ビル・ゲイツがバフェットから学んだこと | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

ビジネス交流サイトLinkedInにマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が書いた記事がアップされていました。「何について書いたのだろう」と興味津々でアクセスしたら、なんとウォーレン・バフェット氏についてでした。



タイトルはThree Things I've Learned From Warren Buffett(ウォーレン・バフェットから学んだ3つのこと)です。両者はコカコーラを飲みながら一緒にトランプを愉しむ間柄ですが、大富豪のゲイツ氏が大富豪のバフェット氏から何を学んだのか、興味がそそります。



せっかくなので、私たちもバフェット氏から学びましょう(→外部記事リンク)。


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1. It's not just about investing.

「それは投資に関することだけではない」



ゲイツ氏はみずからの財団に運営に関わっていることを知っていれば、ゲイツ氏がバフェット氏からまず投資について学びたいであろうことはわかります。



ゲイツ氏によると、バフェット氏はa shareholder has to act as if he owns the entire business, looking at the future profit stream and deciding what it's worth.(株主というものは、企業そのものを所有しているつもりで将来の収益源を見て、どんな価値があるかを判断するように行動せよ)と述べているそうです。



その会社の評価が株価より低いかどうかを知りたいわけなので、マーケットのことは置いて考えるようにしたほうがいいとか。



初めてバフェット氏と話をしたときに、ゲイツ氏がまず驚いたのはその点です。バフェット氏はマイクロソフト株を買うかどうか決めるのに、ゲイツ氏に対してWhy can't IBM do what Microsoft does?(マイクロソフトにできることが、なぜIBMにできないのか)とか、Why has Microsoft been so profitable?(なぜマイクロソフトはそんなに利益が出せるのか)などといったきわめて基本的なことを質問したのだそうです。



ゲイツ氏はバフェット氏のそういったパワフルなframeworkを学ぶべきだろうと述べます。


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2. Use your platform.

「自分のプラットフォームを活用せよ」



株主にビジネスレターを出す企業のトップはたくさんいますが、その点でバフェット氏ほど有名な人はいないでしょう。彼の出すビジネスレターは、いつも世界中から注目されています。



バフェット氏のすごいのは、自分の寄るべき立場を明らかにして、良いことも悪いこともみじんもごまかさすことなく率直に意見を述べることです。たとえば、富裕層増税が必要だと考えれば、数多くの反発も恐れず、それを強く世の中に訴えます。



ゲイツ氏も触発されて率直な年次報告を出すようになりました。プラットフォームとして発信できる場を持つことが有益だと言いたいのでしょう。


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3. Know how valuable your time is.

「時間がいかに大切かを痛感せよ」




どんなにお金があっても、時間を買うことはできません。バフェット氏はこの点でも鋭い感覚を持っています。彼はカレンダーをムダな会議の予定で埋めることはしませんが、自分を信頼している人への時間は惜しみません。


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I feel very lucky in that regard: The dialogue has been invaluable to me, and not only at Microsoft. When Melinda and I started our foundation, I turned to him for advice. We talked a lot about the idea that philanthropy could be just as impactful in its own way as software had been. It turns out that Warren's brilliant way of looking at the world is just as useful in attacking poverty and disease as it is in building a business. He's one of a kind.

「私はその点でもとても恵まれていた。彼の話はマイクロソフトのみならず、私自身にとってもすばらしいものだ。ミリンダと財団を立ち上げたとき、私は彼にアドバイスを求めた。マイクロソフトでやってきたことに負けないくらいのインパクトで慈善活動を進めるためのアイデアについて話し合った。バフェット氏の優れた世界観は、企業を大きくするときと同様に、貧困や病気と戦ううえで役に立つことがわかった。彼は唯一無比の人物だ」



ビル・ゲイツという巨人が、ウォーレン・バフェットというもう一人の巨人に惚れ込んでいく様子がうかがえる記事です。世の中にはさまざまなバフェット論があふれています。それぞれ参考になるものが多いのですが、バフェット氏の考え方の本質は、同じくらいのレベルの人物でないとわからないところもあるかもしれません。




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