プロセス その1 | Linux初心者サーバー構築講座 - (株)Linuxジャパン - 六本木で働くIT系社長のアメブロ(技術編)

プロセス その1

Linuxカーネルは、システム動作しているプログラムをプロセスとして管理します。
プロセスはプログラムが起動するときに、カーネルにより自動的に生成されます。

通常、生成されたプロセスはカーネルにより自動的に管理されるため、
ユーザーがプロセスの生成、実行、管理などをする必要はありません。

しかしなんらかの理由により異常終了したプロセスを再実行する場合や、プログラム実行後
もプロセスが終了しない異常動作時に強制終了する場合などには、ユーザー自らが
プロセスを監視、操作する必要があります。


プロセスには、プロセス環境と呼ばれる情報が付属しています。


■プロセス名
プロセスが生成される原因となったプログラム名


■生存期間
プロセスが生成されてからの期間


■プロセスID
各プロセスに割り当てられる、システムでユニークな識別ID
カーネル起動時、最初に生成されるinitプロセスのプロセスIDが1と
決められているほかは、システムが自動的に割り当てられます。


■ユーザーIDとグループID
プロセスを開始したユーザーのユーザーIDとグループIDで、そのプロセスの
ファイルへのアクセス権を制御します。


■親プロセス
起動時にカーネルが生成するinitプロセス以外、すべてのプロセスは他のプロセスから派生して
生成されます。このとき、派生元のプロセスのことを「親プロセス」、派生して生成された
プロセスのことを「子プロセス」といいます。


■親プロセスID
親プロセスのPID



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