逆選択 レモンの法則+解決策 | L I N K

逆選択 レモンの法則+解決策

昨日のブログの続きだが、

逆選択の例として、レモンの法則がある。



中古車がよく例に出されるが、

中古車には、優良車もあれば、不良車もある。


自分の車を売る場合だと、

売り手(自分)は自分の車のことをよく知っており、

買い手である中古車業者はすべては分からない。


優良車なら、売り手は、低い値段では売らないため、

中古車市場では、低価格中古車であふれる。


こんどは、自分が中古車を買う場合には、

不良車が高く売られている場合があり、

優良車とは限らない。


これらの流れにより、不良車が中古車市場全体の信用を阻害する。



これが、レモンの原理のだいたいだと思いますが・・・

どのような解決策があるのでしょうか?



一番有効なのは、

「すべてを開示する」ことだと思います。



また、それを意識していても不可能であれば、

「第三者の評価」だと思います。




たとえば、骨董品などは、鑑定士が第三者の意見として、

評価をするからこそ、売り手と買い手が安心して取引ができる。


なので、このようなセカンドオピニオンと、

信用の担保をどのようにとっていくか、

ということがとても大切になるのではないかと思う。


また、僕自身が人材ビジネスに携わっており、

仲介的な立ち位置にいつもいるため、この第三者機関の評価があれば、

仲介する側も助かるし、売り手、買い手も助かるし、

さらに、評価機関が出来る、ノウハウが蓄積できるなど、更なる可能性も出てくると思うと、

おもしろくなってくる。


この点は、


これからの人材ビジネスでも、ジョブディスクリプション の整備や、

スキルの把握、市場価値の把握、客観的な自分の評価など、

まだまだ、転職市場が整備されていない今、とても大切なことだと感じます。