義母と僕とリハビリ介護日記

脳出血の後遺症で要介護4、一級障害者になった一人暮らしの義理の母マミー、娘夫婦と同居して厳しいリハビリを続けるか? 
それとものんびり施設入所をするのか?選んだ答えは「厳しいリハビリお願いします!」その日から涙を流してリハビリを頑張る
義母と僕の成長日記です。


テーマ:
義母のリハビリ拒否が夫婦間の亀裂に-かっちん夫婦とマミーの日々<21>

2011年11月に義母“マミー”が脳出血を起こしてから1年位の間は本当に色々なことがあった。頑張っていたリハビリを拒否するようになったマミーの
ことが原因で、僕たち夫婦の間にもそれまでにはなかったような亀裂が生じ始めた。

[荒みきったマミーを前にリハビリ介助の気力も失せる]
2012年の春にマミーが退院してきた頃に比べると、ずいぶんと口がまわる
ようになってきた夏の頃。マミーはリハビリを拒否しだした。

あの頃のマミーは本当に荒んでいて手が付けられなかった。

「足が痛い!もうリハビリはせーへん! 誰かー助けてくれー!」

リハビリをすると毎回大騒ぎするマミーに、そんなにリハビリをやるのが
イヤならば別にやらなくてもいいよ。好きにしなさい。

それでどうなろうと僕の知ったこっちゃないからね、と思った僕は、ある日
妻のかっちんに言ってみた。

「マミーのリハビリは、しばらく辞めた方がいいんじゃないかな?」

「なんで?」

「マミーが全くやる気がないんだもん」

「でも、リハビリやれへんかったら、どんどんマミーの体の機能が落ちて
行くやろ?」

「仕方ない。本人がやらないんだから」

「でも、機能が落ちたら施設に行かんなあかんようになるやろ?」

「仕方ない。本人がやらないんだから」

[うんざりしながらも続いていた歩行リハビリ]
僕は自称アスリートだ。なので「リハビリというものは他人に強制されて
やるものではない」という考えが根底にある。

自分の体なんだから、自分でやらなきゃ意味がない。厳しい事言うようだけ
ど、自分がやらないんだったら治らなくても仕方がないんだよ。
それもこれも、リハビリをやりたがらないマミーが悪いんだからねっと・・・。

しかし、かっちんの考え方は違う。

「真の理学療法士ならば、やる気のない人間をやる気にさせるのも仕事
のうちなのだ」

というのだ。

やる気がないからってやらせないのは、それは理学療法士の怠慢だという
のだった。

これは僕が図書館で借りてきたリハビリの本に書いてあった理学療法士の
言葉なんだけどね、だけど僕はプロの理学療法士ではないのだ。

やる気のない人間をやる気にさせるなんて、そんな難しいこと一般人の僕に
できるわけがないでしょ?

しかし、かっちんがそう言うので、うんざりしながらもマミーの歩行の
リハビリだけは毎日続けていた僕だった。

[介助者の気分が伝染?そして起こった緊急の腹痛]
だが、うんざりしていたのはどうやら僕だけではなかったようだった。
僕がうんざりしているとマミーにもそれが伝染するのか、どんどん文句が多
くなっていったマミー。

「腹が痛い。救急車呼んで!」

またそれだ。

ここのところ、腸閉塞だのなんだの言って何度も何度もマミーを病院へ連れ
て行っていた。そして、そのたびに何でもないことがわかって帰ってくると
いうことを繰り返していた。

そしてこの日も夕方のリハビリをしに外へ行くと、腹が痛いと言い出した
マミーに僕は聞いてみた。

「本当に痛いんですか?」

「本当です。腸閉塞です。救急車呼んで!」

平日であれば車でなんぼでも病院へ連れて行くところなのだが、その日は
あいにく祝日だった。しかも時刻は夕方の6時すぎ。

今から病院となると、マミーの言うように本当に救急車を呼ぶ他はなさそう
なのでもう一度マミーに聞いてみた。

「本当に病院へ行かないと無理そうですか?」

「本当です。救急車、救急車!」

そう言うのでマミーを一旦家に連れて帰ると、かっちんが声をかけてきた。

「たーちゃん、どうしたん? えらい早いな、忘れ物か?」

「マミー、またお腹痛いって・・・」

「えっ、そうなの? 大丈夫か?」

「大丈夫じゃない、腹が痛いんです。これは絶対に腸閉塞です。救急車、
救急車!」

[救急車まで呼んだのに]
あまりにも腹が痛いと叫ぶので、マミーの言葉を信用したかっちんは、
とりあえず休日や夜間なども診療している近くの救急診療センターに
電話してみた。

しかしマミーの脳出血などの既往歴を先方に伝えると、救急車を呼んだ方
が良いと指示された。

そうして到着した救急車で病院へ搬送されて行ったマミーだった。
かっちんも一緒に救急車に乗り込みついていった。

それから小一時間が経ったころ、マミーが搬送された病院から家に電話が
かかってきた。搬送先はマミーが脳出血を起こした時に入院した病院だ。
なので、僕も入院に必要なマミーの着がえやオムツなどを持って車で病院
へと向った。

レントゲンやCTスキャンを撮った結果、お腹には何の異常がなかったマミー。
時間は夜の10時を過ぎていた。

[介護休業返上、マミーのリハビリを辞める決意]
診察が終わると何事もなく笑顔で出てきたマミーとかっちん。

「何事もなくて良かったな」

安堵するかっちんとは裏腹に、僕はある事を決めていた。

もうマミーのリハビリは辞めようと・・・。

家に帰り、マミーをベッドへ寝かせてから、その事をかっちんに告げた僕。

「もう明日からマミーのリハビリはやらないから」

「えっ、なんで?」

「今日の“お腹イタ”が仮病だったから」

「だから?」

「僕は決めてたんだ。今日の“お腹イタ”がもしまた仮病だったら、もうマミ
ーのリハビリは辞めるって」

「なんでやねん!」

「もういくらやっても意味ないよ!」

「でも、あんたマミーのリハビリやるって言うて介護休業取ったんやろ!
リハビリ辞めてどないすんねん?」

「介護休業は返上する!」

「なんやそれ! ええ加減な男やの? リハビリやるって兄ちゃんに言うた
くせに! どないすんねん!」

「兄ちゃんには、マミーがリハビリやらなかったって言うしかない」

「そんなもん言えるか! あんなに自信満々に『僕がリハビリやります』言う
たくせに! おっさんふざけんなよ!」

「ふざけてない! 僕はちゃんとやってるよ!でもマミーがやらないんだから
仕方ない!」

「何が仕方ないねん!仕方あるわ!」

「もう無駄だよ!あんなの、いくらやったって! 本人がアレなんだから!」

「それは関係ない!これは私とあんたの問題や! やるって言っておいて
たったの4ヶ月で投げ出すなんて、私は絶対許さへんからな!」

「僕は悪くない!マミーがやらないんだから!」

「いいや! あんたが悪い! やるって言うたのに途中で辞めるなんて!
ええ加減にさらせよ!」

「僕は悪くない!」

「いいや! 悪いのは全部あんたや!」

こうして僕たち夫婦は、いまだかつてやったことがなかったような大喧嘩を
するハメになってしまったのだった。  

(つづく)

僕は無口で大人しいというのは、ここでは有名な話だと思いますが、この時
ばかりは僕も頑張って口答えしたね~笑

リハビリをしに近所の広場までマミーの車椅子押して行くと、着いた途端に
オシッコだのウンチだの言って、障害者会館のトイレで僕にお尻を洗わせて
それが終わると今度は「腹が痛い」「足が痛い」の連続だったからね。

マミーのように脳に損傷を負ってしまった人の中には、同じ事を何度も何度
も繰り返し言う人がいるんだけど、マミーはホントそれで「腹が痛い、腹が
痛い」と同じ事を何百回でもしつこく言うので、それを聞いてるのは本当に
大変でした。

なので仮病だと思ってても「あれだけ言うんだから今回は本当かな?」って
ついつい病院に連れて行ってしまうんですよ。

しかしその内、そういうのまともに聞いてたらキリがなくなると思った僕は
マミーがブツブツ言ってるのを聞かなくてもすむ様に、マミーとのリハビリ
の時はいつもカメラを持って行って、歩くリハビリの休憩中にマミーがブツ
ブツ言いそうになると少し離れた場所で写真撮ってました。笑

その時撮った空の写真とか花の写真は、ここのブログによくUPしてたな・・。

あの時は写真撮るのが本当に良い息抜きでした。

ここを見て下さっている介護者の方で、今すごく疲れているなって感じてる
方がいらっしゃったら、ぜひ何か息抜きする方法を見つけて下さい。

ダラダラと介護やってるよりも、何か他の事やる楽しい時間を作った方が
絶対に気持ちが楽になりますからね~。

ちなみに今の僕は

介護、リハビリ、仕事、ピアノ、仕事、ピアノ、家の用事、ピアノ、介護、
ピアノ、リハビリ、家の用事、介護、ピアノ、介護

みたいな感じでメリハリつけてやってるから介護なんて楽勝なのだ。
(なんか仕事よりもピアノの時間がやたらと多いですね~まぁ受験生なので
そこは仕方ない。笑)


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