【猫舌って、どんな舌？】の続きです。
このネコは、元・野良です。
まだほんの子猫のころに、
母が「大きなネコたちにいじめられていて
かわいそうだったから」と、捕獲しました。
捕獲してすぐのころは、
とっても威勢が良くて、
「カーーーー！しゃーーーー！」と
すごい剣幕だったのですが、
「そんなこと言っても触っちゃうもんね～
」と
どんどん触っているうちに、
あっという間に「家猫」に（笑）
ところが、超虚弱で、
すでに「いろいろ感染」していて、
からだもちっとも大きくならず、
獣医さんには
「まあ、（寿命は）せいぜい数年、かな～」と
あっさり宣告されてしまいました。
歯も、結局揃わないままで、
しかも、永久歯も、かなり早くに、
抜けてしまって・・・。
なのに！
なんと！
しっかり、
10数年、生きました
途中から、
どんどんグルメっぷりを発揮し始めて、
＊毎食違う高級猫缶を要求
＊身体に合わないものは食べない主義
＊カリカリも大袋は不可、小袋の開けたてを要求
という具合。
基本的に小食なので、小さいサイズの猫缶を
一回に半分～三分の２くらいしか食べないのですが、
朝晩、違うものを「召し上がり」ます。
うっかり同じ缶を開けてしまったときなど、
ちょっと匂いチェックして、
「あらら？これ、前回のと同じなんですけど？」
と、そっぽを向かれます。。。。。
歯がほとんどないので、
柔らかく、
しかも、口の中に張り付かない
べたつかない、程よい柔らかさのもの。
いわゆる泥臭い感じとか、
油っぽいのはNG。
二週間分くらいを
ホームセンターに買いに行くのですが、
いつも、猫缶の棚の前で、
じっくり眺めて、
新製品などもチェックして、
見定めることに・・・。
おかげさまで、段々、缶の感じで、
「お気に入り」になるかアウトか、
バッチリ分かるようになるという
無用の特殊技能も開発されました（笑）
晩年は・・・
段々、缶の臭いが
鼻に突くようになったらしく、
猫缶は全滅に近くなり・・・
イロイロ試した結果。
牛ヒレ肉のスープに落ち着きました。
牛ヒレ肉をほんの少し、
お湯で溶くようにしてエキスを出し、
珈琲フィルターで濾して、
灰汁をとって、
熱々のスープにしたものを少しずつ・・・。
お肉は、
安いスーパーの輸入モノではダメで、
某高級スーパーの和牛限定。
もちろん、「おあまり」を、
ときどき、人間が食べてました（爆）
当時、我が家の「にゃんげる係数」は
かなり高かったと思います。。。
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