ぼろ泣きしました『アイ・ラブ・坊っちゃん』 | らいむすとーん

ぼろ泣きしました『アイ・ラブ・坊っちゃん』

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神奈川県、湘北地区、高校演劇地区大会、県立大船高校が、なんと音楽座の作品『アイ・ラブ・坊っちゃん』をチョイスしてくれました。

高校演劇を観るのは、初めて。

ほかの高校のも観てみようと、13時くらいに劇場入りしました。
入口には、11tトラックが横付けされています。どうやら、大船高校の舞台セットのようです。私立じゃないんです、県立高校なんです。もの凄い部員数が居ます。男子メンバーもかなり居ます。

11/1時点の情報では、やっと、大会規定の1時間を切れた、というものでした。進行状況と時間経過と見比べて、なんとか時間内に収まるよう、数パターンのエンディングが用意されていたそうです。

たまさんのmixiによれば、59分29秒だったそうです。ほんとにギリギリ、一秒越えたら、そこで失格、実際、一校はそれで失格になりました。

今年はインフルエンザの逆風が吹き荒れ、17校参加のところが辞退があって12校となり、一校が失格。審査員が行ってましたが、この失格した高校の創作戯曲はとても良い出来だったそうです。こういった優れたホンが演劇界で共有されることが大切だと語られていました。

『アイ・ラブ・坊っちゃん』

会場の時計では一分遅れて16時46分から始まりました。
最初に登世が出てきた時点で、涙が。
清が出てきた時点で、ハンカチを取り出し。
もう、ぼろ泣きです。号泣とはこのことだと、知りました。
こんなにハンカチを湿らせたのは、観劇人生とおしても初めて。
自分でもびっくりしましたが、その良さは、皆さん同じだったようです。

終演後、片やんも、同じくとにかくボロ泣き、ゆうきさんも涙が。

喧嘩の一件のあと坊っちゃんが、学校を去らねばならぬ。
生徒達に囲まれて、行かないでくれよというシーンで最高潮に達しました。
このシーンは、申し訳ないのですが、プロの音楽座よりも上をいっています。台詞、タイミング、勢い、どれをとっても素晴らしかった。音楽座のこのシーンは拙速すぎて伝わりが小さかった。

観ている方も時計と会場の時計と睨めっこ。ハラハラしていました。

無事終幕。

審査員の講評、賞の発表まで聞いていきました。
講評は、どの高校も良かったところ、気になったところを指摘され、正直それだけ聞いたのでは、優劣が分からなかった。

大船高校も、唯一のミュージカルということもあってか、色々言われてました。音楽が終わったあとの余韻がないとか。余韻なんかとってる時間なんてないし!という気分です。台本のどこを削るかについても、議論の余地があるようなことを仰せでした。また舞台セットも、もっと安全な構造に工夫ができるのでは?という提示がなされていました。
その時点では、突破できるのか、ドキドキ、けっこう言いたいことを言われています。

講評が終わり、10分間の休憩。
ついに賞の発表です。
最後の最後に、最優秀賞、県立大船高等学校!!!

呼ばれました、もう感激して万来の拍手です。とにかく嬉しかった。

県大会は、11/14(土)、11/15(日)らしいのですが、詳しくは、大船高校のホームページに掲載されることでしょう。楽しみに待ちたいと思います。
http://www.shonanfujisawa.com/~noma/

あと10日で、どれだけ進化するかな?
県大会がまじで楽しみです。

最優秀のもう一校は、今日演じた慶応義塾藤沢高等部が受賞しました。