司法解剖医さんの本を読みました。
何故って?
どんな事から何が判るか。
犯罪の傾向が分かるか。
などなど。
ちょっと興味があったからです。
頭に残った新しい知識は二つ。
一つは、加害者も被害者も外国人
の殺人事件が全体の約一割もあること。
もう一つは、DNA鑑定では個人の
特定はできても、個人の遺伝情報
までは判らないということ。
最初のは、言われればそんなものか、
という感じ。
つまり興味がなくて突き詰めて
いなかっただけ。
後のは、DNA鑑定という言葉だけを
知っていて、後は勝手にイメージを
膨らませていただけ。
どちらも新しい知識だけど、
知らなかった理由は質が違う気がする。
特に二つ目の方が怖いと思う。
昔、高校の国語の先生がよく言ってた。
「、、、と作者は言ってます。
あくまで作者がですよ。」
なんとなくあの意味が
最近分かったような気がする。
言葉や考えは、
分かった気になるのが一番怖いと。
同じ言葉を、人それぞれ違う理解を
している時もある。
それは普通のことだけど、
なんとなく合わせるお国柄だけに、
どこまで共通認識を持っているのか、
正しくつかんでおくことが大切だと思う。
ちなみにこれは、
仕事を通して痛感したこと。