たいくつ親父のひとり言(パートⅡ)

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還暦を過ぎた熟年親父の関心ある記事やコラム、
好きな音楽や絵などを気儘に掲載してまいります。
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亭主敬白


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まず主人公ハインリヒには,そうした見通しが物語の最初から塞がれている.

「誉れや心根」(46)において極めて優れ,徳によって鑑ともされ人に敬
われるものでもあるのに,突然レプラにかかる彼には何の説明も与えられない.

「ヨブ記」との類似にしても,あちらには神とサタンの対話の結果試練
が与えられたという外的な説明が一応あるのに対し,ここにはそれもない.
ただ「彼[神]の御心によってvonsinemgebote」と言われるだけである.

一方ヨブはなお神を称え続けたが,ハインリヒには[遺憾ながらそ
うはしなかった」という違いもある.

しかしこれを罪と言うには無理がある.(なおここで,r高貴な心/

高慢h6chmuot」,或はr誇り/慢心h6chvart」いうような,斜線で示す

いずれにも取れる言葉が語られるので,論者によってはそこに罪の

徴表を見たりするのだが,我々にとってはそれは詮索すべきものでなく,

むしろ見えなさを助長するように思われる)l).

すっかり絶望した彼の唯一の見通しは,この病には治せる種類のものもあ
るというそれこそ一綾の望みである.

だが,当時最高の医師がいたサレルノを訪れて聞いたのは何とも奇妙な話で,

[これは治せるものだが,しかし決して治らないだろう,というのだった」.

ハインリヒは当然不審に思い,「治せるものならぱ,私は治す」.いくら金

がかかろうが,苦しかろうが構わないと言うが,医師は,その薬は金でも

買えず手を尽くしても手に入らない.

結婚できる年齢の娘で,自ら進んで命を捨てる気になるものがあれぱ,

その心臓の血で治るのだが,と言う.(なお,この結婚できる年齢という条件は

写本で不一致があり,種々の修正案が出ている個所だが,深入りしない、

自分の意志に責任が持てる年齢という意味と考えておく)、

そこで諦芦て帰るハインリヒは,大きな壁に目の前を塞がれている.

いくら優れた主人公でもどうにもならない他者という存在である.

他者の意志は,ことに他者の存在そのものに関わる場合には,自己とは

全く隔絶している.
「治せるものならぱ,私は治す」という科白は,そのような隔絶した領域の
存在をまだ予期していない段階の言葉である.

そして条件を聞いて諦めるハインリヒは,同時に,他者が結局は他者である

ことに気づいて諦めるのでもあるだろう.

当時あづた,子供の血が病に効くという型の話には,本人の意志を問題にしない

(=親が決断する)ものもあるようだが,ここでは「白ら進んで」というのが

治癒の条件に加わづている.

他者の壁は否応なく際立たされている.
しかし物語は,この閉ざされたハインリヒをそのままにしておかない.

彼を救う他者が,訪れるのである.

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5/25 日経平均 週明けも続伸(7連騰中)


週明け、日経平均は67円高で始まりその後更に上昇、20380円台まで入り7日続伸となっています。先

週末の米国市場は一服、欧米市場は小休止という状態ですが、中国市場は大きく上昇していました。

世界的な株高基調は不変のようです。
日本株も過熱感は全くなく、確実に少しずつ値段を上げています。

大きく上昇する手前のような動きにも思えます。
本日の日経新聞の1面は日本企業の3社に1社のROEが10%を超えてきたと報じています。

日本企業は史上最高益でなおかつ、株主還元を強める傾向は止まりません。

株高になっていくのは当然の流れです。
円相場は121円70銭台と今年安値3月10日の122円01銭に近づきつつあります。

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(5/22号)

4.ドル高!!

/¥がボックスレンジを抜け出し、やっと動意を見せ始めた。新聞記事には「今年の社内レートは115円のところが多い」とあったが、120円を採用、もしくは115円から120円に修正した会社も多かったのではないか?経理担当者としては、このレベルになれば、ドルを売って自分の責任を果たそうとする。先物でドル売りをするから120円丁度ではなく、直物が120円より少し上乗せしたところが目標値だ。米国の会社なら社内レートで高く売れれば、経理担当者のボーナスが盆と上がるだろうから、より高い為替レベルで売るとするだろうから社内レート出売りが殺到しないと思う。日本の企業では、より良い為替レベルでドルを売っても、多少よい評価が付くかもしれないが、ボーナスがボンと出るわけではない。失敗すればペケマークがつくのではないか?そうなれば「ハイリスク・ローリターン」の行動をする経理担当者はいないだろう。

それが故に、大台替りになると社内レートに関するドル売りが出てきてドル上昇が一時的に足踏みをしてしまうと私は考えている。しかし、それを超えると雲を突き抜け青空が開けるように、ドルは上昇すると私は考えている。ドル高!

5.地銀協月報

4月末に地銀月報が発行された。

今月号の論文執筆者は元日銀理事の早川さんと私の2人だが、論調の格調の高さにかなりの格差がある。ま~、私のは締め切り前の2日間で書いた雑文にすぎないのでしかたがないと思ってください。担当者の持舘さん。

最後の2章だけ下に転記する。

「ⅩⅡ。今後何が必要か(真の資本主義国家の成立)

 なぜ日本がこのような惨めな経済状況に落ちったかを私なりに分析してきた。つまるところは日本が社会主義国家だったからだ。モルガン時代(~2000年)の私の部下の外国人は100人が100人『日本は世界最大の社会主義国家だ』と言っていた。『格差是正』という言葉がブームになってからは一層、その傾向が強まったと思う。

 資本主義国家であり市場原理が働いていれば、景気がこれだけ低迷すると自然に円安が進行して景気はすぐに回復していただろう。景気が回復していれば過度な財政出動をしなくすむので累積赤字もこんなに大きくなっていなかったと思う。政府が『大きな政府 & 低負担』で毎年、赤字を続けていれば国債の大量発行で長期金利上昇という警戒警報が鳴っていただろう。そうなれば国民は『大きな政府 & 高負担』か『小さな政府 & 低負担』を早期に選択せざるを得なかったと思う。大きな政府を選択していれば、早期に消費税が欧米並みの2530%に上昇させざるをえなかっただろうし、増税は嫌だと言って、現在並みの『低負担』を選択していれば、社会保障改革が進まざるをえなかったことだろう。資本主義だったら、大衆迎合政治に陥りがちな政治をマーケットがチェックしてくれていたはずだ。日本人は永年『市場原理が働かない』社会主義国家にいたので、市場のチェック機能の素晴らしさをわかっていないと思う。リーマンショックといい、エンロン・ワールドコム事件といい、米国の回復力が素晴らしいのは、絶えず市場がチェック機能を果たしているからだ。

 ハードランディングが起こった後、大幅円安で日本経済は大回復するだろうが、2度と同じ間違いを起こしてはいけない。そのためには日本を真の資本主義国家に変えることが不可欠なのだ。

ⅩⅢ 地銀が今、すべきこと、

 まずは地銀自身が混乱期を生き延びることが大切だ。また顧客にも生き延びる手段を提供しなければならない。そのためには第1に経営陣が日本の財政事情に絶えず注意を払い、危機意識を持つこと。そしてその時に備えた方策を自身でも取り、顧客にも、そのような商品を開発・提供することだ。

どの程度金利が上がったら、自社が経営危機になるかの試算を行い、それに合わせて対策を練るのだ。国債保有残高を減らすことや$資産の積み増しも一法だろうし、スワプションや債券先物のプットオプションの購入、Far out of the money(現状の直物相場とかなり離れたレベル)のドルコール/¥プットオプションの購入等が自身の防衛ためには考えられる。顧客には最低限ドルのMMFや債券ベアファンド等の商品を取りそろえておくことが望ましい。住宅ローンでは、現時点での金利が安いからと言って変動金利型を勧めるのではなく、変動金利型の(長期金利急騰時の)リスクもきちんと説明して、顧客に固定金利型か変動金利型かを選択させるべきである。顧客が固定金利型を選んだ場合は、市場で反対取引をしてリスクを被らないようにしておくことも大切だ。

ハードランディング後は、ゆうちょ銀行他の政府系金融機関が早急に100%民営化するよう業界として主張すべきである。民業圧迫という観点よりも市場原理の働かない参加者を排除して、日本に市場機能の働く、真の資本主義国家を導入するためである。」

20150521地銀 001_R.JPG

20150521地銀 003_R.JPG 6.アベノミクスの功

この地銀協に提出した論文(?)は「アベノミクスの功罪」を書いてほしいということだったのだが、功罪の「功」の方は書くのに苦労した。

以下、無理やり書いたアベノミクスの「功」。

「あえて『アベノミクスの功罪の功』の部分を探せば、今後起こりうるハードランディングで、世代間格差という日本最大の格差問題が是正される点だ。このまま我々世代がいなくなれば、孫・子たちは、我々世代が作ってしまった借金を返すためだけに働かなければならない。高度な社会福祉を享受した我々世代と、そのコストを返す次世代との格差だ。それをハイパーインフレで帳消しにし、次世代に負担を先送りしなくてすむというメリットはある。

我々の世代間でも、ハイパーインフレで、日本国民が一時的ではあるにせよ『全員が等しく大貧乏になる』から、日本人の大好きな格差是正が図られる。

究極の格差是正だ。

又、我々世代の失敗例を示し、次世代が2度と同じ間違いをしないための教訓を提供するのも、功の一つかもしれない。

最後の2つは、もちろん皮肉である。」

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物語の主人公の自意識

物語の主人公の意識が最も明快なのは桃太郎のようなものだろう.鬼とい
う,とにかく明白に悪い奴がいて,それを退治すれば主人公の資格にかなう.
犬猿薙子も,黍団子一つで簡単に桃太郎の同志になり,手足の如く動いてく
れるし,鬼退治には宝の山という実に明快な報酬がある.

これこそ世界の主人公でありたい人問の根本欲求を非常にストレートに

反映したものだろう、
しかしこれ程明白な主人公対悪役でなくても,主人公が恩い通りに振る舞い,
たとえ傍迷惑でも反省などしないのは,物語の一つの型である.
ドイッ中世文学でいうと,『二一ベルンゲンの歌』では,ジーフリートは
いかにひどくプリュンヒルトをあざむいても,目的のためなら良心がとがめ
ることはなく,クリエムヒルトも復讐を決意すれぱ,殆ど皆殺しの惨事を招
いてもとにかくやり通す.

またアイルハルトの『トリストラントとイザルデ』も,一旦二人が恋に落ちて

しまえぱ,マノレケ王に対する申し訳なさなど
は脇に置かれ,二人の逢瀬を邪魔する者は悪い奴という扱いになってしまう.
こうした物語でも物事は無論彼らの思う通りになるとは限らないが,主人公
は白己を中心とした論理に従って行動する,結果は運命が決めると見られて
いるように思われる.
しかし一方で他者意識が問題になる作品があるのも,特にキリスト教的倫
理が関わってくるときには,いわば当然のことである.

だがその中でもハルトマンの『あわれなハインリヒ』は,主人公が些か

特殊な意識の在りようを示す.
 『ハインリヒ』は話形としては中世に多くあったr血の犠牲」というタイプの

説話に類する.

その大枠は,主人公が不治の病にかかって,治すためにはこれこれの

人問が死んでその血を薬とするしかないというもので,それが
さらに二つの類型に分けられるようである.

一つは,病人が結局その犠牲を拒否して,そのことで神の恩寵を

得て治るというもの.もう一つは,犠牲が受け入れられた後,犠牲者が

その行為によって恩寵を得て生き返ったりするものだが,その一方で

犠牲を受け入れた方は,一時的に病からいやされても,
結局なんらかの形で神罰を被ることもある).
いずれにせよ,血の犠牲を受け入れるか,それとも自分がそのまま死ぬか
というのは,究極の選択である.

しかし,自已を取るか他者を取るかといういわば地上の選択の外に,

神という絶対の他者があって,地上で己を捨てた者が,神の恩寵という

レベルでは,嘉すべきものとされるということならぱ,
それなりの見通しがきく.

しかし,『哀れなハインリヒ』はこの型からはずれたもので,(文学史上に

残る作品になったのもそのせいかもしれないが),
心理学的になった近代小説に近づいているところがある.

それは神の意図が何かということや,犠牲一恩寵という図式そのままで

もない不透明さがあるからである.




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(5/22号)

2.今週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」



今週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」は「CDSが低いから倒産しないわけではない」というタイトルで以下のとおりです。


それにしても、私が財政が危機的だと言い始めたから20年近くたってしまった。でも財政は破綻していない。


日本銀行が輪転機を回し、国債と交換に紙幣を政府に渡すという昔なら考えられない延命処置をしてしまっているからだ。

これを財政ファイナンスという。

政府のお財布が空になることはなく、国債の元本返済や利息支払いが滞る(=財政破綻)こともない。


ただ、そのツケは極めて大きい。自衛隊の船舶を動かす原油を買うたびに日銀が輪転機を回して渡していたら、中近東諸国はいつまでもその紙幣を受け取ってくれないだろう。

紙幣の信用力がなくなればハイパーインフレ必至だ。


CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という一種の保険のような金融商品が取引されている。

対象の債券などが支払停止に追い込まれた場合、損失相当額を受け取れるのだ。

の保険料(のようなもの)が低ければ、倒産/支払い停止の確率が低いとなる。


私が、オオカミお爺さんとなった参議院の調査会では参考人が『CDSのレートがギリシャが27.22%なのに対し、日本は0.35%だ。

市場が日本は倒産しないとみている。

財政が悪くない証拠だ』とおっしゃった。


もちろん、私はつっこみを入れた。前述した4月5日の日経新聞「日曜に考える」でも政府の他のブレーンの先生もCDSについて同じことを話されているのを読んで「???」と思ったことがある。


CDSでは国債の元本返済・金利支払いが滞るか否かを判断している。中央銀行が紙幣を刷れないがゆえに自国国債を買うえないギリシャ(注:ユーロ紙幣はヨーロッパ中央銀行しか刷れない)と違い、日本は財政ファイナンスができるのだ。


だから支払不能にはならないが、ハイパーインフレという大きなリスクがある。

政府のブレーンの学者先生方の「CDSのレートが低いから財政は安泰だ」という能天気論を何度も聞いていると「政府に危機感はあるのか?」と心配にならざるを得ない。」

3.世界の長期債動向

欧米はでは長期金利が上昇基調に入ったようだ。

マーケットだから一直線ではないだろうが今後とも上昇は続くだろう。

「早めの引き締めがなさそう」という経済指標が出ると、長期債が多少買い戻され(=長期金利の低下)るが、今や、世界は金融が「緩和継続」なのか「引き締め」なのかの予想に悩んでいる状況だ。

「緩和継続」するか「緩めるか」で悩んでいるのではない。

長期金利は「現状維持」か「上昇する」かに迷っているのであり「現状維持」か「低下する」か、で迷っているわけではないことに注意が必要だ。

全世界的に長期債は売りである。

債券保有額を高いレベルで維持し続ける年金運用者は職務怠慢とさえ私は思う。

日本国債に限らず世界の債券は先物の売り、プットオプションの買い、金利スワップ固定の払いのポジションを作るべき時期だ。

遅いと思うなかれ。景気が通常に戻れば、長期金利には巨大な上昇余地がある。

個人は債券ベアファンドの購入だ。

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