冷たいサービスとあったかいサービス | フィンランド生活、始めました

フィンランド生活、始めました

2010年からヘルシンキに住んでます。旅行大好き。ガイドブックに載っていないフィンランドを紹介しまーす。

最近行った2軒のレストランで、
サービスの内容があまりにも違って、
びっくりを通りこしてちょっと感動した話を。

2軒とも、フィンランド料理を出していて、
日本のガイドブックにも載っているわりと有名店。

値段もほぼ同じで、
ふたりで150ユーロ(約2万2000円)と安くはないお店です。

とはいえ、フィンランドは外食が高いから、
すっごい高級レストランというほどではないくらい。



1軒目は、とにかくサービスが冷たい!

ていうか、サービス的ないい感じのことはぜんぜんなかった。

お店にいた2時間くらいの間、
何度もスタッフの人とやり取りしたけど、
笑顔は一切なし。

メニューを持ってきてくれたときも、
一言もなく黙って差し出されたりして、
とにかく愛想もなにもないのよ。

頼んだワインがなかなか来なくて、
「あの、ワインを注文したんですけど」って言ったら、
「そうですか。なんのワインを頼んだんですか」
って言って無表情でもってきてくれました。

このお店、料理はいつもおいしいし、
サービスも、超フレンドリーではなくてもここまで冷たいことはなかったから、
この日たまたまってこともあるんだと思う。

でも、ツンとすましているひとが注文を忘れたりすると、
なんかイライラしちゃうよねー

……なんて思いながらお店をあとにしました。



で、翌週行った、もう1軒のほう。

こっちは、予約の名前を言ったら、
「はい、席が用意できているから、ついてきてくださいね」
ってニコニコ迎えてもらいました。

レストラン特製のクリスマスビールを作ったというので注文したら、
「2000リットルしか作ってないビールだから、売り切れる前でよかったですよー!」。


とにかく、やり取りするときはいつも笑顔で、
スキがあれば冗談をはさみ込むという感じ。

スタッフみんながそうなのよ。


ビールを飲んでいても、
食事をしていても、
わたしたちのテーブルを通りかかったときに
「どうですか? おいしいですか?」って
声をかけてくれたり。


メインは、ヤンネはヘラジカのステーキ、
わたしは白身魚のロブスターソースぞえ。

すごくおいしかった。


デザートのときにコーヒーが来なかったんだけど、
「あの、コーヒー来ますか?」
「あ、来る、来るはずですよ!」ってキッチンに行って、
「遅れてくるものには福がある。笑」って言いながら持ってきてくれました。



同じ価格帯、同じ伝統レストラン、
同じ有名店で、こうも違うというのはちょっとした衝撃。

しかも、両方のお店で頼んだものが出てこなくて
スタッフの人に声をかけたので、
はからずも、そのときの対応の違いを見ることもできた。


もちろん、安いお店じゃないから、
かしこまったサービスがいいというお客さんもいるんだと思う。

だけど、ヤンネとわたしは、もう満場一致で、
2軒目のレストランのファンになりました!


ちなみにこのあったかいサービスの2軒目は、
Ravintola Kosmos

ヘルシンキでのちょっといい夕食なら、ぜひどうぞ。


ヘルシンキで個人ガイドをしています。
すべてのツアーはプライベートツアー。
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