2012年 12月を送る(2) | K電車で行こう 別館

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こちらは、八百万が運営する鉄道サイト「K電車で行こう」の別館です。
私がテーマを決めて、それに関して何回かに分けて適当に(?)話をしていきます。
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 どうもです。今日は日差しが暖かいですね。。。

 山口県の岩国市といえば、錦帯橋で有名ですが、その橋の名をずばりつけた「岩国錦帯橋空港」が、今日開港しました。当面は1日4往復の羽田便だけが就航します。この空港、実は米軍岩国基地の一部を借り、軍民共用にしたものだそうです。・・・そういえば、米軍の基地問題も衆議院選挙の立派な争点の一つに挙げられるのに、全然議論が深まりませんね・・・。


 では、今日も「12月を送る」で今月(実質的には今月前半)の出来事を振り返ります。

 今月は前半だけでも大きなニュースが続いていますが、福島第一原発事故以降クローズアップされる原発の問題に、大きな動きがありました。


  ◆社会

 ★敦賀原発、「真下に活断層」で廃炉か

 10日、原子力規制委員会専門家調査団は、福井県敦賀市の日本原子力発電敦賀原発について、現地調査の結果、2号機の原子炉の真下にある断層は活断層の疑いが強いとの見解をまとめました。これにより敦賀原発の再稼働は困難となり、廃炉に向かう可能性が出てきました。

 敦賀原発は以前から、敷地内に「浦底断層」と呼ばれる活断層があることがわかっていましたが、その浦底断層から枝分かれする形で延びていて、原子炉の真下にある断層が活断層であるかどうかが最大のポイントでした。現行法では活断層の真上に原子炉を設置することを認めていないため、活断層であると断定されれば、敦賀原発(今回の対象は2号機)は法令違反の原発ということになります。

 今回の判断には、運営会社である日本原子力発電が猛反発。また、現行法では事業者に対し再稼働の中止や、廃炉を命じる制度がないため、判断を無視した再稼働が強行される可能性があります。今後原子力規制委員会がどのような判断、指導をしていくのかが注目されます。

 断層の上に原発を立ててしまったという、40年も前の判断をどのように捉えるのか。仮に再稼働させずに廃炉とする場合、安全な廃炉作業はもとより、敦賀市に対しどのような措置を講じていくのか。また、断層上に立つとされる他の原発はどうするのか。・・・「脱原発」とともに、引き続き国民同士でしっかりと議論していく必要があるでしょう。


 「真下に活断層がある」原発で最も怖いのは、活断層が動くことで原子炉が壊れ、放射性物質がまき散らされることです。現に、稼働していなくても炉内や保管プールには放射性物質があるわけですから、再稼働・脱原発問題に加えて、こういう原発への対処法を早く決めるべきでしょうね。

 今日もたくさんのペタありがとうございました。お返しは夜までお待ちください。

 「12月を送る」、次は中央道の事故を取り上げます。

 そして今夜は、ふたご座流星群ですよ~。東の空を見てみてください。寒いですが条件良好なので、10分も待てば1回は見られるかも。ではでは♪