平さん・・・ティボルトの粗野な感じを上手く表現されていたように感じました。ただ演技の質は粗いほうかな。繊細な演技はどうなんだろう?『レ・ミゼラブル』のときはアンジョルラス


乳母役ジョン役竹葉みなみさん・・・観劇前に一人降板されて竹葉さんがが乳母役に加え、ジョン役を務めさせていただきます。ソロで歌うシーンは思いがこもっていたのか良いと感じました。 可愛らしい乳母でしたね。乳母はこの時代は30代前半くらいなのかな。。


死役今池有紀さん・・・綺麗な印象でしたが今回はかっこいいイメージ。上にも書きましたが『レ・ミゼラブル』のときはエポニーヌ


愛役藤井彩香さん・・・舞台上に出て来はったときには背格好から「藤井さんかな?」と思いましたが顔が違ったような感じでした。


モンタギュー卿役中谷優介さん・・・モンタギュー卿は今回の作品では端役?モンタギュー卿の時に所在無げに立ったはったのが気になりました。もう少し貫録を出してほしかったかな。。大事な男性ですからね。


モンタギュー夫人役石川瑞希さん・・・石川さんと観劇後配役を見て わからなかった。


キャピュレット卿役李建雨さん・・・背が高いというより「長いな」と感じました。立ち姿に安定感がない感じで。。

キャピュレット夫人役小笠原有寿さん・・・初舞台だったそう。


ヴェローナ大公役長野舞由子さん・・・ヴェローナ大公役としてはやはり貫録不足。


ロレンス神父役藤本明日実さん・・・安定感のある演技。ふつうの演技としてはワザとらしいと感じる台詞回しだったがミュージカルなら大袈裟にするのも有りかと。一度台詞のタイミングが「早い」と感じた瞬間があったけど全体的に良かった。『レ・ミゼラブル』のときはテナルディエ役

 


パリス伯爵役泉田麻衣さん・・・体系的に男性とは観えなかったかな。道化役としてなら○。


ピーター役三瀬凪乃さん・・・すらっとした感じの方だったので。『レ・ミゼラブル』のときはガブローシュ

 

執筆者【観劇妖怪】自己紹介
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